葉月の十三 / つらつら

●8月某日: 午前中、幼稚園に預かり保育を頼んでいる。家を出ようとするちょっと前に、ポツポツ、ザーーーー。いきなりの土砂降り。やむだろう。やむはず。やむよね・・・?と20分くらい待機すると、はたして、やんだ。ほ。迎えまで、2時間。やりたいことはたくさんあるが、一歩ずつだな。2学期になったらいろいろ効率よく進めてゆきたい。でも、時間って、自分だけのものじゃない。と、最近、なんか思う。大人になったら、人のための時間(仕事にしろ育児にしろ介護にしろ)があるのが当たり前なんだよね。って私は35才にもなって何を当たり前のことを言ってるんでしょうか、仕事ずっとしてたし育児だって今に始まったことでもないのに、ははは。まーいろいろあるんですよ。

サク、先生に折り紙で“帆かけ舟”を作ってもらい、私に「帆のところをもって、目をつぶって。ジャジャーン」折り変えて、私が「あれー帆のところを持ってたはずなのに、どうして船を持ってるんだろう?」と驚くのをめっちゃ喜ぶ。何度も何度も、やる。他愛ないけど、子どもにとってはもの面白くてたまらないんだよね。こういうの見ると「昔とおんなじだな」ってなんか安心する。

●8月某日: 午前中、強い雨。はー、またか。サクと家の中で過ごす。お昼を食べたころ、やんだので、散歩がてらいろいろ所用に。郵便局やら銀行やら。家の近くのセブンイレブンが閉店し、別の、家の近くの場所に新しいセブンイレブンがオープンした。そこに行くよ、と言うと、サク「きのう、はなしてた?」と言う。私と夫がゆうべそのことを話していたのを思い出したらしい。ちゃんと聞いとるんやね(=本当に、子どもの前でめったなことは言えない)。道すがら、手を叩きながら3文字の言葉(めがね、とか、ポスト、とか)を言っていく、という遊びをしていたんだが、銀行に入るとATMが長蛇の列だったので、並んで待ちながらも小さな声でそっと続けようとしたら、サク、ニコニコわらって「いわなくていい」。いっちょまえにTPOをわきまえているらしい。

夜、「ぴったんこカンカン」に小栗旬。こーゆーかっこいい俳優がいるって、一般人の生活に小さな幸せをくれますね。ちょっとした仕事の山場を終えた夫が帰宅し、ちょっと飲む。