神無月の十四 / 8歳の日々いろいろ
●10月某日: サク、自分のサインを作るといろいろ書いてる。多くの子どもが通る道だろうが、「筆算バージョン」とか「時計バージョン」などなど謎バージョンを作り続けるサク・・・「私はここまでしなかった」「俺も」と夫とひそひそ話す。
夜ごはんは、レタスを巻いたしゅうまい風(サクが誕生日にくれたレシピ本より。改良必要)、なすみそ、ひじき。そういえば、サクが九九を習い始めて宿題でもやってる。「順九九(×1から順番に)」、「逆九九(×9から)」そして「バラ九九(バラバラ)」っていう3段階をクリアしないといけないらしい。ふう、大変ね・・・。
●10月某日: 明日の生活科の授業で、手作りの紙のおもちゃで遊ぶ「わくわくランド」に一年生を招待するらしい。サクは4人グループで「とべとべパッチンカエル」というコーナーをやるんだって。はりきって、景品の折り紙をいろいろ折ってた。
私は夕方、某公民館で来月の男女共サポーター事業の打ち合わせ。5時にサクを一人残して家を出るという変則パターン。夫が定時退社して、6時すぎに帰宅すると、サクは宿題とマンガをテーブルに並べ、マンガを読みながら宿題をしていたそうだw
夜ごはんはカレーライス、コールスロー。サクが寝たあと、夫と「獣になれない私たち」2話を録画で。
●10月某日: スイミングの日は(おやつ食べる時間を確保して行きたいがために)急ぎめに帰ってくるサクがなっかなか帰ってこない。どうしたかなと思っていると、「つかれたー!」と盛大にアピりながら帰宅。
生活科の制作物や道具など、ただでさえ荷物が多いところ、一緒に帰ってる仲間の一人Sくんが転んで、彼が落ち着くのを待ったり荷物を持ってあげたりで大変だったらしい。Sくんは膝をすりむいたくらいですんだようだが、「ひざ、血まみれになってた!でもSくん なかんかった! けっこうつよい」など、サク、興奮して一部始終を語る。
生活科では身近な材料で「動くおもちゃ」を作り、ルールをもうけ、看板や景品もセッティングしたうえで1年生を招待して「わくわくランド」というイベントを催し好評を博すなど、今日はサクにとっていろいろあった1日。夜ごはんは、豚とごぼうの柳川風、さつまいもと人参などのコロコロサラダ、ひじき煮。
神無月の十三 / 男女共同参画白書のデータを読み解く
●10月某日:(facebookより)
ワークライフバランスプレゼン勉強会、今回は最新の男女共同参画白書のデータを読み解く勉強会をもよおしました。
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h30/zentai/index.html?fbclid=IwAR1EOQ9Z6I8omxGciw3JpljCjf8yGoiBsyaxuKYAI0XxOA0Y1hIu9OQc2cI
皆さん既にご存知かもしれませんが一応、昨年度の動きとしては以下のようなものがあります。
・平成30/1~ 配偶者控除の収入制限 103万→150万に引き上げ
・短時間労働者にも社会保険を適用
(ただし中小企業の場合は労使合意が前提)・配偶者扶養手当
・国家公務員・・・H29/4~ 配偶者手当を他の扶養親族と同額まで減額(段階的に)
・地方公務員・・・ほとんどの地方公共団体で見直しを実施
・民間企業・・・・H30/1改定のモデル就業規則を活用しながら見直しを促している
◆
白書は毎年特集もあったりしてなかなか面白いのですが、いかんせんお役所の仕事ですので読みづらい点もあり…
・文章がわかりにくい!
……1文の中で主語と述語がはるか離れている! 堅い文章が大量に…つらい…etc
・グラフがわかりにくい! 謎!
……同じグラフを男女別に左右に並べているのに縦軸の基準が違う! グラフの男女の色は全編通して統一すべき! このグラフ、何のために作ってるの? etc
・用語がわかりにくい!
……「雇用者」に非正規は入ってる? 「雇用者」と「被雇用者」は同じ?etc
…などのツッコミを随時 挟みつつ(笑)、文章やグラフを読み進めてゆきます。
◆
興味のある人は統計の数字を実際に確認してもらえればと思いますが、
残業時間、有給取得率、男性の育休取得率、男性の家事育児時間、介護離職など、白書のグラフを見る限り、この10年ほどいずれも横這いであると感じました。
一方で、共働き世帯の増加、「夫は外で、妻は家庭で」意識の減少など変化が顕著な指標もあります。
が、いずれにしても、
・育休取得日数は? 年代別の数字は?
・家事育児の中身は? 有業って正規?非正規?
など、さらなる内訳や構成要素まで見る必要があるグラフがほとんどでした。
「共働き世帯数は伸びているが、一概に良いことといえるのか?」
「夫と対等であるため(家事育児を頼んだり、気兼ねなく小遣いを使ったり)には働くしかない、でも実際は結局、家事育児のほとんどを負担しているという妻もいる」
「正規/非正規/専業 の妻の中で、非正規がもっとも幸福度が低いという調査結果を見たことがある」
「共働き世帯の増加に比例するほど世帯収入は上がっていないのでは?」
などなど、1つ1つのグラフに紛糾(笑)して、あっというまに時間終了となりました。
ランチは、わたくしお気に入りのインドカレーです hot(3辛)が定番です^^
◆
夫とサクは、おにぎりとUFOをもって油山に行って遊んで来たらしい。夜ごはんは、かますの塩焼き、お味噌汁、ひじきなど。イッテQスペシャルのみやぞん、イタリアの海でカジキマグロを銛で突く漁。船から銛を投げ落とすのだ。いやいやこれ絶対無理やろと思って見てたら、一発で見事に仕留めてた。ありえん・・・!!!
