『とと姉ちゃん』 第14週 「常子、出版社を起こす」 ツイートと追記:共感しない、されないヒロイン

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チーフ演出、大原拓がプロポーズ週以来の登板! 戦時色深くなってから、深川も目黒もとにかく人がいないゴーストタウン的な様相を呈していて、非常に朝ドラ的(=予算が厳しい)でもあったんだけど、ここに予算を使うと決めていたんですねー。確かに戦時中より戦後を作りこむのが相応しいドラマだ。闇市も綾の家周辺もすごい。戦時中の虚無から戦後のカオスへ。劇的な変換が目に新しくて面白い。

五反田たちと再会する常子、綾の家に会いに行く常子、甲東出版を辞める常子、スタアの装い作りで浮かれる常子、そして花山を紹介される常子。高畑充希の演技がすばらしい。

そして脚本。ツイートもしたけど、「自分本位」「共感型でない」「普通の人々」「小さな物語」「言葉を大事に」っていう明確な志向、暮らしの手帖の思想を今やろうと思った作り手いいなと思う。全然違うっていう声もTLでは散見するけど、草創期に、同時代の人間として読んでいた読者はTLにはまぁほとんどいないだろう。読者には読んでいた時代や個人の環境に応じて「自分にとっての暮らしの手帖」があるんだと思う。それは人それぞれなんだと、あなたのも誰のも否定しないし比べないよね、っていう脚本。今大事なのはそういうことだよね、と。

 

>>うそ! ついらい生理痛が?
鎮痛剤、飲みすぎかも…がまんできない痛みを自然の力で緩和しよう