春風

●4月10日(土)
マタニティスイミングのメイン・インストラクター(?)がサブから昇格していた。なんとも初々しく、ぎこちない。月謝を払っている側としては、いつでも同じ質のサービスを受けたい・・・というのが本音だけど、まあ現実にこういうことってよくあるよな、とも思う。たとえば監査法人だって、「OJT」といって、毎年、新人を監査の現場に送り込んでくるじゃないか。多額の監査報酬を受け取っている企業のふところで実地研修させるんだから。いいの。いいのよ〜。みんな最初はそんなもんなのよー。と、妊婦生徒エミ、母の視線で見守る。

引越しのダンボール、最後の1箱をほどく。靴だ。妊婦である今も、ちっちゃい子を連れての外出になる産後にも、そうそう履かないよなーというトンガリ靴やヒール靴がいろいろ。こんなの、また履く日がくるのかなあ、と思いながら靴箱に並べる。その日が、今はとんでもなく遠く感じる。でも、きれいにしてるものは履きたい。乾燥剤を買おう。

夜ごはんは、刺身いろいろ、春雨と野菜の炒め物、キャベツとわかめのサラダ。夫作。おいしゅうございました。夕方、きのうの『わが家の歴史』第1夜の録画を見て、夜は夜で第2夜を見る。

●4月11日(日)
ところ変われば品変わる。ということばを、新しい家の最寄の図書館に行って実感。住民層の違いということであろうか。家〜図書館の距離は、以前に比べて半分近くになったのかな。子どもが生まれてからも行きやすいかもしれない。

業者さんにダンボール箱を回収してもらってひと段落した感のある、引っ越してから2回目の日曜日である。「前の家それ自体も、その町も気に入っていたのに」「妊娠・出産に集中したいのに」と、私にとってはネガティブなイメージから始まった引越しだったけど、こうやって落ち着いてみると、やっぱり良かったかな、と思っている。

家が変わっても、住む人は一緒なので最初からまったく違和感はないし。スーパー、役所、本屋、プール、図書館、病院などなどを散策するのは、仕事と有休を行き来する日々の良い気分転換やリフレッシュにもなった。季節もいいしね。(最近、気象はやや不安定だが・・・)もろもろの夫のがんばりに惚れ直したし。総じて、新たな気持ちで子どもを迎えられる感じがする。

さて、夫はといえば、午前中に食料品の買出しに行ったのに、夕方、また「スーパーに行ってくる」と言う。日曜日、時間帯によって、近くの各スーパーの品揃えがどんなもんなのか、まだ調査中とのことです。買い物をそれだけ楽しんでくれて幸いです。