『アシガール SP』と煩悩あれこれ
あっという間の90分‥‥ #アシガール やばい! 出川の哲ちゃんになる勢いで、やばいよやばいよが止まらない! 若君ーーー!
— エミ (@emitemit) 2018年12月29日
黒島結菜ちゃんも伊藤健太郎くんも、元シリーズのころと比べてすっかり顔が大人びたなぁ。弟のタケルくんも。若さってすばらしい。#アシガール
— エミ (@emitemit) 2018年12月29日
それにしても健太郎くん、風格すら感じられる演技じゃございませんこと? 落ち着いたセリフ回しと、好きな女の子を思って優しかったり狂おしかったりする若者らしい表情とのミスマッチがすばらしい。大げさじゃなく、すごい逸材、大器だよね?! 小栗旬が出てきたころ思い出す。#アシガール
— エミ (@emitemit) 2018年12月29日
クッソかっこよくて十分強くてお殿様の惣領息子の若君を助けに行く女の子(足軽)。何度でも何度でも助けに行く、相手も自分も幸せになるために。これが物語だよ! これが心を揺さぶるの!! #アシガール
— エミ (@emitemit) 2018年12月29日
羽木の皆に向かって敢然と言い放つ「若君が私たちを裏切るわけない!」。白拍子風の踊り子になってサプライズ登場し、茶目っ気たっぷりに「夫を取り戻しにきました」。これぞヒロインだよ、唯! #アシガールSP #アシガール
— エミ (@emitemit) 2018年12月29日
伊藤健太郎くんのすばらしさ、私が彼をどれだけ好きかをどう言語化しよう‥‥と考えながら息子と寝落ちしてしまった。明け方一度目が覚めて、同じことを繰り返したがまだ言語化のめどは立たず。推しって意外と言葉にならんのや、、、
— エミ (@emitemit) 2018年12月29日
伊藤健太郎くんのこと考えてたら、やはり菅田くんのことも考えざるを得ないわけで← つくづく、胸キュンラブ系の作品をまったくやらないハードワーカーでここまで来た菅田くんの異色さを思う。菅田将暉TV、まだ最初の30分ほどしか見れてないけどかなり最高っぽいやんか
— エミ (@emitemit) 2018年12月29日
あー、明日の夜までこのまま伊藤健太郎と菅田将暉のことだけ考えて、夜になったら(紅白で)ナマ佐藤健にときめいて律律言って年を終えたい。
— エミ (@emitemit) 2018年12月30日
伊藤健太郎に関する妄想を捗らせているんですけど、今、平家モノやるなら彼が重盛だよね! いやとりあえず維盛くらいで軽く切なく見たい気もするけど。窪田正孝は重盛やったとき24才か…すばらしかったよねぇ・・・
— エミ (@emitemit) 2018年12月30日
頼朝という線も捨てがたい。政子は黒島結菜ちゃんも橋本環奈ちゃんもアリ!
— エミ (@emitemit) 2018年12月30日
しかし若君にいちばん近いのは、『おんな風林火山』の信忠だね(若者にはわかるまいw 鈴木保奈美&松村雄基よw 原作は佐々木守) #アシガール は同じく戦国少女マンガでも、悲恋じゃなくて少女を鼓舞できるラブコメなのがすばらしいよな!!
— エミ (@emitemit) 2018年12月30日
アシガール、元シリーズの録画消しちゃったんだよなー。さっき勢いでブルーレイboxポチりそうになってしまった。やばいやばい。煩悩退散
— エミ (@emitemit) 2018年12月30日
しかしスペシャルは絶対に消さないぜ!!!
— エミ (@emitemit) 2018年12月30日
『LIFE! スペシャル 忍べ! 右左エ門』
ちょっと! 忍べ右左エ門、めっちゃくちゃ美味しかったんですけど!! NHKの本気を見た!!
— エミ (@emitemit) 2018年12月22日
右左エ門。持ち味の発揮具合が全員最高。中川大志くんやっぱりうまいわー! あの若さでこの軽妙さすごい。半青クラスタの私が、永野芽郁ちゃんと結ばれたの素直に祝福できたもん。真田丸クラスタ的には秀頼と千姫オメデトーつてのあるけどね。
— エミ (@emitemit) 2018年12月22日
ウッチャンの身体能力も相変わらずすごいし、古田新太の異様な安定感、そして堤真一の圧倒的な華‥‥‥伊藤健太郎くん、がんばったよナイスチャレンジだよ感動したよォ!!!
— エミ (@emitemit) 2018年12月22日
そりゃムロさんや中川くんは普段からLIFEやってるとはいえ、あんだけとりとめのないキャスティングで一時間以上のドラマやって、しかも真ん中にいるのウッチャンでビシッと締まったドラマになってたのすごいよなぁ。Pのコントロールなのか?
