『SPEC』第5話

「一」と書いて「ニノマエ」って、つまり「1=“2の前”」なんだね。ってことに今さら気づいた私の鈍さはおいといて。

いや〜おもしろい。公安と、SPEC保持者の側の組織(?)と、神木くんニノマエ、そして当麻。ものすごい複雑さで広がる世界が分からないことだらけっていう事態にストレスを感じるのではなく、チラチラ垣間見えるものにゾクゾクさせられながら、見ている。おお、なんか袋小路文を書いた。

それにしても役者のすごさを見せる撮り方だよね〜。あんだけボサボサしててもかわいい戸田恵梨香、これまで茫洋としたイメージだったのにこのドラマではたまらなく張り詰めている加瀬亮、力の抜けた演技でも不気味さを漂わせる椎名桔平。あと、大森南朋は切羽つまった表情をさせたら天下一品ですな。

加瀬くんと大森南朋の対決シーンは、「日本人同士で、しかも映画でなくテレビドラマでこんなのが見られるんだ?!」てぐらいの高揚感があった。