朔太朗的日常: 満5才~5才3か月(その1)

●せがまれて、珍しくファーストフードの店へやってきた。1階の注文カウンターに人がたくさん並んでいる(客席は2,3F)ので、「座れないかもしれないから、別の店に行かない?」と言うと、「このひとたちみんな、おもちかえりかもしれんやん」と。た、確かに・・・。無事に席について食べ始めると、「ママのは、なにが はいっとると?」「お魚のフライだよ(フィッシュバーガー)」「そうなんだー、ひとくち、たべようかな」もう立派にデートできますね!

●夏、ママが世界陸上を見まくる日々。「より速く、より高く、より遠く」というシンプルさが陸上競技だけれど、走り幅跳びとか砲丸投げなど、ファウルがあったりパスができたりと複雑なルールで試合が進むものもある。「どうやったら、かつの?」「このひと、メダルもらえる?」と、都度、疑問を尋ねる。えーと、説明して理解させるにはまだ難しいのよね。

●同じく世界陸上を見て、「アリソン・フェリックスって、どっち?」と言い出す。「どっちが、“さくたろう”みたいなの?」おお、名字と名前とのことを聞いてるのね。「アリソン、が、さくたろう、と同じだよ」へえ、と納得してたみたいだけど、「どっち?」という疑問を持ったのが不思議よね。日本人の名前と同じように、「姓-名」の順番だと考えるのが自然な気がするのに、「そうじゃないかも」と思ったがゆえの「どっち?」って質問だもんね。

●慎重派で怖がりなところもあるサク。6月ごろか、ダンゴムシをつかまえられるようになり、蝶、バッタの子ども、カエル・・・ときて、ついに9月のはじめ、カマキリを自分の指で持てるようになった。こわごわだけども。私は促したりしたことは全然なくて、友だちの様子など見て「自分ももちたい!」という強い気持ちがわいてきてのこと。うれしそうだった。でも今もまだ怖いみたいだけど(笑)。

●「パーティーがしたい」と言うようになった。「パーティーって何?」と聞くと、「パパとママが、ビールのんだり」と言うではないですか!(笑) 週末の夜、平日よりもちょっと豪華な食事を用意して、早い時間からおしゃべりしたりテレビを見たりしながらだらだら飲み食いする、その雰囲気が「パーティー」なんだね。その象徴が、「パパとママがお酒を飲んでる」ってことなんだな。おかしくも、的を射てる(笑)。


(ある日の ”パーティー” 風景 笑)