— エミ (@emitemit) 2018年12月22日
2018年のNHK時代劇、新春の『風雲児たち』、年末の『右左エ門』。ありがとうだわー
— エミ (@emitemit) 2018年12月22日
神無月の十二 / パリテ法イベントで寸劇出演
●10月某日: サク、学習遠足。夫が朝から甲斐甲斐しく唐揚げを揚げたり、卵焼きを作ったりして、インスタ映えするお弁当が完成w
私は午前中、推進サポーターとして男女共同参画基礎講座を見学に。出る前に、この時期になぜ?というようなスコールがあり、その後も何度か。ひんやりしてるし、遠足の子どもたち(と先生たち!)大変だろうな~と思いながら、幾度となく急坂を上り下りして某公民館に着いた。
今日の講師は、先日、同じくサポーター事業でママ向け防災ミニ講座を一緒に担当させてもらったNさんで、お世辞抜きですごく上手な講師ぶり、なるほどね~ってひたすら勉強になった。それに、公民館に集ったみなさんもとてもいい雰囲気だったな。
サクは弁当中に降られたりとかもあったけど、全体的に超楽しかったもよう。動物の森的なところで、モルモットを膝の上にのせて触ったときの至福感を再現。うけるw お話を聞かせてくれた獣医さんは若い女性だったらしい。夜ごはんは、ステーキ! 野菜たっぷり焼きビーフン、水菜とにんじん、きゅうりのサラダ。
●10月某日: (facebookより)
日本版パリテ法の成立を受けて、「女性議員をふやそう!」という主旨のイベントがありました。タイトルは【世界の女性議員急増の謎に迫る!】
その冒頭で披露されたショートコント(寸劇)に出演させていただいたわたくし。
スタッフの中にもう1人「井上さん」がおられたので、
「女優のほうの井上さん!」と呼ばれたのがこの日のハイライトです(笑)
なんで井上に女優の声がかかったかと言いますと、この寸劇、なんと朝ドラ『半分、青い』のパロディー!
これはもう、私が出るしかないでしょう!(笑)
というわけで、マグマ大使の笛を3回吹いて、律役の藤田さんを呼び出させていただきましたよ~ww
国会も、地方議会も、「半分、青い」になるように・・・
つまり、議員の男女の比率が半分半分になるように、がんばりましょう💕というアイデアあふれる台本。楽しく演じて、皆さんにも楽しんでいただけたかな…?と思います。
さて本編では、お茶の水女子大の申きよん先生のご講演。
最近発足した第4次安倍内閣に、女性はただ一人(片山さつき地方創生大臣)。研究者である申さんは、いろいろなメディアから
「このことについて、どう思われますか?」と意見を求められたそうで、これは変化といえば変化だそう。昔はそれが当たり前で、取材対象にもならなかったということですね。
しかし、今や21世紀、世界に目を向ければ、「半分、女性」内閣は珍しくありません。
ドイツでは2002年
スペインでは2004年
南米チリでも2006年
イタリアでは2014年
カナダでは2015年
フランスでは2017年
コロンビアでは2018年 etc…
に、男女半々内閣が成立しています。
「社会の成員と同じ構成の内閣にするべきだ」
「内閣は社会の構成を反映すべきだ」
というのが、21世紀の諸国が共有する考え方なんですね。
だから、移民の多いカナダでは、ターバンを巻いた閣僚もいます。
ここで今一度、日本の内閣(や国会議員)を見てみれば、「男性」「高所得」「高齢」「2,3世議員」の人々がゴロゴロ・・・。彼らだけでは、私たちの社会を反映できませんよね。
世界の48か国で、女性議員が30%を超えていますが、これらの国でも、女性議員が自然に増えたわけではありません。
クオータ制(女性に一定の割合を割り当てる)や、パリテ法(男女同数)を導入して、増えてきた。
「女性議員を(制度的に)増やすのは、男性への逆差別じゃない?」
「能力の低い議員が増えるんじゃない?」
という、“ よくある反論 ” についての申さんの説明、わかりやすかったです。
今度の「ゆるマジ」でご紹介できたらいいな。
途中、申さんが主宰するパリテ・アカデミーが作った動画の放映がありました。
国会、地方問わずいろいろな女性議員が、政治家の仕事や抱負について語ります。
これがすごくよかった!
(さわりだけ、公開されてるようです → https://www.youtube.com/watch?time_continue=13&v=hp1Qw3tgVcs)
みなさん、心に届く、心からの言葉で語っていたし
(これ、当たり前のことなんですけど、我が国の首相を始め閣僚を見ると、棒読みだとか人を見下した言葉が多すぎませんか?)
一言で女性議員といっても、年齢も、雰囲気もそれぞれ個性的で、女性の中の多様性も感じられました。こういう動画、福岡の女性議員&立候補者バージョンも作るべきだ!
最後に、このイベントは、通称「参画ネット」実行委員会の主催で、委員会は20もの団体から構成されていました。打ち合わせや寸劇の練習の場も、福岡の女性たちのエネルギーが充満! このパワーが、あふれでて伝染していきますように。
私の世代や、それより若い世代もどんどん加わっていかなきゃですね。
◆
知っている人もポツポツ来てて、寸劇ほめていただきましたw ま、知ってる人が出演してると、見てて面白いよねw 参加者は180人くらいで、これは目標ほぼ達成。各地でいろんなイベントが重なる中、大健闘だったのでは。熊本市議の緒方ゆうか議員も来られてて、お話できた^^
夜ごはんは、タンドリーチキン、鯛のカルパッチョ、ししゃもなど、今日も居酒屋タロー。『僕とシッポと神楽坂』相葉くんの好演に泣いてしまう。あと、「斎木楠雄の災難」こないだから何度か分けて録画を見たんだけど、実写版「銀魂」同様、サクがめっちゃ楽しんでたので良いファミリームービーでした。
神無月の十一
●10月某日: 午前中、【「ふれる」で知る・育む 子どものチカラ】という講座へ。いろんなイベントや勉強会でお会いする、すてきな和子さんの講座を受けたいと前から思ってて。思っていたとおりすてきだった。知的で、落ち着いていて、ホスピタリティにあふれていて、この人は信頼できると確信させる雰囲気がある。声やトーンも安定していて、お話を聞いているととにかく心地いい。ちょっとセラピーっぽくすらある。
内容は、AP、アクティブペアレンツっていうんですかね、アドラー心理学がもとになってるやつだと思う。いつものんきに構えてるので、たまにはこういう専門性のある話を聞いて心新たにする機会も大事だと思われ。
後半は、淳さんの「ふれる」 何を隠そう、スピリチュアル系はどっちかっつーと苦手な私だが
(これは、私が科学的合理性ある人間だからではなく、私が本読みだからだと思う)、「ふれる」ってことにパワーがあるのは何となくしっくりきたので。
話を聞くと、想像以上に、脳科学や心理学など様々な理論にも裏付けられた体系のようだった。
とてもシンプルなワークに、びっくりが詰まっていました。
そうそう、大好きな四代目・市川猿之助さんと熊本地震の約1週間後に握手したときのことを思い出した。ふわっとしてるのに、ぎゅっと力強く、歌舞伎の白粉を手にも塗られていたのでとてもいい香りもして、とにかく不思議ですてきな感触だったのだ・・・
そのときのことはココに書いてます(何でも記録しとくと便利ですねw)
で、講座の終わりに、淳さんにも「手を握っていただいていいですか?」とお願いした私である。淳さんの手もさすがに気持ちよかった!
