金曜プレステージ・中村勘三郎家密着

勘太郎前田愛との結婚式のところとか、高齢のお弟子さんのエピソードとか、何度かもらい泣きしてしまったのだが、まあ、勘三郎もよく泣くこと。まあ、これが当代の勘三郎のキャラクターだよね。

松本幸四郎には『黄金の日日』に『王様のレストラン』、尾上菊五郎には『源義経』、中村吉右衛門には『鬼平犯科帳』と、テレビドラマでの代表作を持っている歌舞伎俳優は少なくないが、勘三郎って、そういうのだけではなく、こう、ものすごくテレビ向けするって感じ。うちの親なんかは、彼が「勘九郎坊や」と呼ばれていたころから親しんでいるようだが、そういう、子どものころからテレビに出続けている人特有の「カメラの前でも自然体」みたいな感じがあるというか。今でいうなら香取慎吾にもそういうところがあるように思う。