君と暮らせたら

こども日記のほうと同じ写真ですが。

土日で自宅に帰っていた。車で15分とはいえ新生児の息子を外に出すことに不安と申し訳なさはあったが、帽子を目深くかぶせて、寝ているときにサッと移動。

自宅はいい。やっぱりあそこで夫と過ごすことがいちばん落ち着く。実家でも本当に良くしてもらっているので親には悪いが、自分の家庭をもった者としちゃー、ええことじゃと思うき、許してつかぁさい。なんちゃって土佐弁。

基礎体力の低下か、家にこもっているのに、何年ぶりだ?という夏風邪を引いて数日。鼻づまりで味覚はかなり退化していたが、夫の手料理はなつかしく、サクを傍らに転がしたりかわるがわる抱っこしたりしながらの『龍馬伝』や『情熱大陸』はツーカーのノリで感想を言い合えるので実家で見るより面白かった。(完全に余談だが、情熱大陸、遠藤と松井、ふたりとも顔がいいよね。で、遠藤の”ヤットさん”てあだ名がすごく好き。)夜にしても朝寝、昼寝にしても、自宅のほうがぐっすり眠れる気がする。

よく見聞きする感慨だけど、家事をしながらも、飲んだり寝たりしている子供をしょっちゅう見にきたり、やたらと話しかけたりさわったり、抱っこしてキス直前まで顔を近づけたりと、子供がかわいくてたまらないような夫と、夫といるとやたら小さく見える子供、ふたりの姿を見ていると、本当にうれしくて、心から「産んでよかった」と思える。

けっこう飲ませたつもりだったのに、私がシャワーを浴びている間に息子はまたお腹をすかせて泣き出した。夫は抱っこしたり降ろしたりメリーを回したりしてあやしていたらしいが、こうなるとおっぱいを口に含むまで泣き止まないのが赤ちゃんだ。「これだけ泣くとびびる?」と聞いてみて、「びびりゃせんけど、なんとかして泣きやまんかなーとは思う。けど、自分の子供だと、うるさいと思わんもんだな」という夫の答えに安心する。毎日これが続いたとき、特に夫(私にしたって)の体調や気分が悪いときなんかには、そうとばかり思えないこともあるだろうけどね。ぐずる子を親のベッドの真ん中に寝かせ豆電球くらいの明るさに落とし、、両側から挟み込んで寝かしつけた。夫が最初に夢の中、続いて子供も目を閉じて、私もたいがい眠かったのでそのまま寝入ってしまい、1時間後、寝ぼけた夫の「サクは自分のベッドに寝かせたほうが、、、」という言葉を聞くまで川の字だった。ちなみに翌朝、夫はこの自分の発言を全く覚えていなかった。
正味一日とちょっとだったけど帰ってみてよかった。三人での暮らしがより具体的に楽しみになった。