夕方、サクのスイミング。帰宅後、サクに「おかーさん、(おれの宿題の)まるつけ 毎日がんばってるな」と労われた。そんなにしぶしぶ感かもしだしてるんだろうか・・・w 夜ごはんは、鶏のから揚げ(美味しい唐揚げ屋さんのやつ)、コールスロー、れんこんきんぴらなど。夫は麻雀。
●10月某日: 朝、鍋の蓋で火傷した。痛い。痛い…。ネットを見ると、「水ぶくれができるレベルの火傷は受診すべし」とあったので、近所のなじみの外科に行くべく診察券を探すが、探せど探せど出てこない。そっか、あの病院、さんざん行ったことあるけど、全部サクの付き添いだったんだw
夕方、どんぐり文庫へ。お話は「さるとかに」かなり微に入り細を穿ちバージョンで面白かった! 絵本は「パンプキン」。これ初めて見た。かわいい! レパートリーに入れたい。かなり季節限定感はあるが…。
で、読んでくれたSさんが、おうちで双子ちゃんと一緒にかぼちゃランタンを作ってきてた!すっごいかわいい!子供たち大喜びであった。サク、前回、1年生のSくんから頼まれていたリアル折り紙のカブトムシを無事に渡す。
夜ごはんは、さんま、豚汁、大根おろしという4週連続のメニューを自信をもって! サク、明日の遠足が楽しみすぎてマシンガントーク。
『獣になれない私たち』 終わりました!
連続ドラマって、最終回の前の回をどれだけ盛り上げられるかが重要です。このドラマの場合、晶と恒星が一線を超えるならココしかないわけで、そのためのお膳立てがさすが!
2人とも仕事で勇気を振り絞ってもがいてみたけれど敢えなく失敗。行きつけのお店は呉羽のスキャンダルで休業に追い込まれている(行くところがない)。という詰んだ状態。
恒星の事務所兼おうちで、傷ついた2匹の獣のように体を寄せ合っていくガッキーと松田龍平。窓の外で降りだす雨。あいみょんの主題歌『今夜このまま』が流れ出して…。
「うおおおおー! なんという納得感のある展開じゃーーー!」
叫ぶ私に、夫がドン引いてましたよねw
で、最終回、彼らは結局、獣になれたのか?
という命題ですが、なれなかったんだと思います。
ベッドの中ではなれたのかもしれませんが(ゲス)、その後のあやつらのグジグジ感たるやw
「忘れるようなことなの?」
「晶さんからもキスしたよね?」
「後悔するならやるなよ」
「恒星さんだって朝になったら背中から後悔がにじみ出てた!」
なんちゅー鬱陶しい会話だw
しかも、話の途中で幾度も電話が鳴って、職場の同僚や元彼(田中圭)が乱入したり、元彼の元カノ(黒木華)を捜索したり、元セフレ(菊地凛子)を訪ねたり、その都度、対応を迫られる。
人は、獣のように自由に、大胆に振る舞うことに憧れる。
たまにはそうするのもいいかもしれない。
感情のままに上司に向かって吠えるとか。
激情に突き動かされて寝るとか。
そこから何かが始まることもある。
でも結局、いろんな人間関係や世の中の成り立ちは、どこまでも私たちについてくる。
それは面倒で煩わしくて滑稽な反面、救いでもあるし、矜持にもなる。
晶は、1話では「恋がしたい」と言っていたけれど、
9話では
「恋していなくても、女友達とたくさん笑ってしゃべったり、仕事の仲間と一喜一憂したり、飲み友だちと夜通しゲームしたりしてつながってるからいいじゃない」
と笑う。
また、最終回では、パワハラ上司に向かって「言葉が通じないのは悲しいです。人間だから」
と訴える。
恒星も、「人生を取り戻したい」という意の発言を。
私たちは獣にはなれない。人間だから。
人間でいることは、大変だけど面白い。すばらしい。
私たちは人間でありたい。ちゃんと自分の人生を生きたい。
最終回、呉羽(菊地凛子)が世間に負けた形で謝罪会見をひらくんだけど、
「私は妻である前に呉羽。これからも好きに生きる。カイジと一緒に」
と最後に言い切ったのは、作中、もっとも獣に近い女として描かれてきた彼女の “ 人間宣言 ” だと思う。
「○○の妻」という役割ではなく「私」を生きる。
私のままで、夫(好きな人)と一緒に生きるんだ、と。
◆
【シスターフッド = 女性同士の連帯】を心から信じている一方、
男女の関係は難しくて不確定であると描いている。
晶と恒星の未来は、「希望はあるけど確信はできないよ」というラストだと思いました。
晶が、元彼の元カノ&お母さんと楽しく飲んでいるのを見て、元彼である京谷(田中圭)が
「女の人の考えることってわかんねー」
と言うんだけど、私はめっちゃわかったよ!
