『その人、独身?』『駆け込み、セーフ?』『いつから、中年?』酒井順子
- 作者: 酒井順子
- 出版社/メーカー: 講談社
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『週刊現代』の連載エッセイをまとめたシリーズ。1冊目は本棚からひっぱりだして再読、続きは図書館で借りた。
3冊も連続して読むと、終わって最初に出てきた感想は「はぁ〜。よく、ネタが尽きないよなぁ〜」という、本の内容とは直接関係のない、なんだか間の抜けたものだったんだけど、実際、この仕事ってネタ探しがもっとも難儀なんじゃないかと思う。
この手の週刊誌での連載エッセイは多かれど、なんとなくの身辺雑記だったり、クドカンの「俺だって子供だ!」(=子育てエッセイ)のような、基本的にネタの宝庫みたいなテーマだったりが多い気がする。しかし酒井さんの場合は、“日常の中にひそむイマドキのジェネレーション問題、ジェンダー問題、未婚・既婚問題”など、幅広さはあるとはいえ、観察眼、“気づき”意識が必要なトピックを取り扱わなければならないわけだ。
それで毎週締め切りがくるんだもん、こりゃ大変だよ。3冊(たぶん5年分くらい)も読めば、多少かぶったネタや、考察が甘くない?なんて感がなきにしもあらずなネタがあっても、ともかくまずはおつかれさまです、と労をねぎらいたい気分になる。それとも、もう、手クセでチョイチョイと書けちゃうのかな。担当の編集者も優秀なんだろうな。