世代や立場(結婚してるか?子どもがいるか?正社員か? etc…)で分断されがちだけど、何かとっかかりがあれば、女性はすごく連帯できる。
「女性だから」切実にわかりあえることがある。
反対に、作中の男性たちのエピソードには、あまり興味が持てなかったんですよね。
夫はやっぱり、「女たちの言動がワケワカメ」的な見方をしてたので、男女の違いだなあとしみじみ。
でも、
バスの中、こみあげる思いに手で顔を覆う松田龍平や、
何がいけなかったのかやっぱりわかってなさげな(でもキュートな)田中圭には
すごくぐっときてました。
男の人も大変なんだなと、理屈でなく感情でわかる部分がありました。俳優さんってすばらしい。
田中圭は実在性において卓越してる!
松田龍平は何をやっても松田龍平のようで、実は相当テクニシャンだと思う。
いまだにこういう変な役を引き受けて輝く黒木華さんの俳優魂。
そして菊地凛子! 彼女が演じた呉羽が好きで好きでたまらない。
晶の会社、京谷の会社、恒星が監査に行く会社や三大監査法人など、それぞれの職場がなかなかリアルに描かれていたのもすごくよかった。
トーマツの(と突然名前を出すw)監査対応をしていた私も納得ですw
脚本担当の野木亜紀子は、
『掟上今日子』や『重版出来』、『逃げ恥』『アンナチュラル』と、一作ごとにムズキュンなコートやジャケットを1枚ずつ脱いで、社会派でフェミな作風をあらわにしているので、来年以降もすごく楽しみ!
氷室冴子の少女小説は私を励まし続ける
2008年、彼女が51歳という若さで没してから十年が経ち、河出書房新社から出たムック本(なぜ集英社ではないのだ…)には、小説家・氷室冴子とその作品に関するエッセイや評論が多数収められている。
読んでいると自分も何か書きたくなった。年々、氷室冴子の小説から受けた影響の大きさを思っている。私のジェンダー観をつくり、人生観をつくった。
氷室冴子は主に集英社コバルト文庫で活躍。「少女小説」といわれるジャンルの旗手だった。
少女小説というものは、暴論かもしれないけれど、つきつめてしまうとジェンダーとの戦いであると私は思っている。女となっていくにあたり、どうしても避けて通れない問題ではあるが、少女にとって受け入れるのはなかなか難しい問題でもある。
と、やはりコバルト文庫出身で、今や直木賞候補にもなった須賀しのぶの寄稿にある。
読者である少女たちはジェンダーの概念など知らないのだから、作り手(作者や編集者、ひいては出版社)の見識や意思次第でジェンダーはいろいろに扱いうる。そして少女たちのジェンダー観は、親しんだフィクション作品に大きく左右されることになる。
執筆から30年以上が経つ作品でも、氷室冴子の描くジェンダー観に古さはまったくない。むしろ、日本においてはいまだに先進性をもっている気すらする。
それまで『赤毛のアン』にしても『若草物語』にしても、てっきり異国の生活描写や美味しそうな食べ物にばかり惹かれていると思い込んでいたけれど、つまるところ私を魅了してやまなかったのは、小説における身体性の強さだったのだ。
物語を貫く強烈な身体性は、氷室作品すべてに共通している。
と小説家の柚木麻子は書き、氷室作品中、夜中にレオタード姿でドーナツを大量に揚げる『クララ白書』のしーのたちや、十二単を脱ぎ捨てて縁の下を這う『なんて素敵にジャパネスク』の瑠璃姫の例を挙げる。
私にとって氷室作品の身体性を代表するのは、「月経」だ。彼女の小説のほとんどすべてで、その不快感や、生理痛のきつさが綴られる。『クララ白書』には便秘の話もよく出る。「一週間勝負が決まらないからドーナツ型の座布団ちょうだい」なんて(笑)。
精神性のほうに目を向ければ、氷室冴子作品の女子たちは、基本的にかわいげのあるタイプではない。
『雑居時代』の主人公数子は、優等生な外面と暴走する内面の落差が激しく、本来であればヒロインのライバル役になるような一癖ある性格に設定されている。(嵯峨景子)
数子という名前だけでも少女小説の主人公として異質な気がする(笑)。
氷室作品の中ではいわゆる普通の女の子に近いしーのも「ふん」と悪態をついたり、些細なことでカッカしたりする。『多恵子ガール』の主人公多恵子は、幼馴染の男子なぎさのことで嫉妬に嫉妬を重ねる。
「あたしって、独占欲の強い、嫌な子なんだ」 もともと明るくておせっかいな学級委員タイプの彼女が、空回りし悶々として自己嫌悪に苦しむ姿は、少女小説らしくライトには描かれていても、胸きゅんなラブストーリーとは一線を画していた。
生理や、便秘や、悪態や、短気。嫉妬や自己嫌悪。この「めんどくさい」体と心を抱えて、氷室小説のヒロインたちはいきいきと動く。めんどくささを持っているからこそ、彼女たちは、記号性ではなく実在性を帯び、類型的ではなく個性をもつ。お話にとって都合のいい駒には決してならず、「めんどくさい私」らしい道を選び続ける。少女時代の私は、だからどきどきしながら読んで「私もこんなふうに生きたい。生きられるはずだ」と感じていたんだと思う。つまづきも葛藤も怒りもすべて本物で、だからこそ喜びも涙も輝く主体的な人生。
ジェンダーの観点では、氷室冴子のキャリアの初期において、ほぼすべてのパワーが少女たちを描くことにのみ費やされている部分も見逃せない。デビューのきっかけとなった『さようならアルルカン』や『白い少女たち』、シンデレラシリーズの2作は少女たちの繊細さや屈折をシリアスに描いた。
ドタバタコメディ的に明るいトーンの『クララ白書』シリーズは、4作にわたって女子中・女子高の生活を描いている。考えてみれば、最近も女子高生を主人公にした映像作品(多くはマンガや小説が原作)は多いが、女子高モノのヒット作品ってあるだろうか?
『クララ白書』は学校も女子中/女子高だし、主人公のしーのは寄宿舎暮らしだ。周囲は、同級生、先輩後輩、いずれも個性豊かな女子たち。宝塚の男役トップスターのように憧憬を集める先輩、リーダーシップある生徒会長、寮長にして影の生徒会長、実はヒステリックな麗人、お嬢さま育ちの変わり者、観察眼豊かなマンガ家志望、スポーツ万能で生意気な後輩、無口だけど実力ある後輩・・・
日常生活のいざこざも、学園祭のようなハレの行事も、女子たちだけで行われる。男性に見られる客体でない彼女たちは、なんて自由で、多様性にあふれていることだろう! これが女子の姿だと思う。
もちろん、この世の半分は男なのだから、女子のみの世界には安住できない。氷室冴子の小説にも、少しずつ男性が顔をのぞかせるようになる。その変遷も、見ていくと面白い。
初期の作品、『クララ白書』光太郎や『ざ・ちぇんじ』の帝は、作中ではいくぶん「添え物」っぽい。
いわゆる “ ヒロインの相手役 ” にもかかわらず、読者がキャーッと言いたくなるような魅力的なキャラとして描かれているかといわれれば甚だ疑問で、むしろ彼らはそのめんどくささで作中のハードルと化している。そう、氷室作品ではやはり男子も「めんどくさい」んである。とはいえ、初期から、家父長制的なマインドを持つ男子は決して相手役として配置されないことにも留意したい。男子なのに家父長制的なマインドで押し切れないからこそ、彼らの言動はめんどくさくなる。
この記事を書くためにあたっていた関連文献に、氷室冴子が「理想の男性像」として「コミュニケーションを信じている人。情報のつまみぐいではなく、自分の言葉や素直な感情で、ものをいえる人」との回答を見つけて、胸が熱くなっている。
実際、前述、“ めんどくさい男 ” 光太郎や帝も、作中のコミュニケーションを通じてヒロインの理解者になっていく。
めんどくさい女子とめんどくさい男子のコミュニケーションは、氷室冴子が小説家としてのキャリアを磨き、また年齢を重ね人生経験を積む中で(彼女は20歳でデビューしている!)、どんどん重要性と魅力を増してゆく。
代表作『なんて素敵にジャパネスク』には人気を博する男子キャラが何人もいるが、ヒロイン瑠璃姫と結ばれるのは高彬。
シリーズ初期の彼の名ゼリフは、「ぼくで、我慢しなよ」。お転婆なんて言葉にはおさまりきれないハチャメチャな瑠璃姫は、俺様キャラに手を引っ張られるでも、大人キャラにあたたかく見守られるでもなく、年下の朴念仁、焼きもちやきの高彬を選ぶ。高彬はハチャメチャな女に振り回されるが、瑠璃姫もまた男にイライラさせられる。それでも互いに、そのままの自分でいられて、めんどくささの奥にある相手の美点を愛しんでいるのである。
シリーズが進むにしたがって、高彬も少しずつ成長。といっても、相変わらず焼きもちやきだし、キャリアを重ねるとともにいっそう融通の利かない仕事人間ぶりにも拍車がかかっているのだが、いざというときに、腹をくくってヒューマニズムあふれる行動をとることができる人物になっていく。やり方は違えど、それは瑠璃姫とよく似た行動原理で、2人はとてもお似合いでかっこよいカップルに見える。
続くシリーズ作『銀の海 金の大地』の佐保彦になると、めんどくささは極まる。
古代の王族に生まれた、生意気で傲慢な少年。最初はいいところがほとんど見つからないほどだ。彼は故郷の里を出て、さまざまな境遇の人と出会うことで、世の中を知り人を知り、そして自分自身と向き合うようになっていく。己の幼さや未熟さに気づき、大切な人を失い、運命を知って苦しむ彼は、ヒロイン真秀と並んでこの物語のもう1人の主人公といえる。
シリーズ最終巻、15歳の真秀と佐保彦はおそらくたった一度の「共寝」をするのだが、そのシーンの静けさは出色。濃密で過酷な経験をあまりにたくさん経た2人は言葉を失って、体でコミュニケーションするしかなくなるのである。
同衾後、あんなにも傲慢だった佐保彦が真秀に言う。
「信じてほしい。寝たのは愛しいからだ」
そこで彼女が返す言葉がふるっている。
「ばかね。それは私が言うのよ」
氷室冴子は少女の内面を繊細にシリアスに描いてデビューしたあと、学園ものやラブコメ的な作風にシフトして広い人気を博するようになった。とはいえ、『なんて素敵にジャパネスク』は平安貴族のどたばたな日常をベースにしながらも陰謀と愛憎渦巻く宮廷サスペンスの要素が物語の推進力になっているし、続く『銀の海 金の大地』は舞台を古代に移してさらに激しい作風に転じた。
「私も自分の一番書きたいことを書こうと決心した。だから、何が何でも『銀の海 金の大地』を書くことにした」
と、当時、氷室さんから聞いた言葉には覚悟がにじんでいた
と萩原規子がエッセイに綴っている。
このシリーズは『古事記』が下敷きで、史学や民俗学の資料にも多くあたって書かれている。当時の氷室冴子の文学観、古代観、人間観の結晶だと思う。ヒロインの真秀は、普通の女子高生でも平安の姫でもなく、古代の王族に使われる奴婢の身分だ。しかも病気の母と目や耳の不自由な兄を抱えているから、どれほど苦労するかは想像に難くない。
めくるめくこの物語は、古代という場を借りながら社会の普遍を描いている。激しく残酷で先の読めない世界。女や子どもは弱く、武器をふるい権謀術数を用いて勝った男が社会秩序を作り、負ければそれらは崩壊する。喜怒哀楽、憎しみやおそれ、哀れみや優しさ…人にはあらゆる感情がある。世の中とは、そのすべてのるつぼである。
時代性といったことも大きいのだろうが、今なら過激すぎて制止されそうな暴力的な描写が多く、登場する誰もが血まみれで、身分制社会のなかでの奴婢の扱いの残虐性を至るところで抉り出すなど、現在なら、少女小説という分野に置くことへの雑音も少なくないのではないかと心配になるほどである。それを許容した当時の出版状況や社会の寛容さ、大半を占めたであろう若い女性読者のしたたかな耐性と懐の深さ、豊かな理解力に、敬意と羨望を抱いた。
という古事記の専門家三浦佑之の慨嘆に大いに頷くところだ。
氷室冴子の筆致には、残酷な場面へのためらいも、悲しい場面への自己陶酔も微塵も感じられない。よどみなく敢然と書かれている感がある。彼女は、自分が一番書きたいこととしてこの物語を書いた。それはこの物語がコバルト文庫を読む少女たちに届くのだ、彼女たちの心を打つのだと信じていたということだと思う。
その読者の一人が私だ。
激しい世の中を苛烈に生きる真秀、彼女が得ていく強さ。どんなに危ない目にあい、傷つけられ、虫けらのような扱いをされても決して傷つかない彼女の自尊心。母と兄のほかにも大切なものを見つけていく姿。読むたびに勇気づけられる。6巻に収められている章タイトル「心に金の砂をもつ」と「わたしという名の王国」が特に好きだ。
「あなたは心に金の砂を持っているんだわ、真秀。それは神々の雄々しい魂のかけらよ。けっしてくじけない勇気をもつ者のことよ」
「忘れるな、真秀。ヒトはだれでも、われという名の領土をもっている。そこには王と奴婢が共棲みしている。みじめに生きるのも、誇りかに生きるのも、心ひとつだ。いのちあるものは必ず死ぬ。だったら王として生き、王として死ね」
血がつながらない部族の里で暮らす奴婢の真秀も、平安貴族の常識から著しく外れた瑠璃姫も、社会のはみだし者だ。世の中は複雑で理不尽で、安楽に生きてはいけない。はみだし者ならなおさらである。
けれど世の中の秩序やシステムを作ったのは誰? それは本当に正義なのか? 世の中におもねって生きて幸福になれるのか? かんたんに割り切れない人の心を正義や理性で断罪することができるのか?
氷室冴子の小説は、少女だった私にさまざまな示唆をくれた。めんどくさい心と体をもち、生き生きと動くヒロインたちを「これは私だ」「私はこうなりたい」と思わせてくれた。世の中は大変なところだけど、私はちっぽけでめんどくさい私のままで、格闘して生きていく。きっと生きていける。あたたかな思いが通じることもある。女の子同士はもちろん、男の子もコミュニケーションすべき存在である。氷室さんの書くものすべては少女たちへの祝福だった。
エッセイやインタビューで見られる彼女の様子も好きだった。彼女は気さくで磊落で、教養があるけどミーハーで、好きなものにキャーキャー言ったり熱情をこめて語ったりしていた。母親とのいざこざやビンボー時代など、さほど楽ちんに生きてきた様子でもないけれど、それらも笑い飛ばすような強さを彼女に感じていた。少女だった私にとって、「お母さん」とも「先生」とも「アイドルや女優」とも違う、大人の女性だった。
いろんなインタビューや対談、書下ろし企画などをおさめたファンブックは、生前にも出版されたことがある。彼女が活躍していたコバルト文庫が作り、大々的に売り出されたもの。そのタイトルは『ガールフレンズ』という。少女たちや、かつて少女だった女性たちのために書き続けた人だった。
神無月の九
●10月某日: 前クールの「ぎぼむす」(義母と娘のブルース)の録画が手つかずで残ってるけど、今週始まった「けもなれ」(獣になれない私たち)も気になる。夫と見るドラマとしてどちらを選ぶか…と迷いつつ(平和な悩みだ)、TLで「意外に重い」と言われてた「けもなれ」が気になってザーッと見てみた。
夜ごはんは、豚肉の生姜やき、和風スパサラ、れんこんのきんぴらなど。サクが寝たあと、夫と飲む。結局、「ぎぼむす」でも「けもなれ」でもなく、「僕キセ」ですか、「僕らはキセキでできている」を見たw 始まって1分、夫が「これ! 俺のと色違い!」と高橋一生のパーカーを指さす。おお、お目が高いではないかw 消費税のアップのニュースなんかもあって、夫とだらだら話し込んでたら(飲んでたら)遅くなった・・・・
●10月某日: すげー怖い! 昨日、「僕キセ」で高橋一生が着てるパーカーが夫のと色違いだと判明したんですけど、今日、パソコンネット見てたら画面の端に、くだんのパーカーの広告が表示されるではありませんか! そのパーカーを検索したわけでも、SNSでメーカーを呟いてすらいないのに!! グーグル怖いw 夫がスマホで「ほらこれ」とブツを表示したので、妻たる私のスマホとの同期によってこっちにも出てきたのではないかと予想するが…グーグル怖~w プライバシーなんてものはありゃせん世の中ですね、とっくに。
夫が午後休で帰ってきたのでサッポロ一番塩ラーメンに野菜ぶちこんで一緒に食べる。彼はそこからゴルフの練習へ。サクは下校すると、コロコロコミックの発売日だということですぐさま調達に出かけたw 夜ごはんは、ぶり刺、さわらソテー、コールスローなど。
神無月の八 / 釣り、立憲パートナーズ 子育てタウンミーティング
●10月某日: 釣りへ。6時、夫がサクを起こすと、サクがむちゃくちゃ眠そうな顔で一言目に、「母ちゃん、おきろ。ねむいだろうけど」と言ったw どんだけ心配されてるん、私w
毒魚は俗称「バリ」、ほんとの名はアイゴ? うまく処理すれば食べれるらしいけど、慎重にリリース。その後、タイとフグがちょくちょくかかったけど、フグはもちろん資格もってないし、鯛もまあ、小骨が多いしね…(←現代っ子)ってことで、結局最終的には全部リリースした。スタッフさんの話では、今日はこのへんではアジが全然かからないらしい。その辺の「あたり・はずれ」は読めないものみたいですね。
それにしても、すばらしい秋晴れで、風もさやかな気持ちよい気候だった! 釣果は気にせず、回転ずしでw おさかなをたくさん食べて帰る。
夕方、ランニング5.5キロ。夜ごはんは、鶏かつ、おでんのもとで根菜や手羽元や厚揚げ煮、野菜オムレツなど。昨日から始まった『僕とシッポと神楽坂』を録画で見る。相葉くんと動物と子どもっていう鉄板すぎる取り合わせだから、深夜枠だけど子どももターゲットに入れてるっぽい。相葉くん好きなサクなので、我が家的には『チアダン!』の後継として家族で見るドラマに認定。
●10月某日: (facebookより)
立憲民主党第一回子ども・子育てタウンミーティングin福岡 に参加させていただきました。
私は最低加入費500円+いくばくかの寄付金を払って立憲パートナーズになってて、立憲すごくがんばってほしいし、これから立候補する候補さんにも何人か知人友人がいてめっちゃ応援してます。
で。こういう機会があるのはとてもありがたいんだけど、今日の会はもったいなかった・・・
想像するに立憲は野党第一党とはいえ新しい組織だし資金繰りも人繰りも厳しい状況だと思うんですけど、何のためのミーティングなのか、ここで何をアピールして何を吸い上げたいのか、あんまり詰められてない感がありました。
さほど大きくない会場で、福岡市や春日市、糸島などなど現役議員さんや、立候補予定の方、その配偶者の方、議員さんの関係者などで半分以上、占めてたんじゃないでしょうか? ごくごく一般の、政治から遠くにいるパパママが対象ならともかく、玄人に近い人たちに対して「男性議員の育児ミニトーク」は要らなかったのでは?
現役議員さんや立候補予定の方(男性)に話を振っていましたが、彼らの意見がどうもフワッとしてるし…。なぜフワッとしてるかというと、やっぱり、彼ら自身が育児にあまりコミットしてないからなんですよね(みなさん、妻にやってもらってて…と冷や汗をかいていた)。
立憲民主党ですらこれなんだから自民党はたぶんもっともっとひどいだろうと想像しますが、あらためて、「だから女性議員が1割以下じゃダメなんだ、半分までもっていかないと」と認識させられました。子育て政策については、当分の間、女性議員や女性候補に話してもらったほうが…。
あと、実施要項に3時半までと書いたら3時半までにまとめて終わってください。お願いします(泣) 夫と子守りを交代しないといけなくて、タイムリミットぎりぎり3時40分まで粘ったんですけど、1グループ目のまとめまでしか聞けなかった。残念過ぎます(泣)
配布された「立憲民主党子育て支援重点政策」はとてもいいことが書いてあるのに、当の子育て世代のパパママ有権者にまだまだ全然アピールできていないと思います。「私たちならこういうことをやる!でも国会(地方議会)では取り上げてすらもらえない! だから私たちに投票してください!!」と、もっと広く広く広くアピールしてほしい、そのために今日のような小さなミーティングも大きな意義につなげていただきたいです~!
皆さんお忙しいでしょうから、もしかしたらこういったイベントにはパートナーズが企画段階からもっと運営に携われたらいいのかもしれないですね。もちろん、子育てミーティングには子育て世代の参画必須で!
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ミーティングの前には、天神で洋服も物色。
夫とサクは、電車祭りからの科学館に行ってたらしい。今年で電車祭りも卒業かな、と夫と話す。年少さんのときから、都合5年連れて行った夫、おつかれさま。でも、親として幸せな思い出でもあるよね。私は最初の1回しか行ってないわけだがw 科学館では、大人向けのプラネタリウム番組を見たらしいです。
夜ごはんは、サワラの塩焼き、みそ汁、れんこんのきんぴらなど。