卯月の二十三 / かじシェア、だいなしだな(笑)

●5月某日: まだ入学して3週間ちょっと、朝は登校準備でバタバタだというのに、夫が「○○の書類、どこいったっけ?」なんて言いだすもんだから、ちゃんと探して渡しはしたものの、チィーとばかし文句言ってたんですよ。そしたら、息子がなんかニヤニヤしてる。「何よ」と聞いたら、「かじシェア だいなしだな(笑笑笑)」ですって。

ええ、先日、「家事シェアのすすめ」という特集で、家族でいい感じに家事をシェアしている一例として紹介されたわけでして・・・。だからって、6才って、こんなにやらしいツッコミの仕方するか?! 思わず私もウケちゃって笑い出したんで、ますますツボに嵌って爆笑し続ける息子に「笑いごとじゃない。そもそも、君があと10分早く起きればこんなにバタバタせんでいいとよ」と言うと「へーい。わかりやしたー(笑笑)」と、すごくわかってなさそうな返事が(笑)。

さて、夫が作ったタケノコ料理とかデパ地下デリとか持ってちひろちゃんちへ~。

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2歳2か月のしゅーたが
「これ、なに?」「みてみて」「うんてん みたい」
など、めちゃめちゃ喋るようになってて、コミュニケーション超楽しい。トミカのタイヤのゴムを外して遊ぶという話に、サクもそれやってたよ~!と思い出す。写真も撮ってもらった。「エミちゃんほんと、撮っても撮ってもまばたき~」と、カメラマン泣かせのあたくしです。

帰宅後、サクを外科に。今日で治療終了。帰りに、明日の遠足のお菓子を買う。216円までなんだけど、160円分まで選んだところで「もうこれでいいや」と終了するサク。家にあったちっこいドーナッツ1個つけてやった。夜ごはんは、ひじきたっぷりのドライカレー風。トマトなど。
 

卯月の二十二 / 春のもちつき大会

●4月某日: 那珂川の山手のほうに住む幼稚園仲間のママが、家で餅つき大会を企画してくれた。杵やら臼やら釜戸やら、最近もらいうけたというのだ。夫に送ってもらって車で40分(この距離を毎日、幼稚園に通っていたのだよね…といつ来ても実感する)、うちらの到着に気づいた子どもたちが窓やら庭やらから「さくたろー! テレビでとったろー!!」と口々に。

もう庭の釜戸に火を焚きせいろでもち米を蒸している状態で、毎年、幼稚園でガチもちつき大会を経験している猛者たちだけあって、仕事はしごくスムーズに進んだ。とはいえ餅を搗くのは大仕事ではある。10数家族が来ていたが大人の男性は4人しかいなかったのでお母さんたちも交代で搗いた。楽しい♪ 杵を落としていい音がしたときはうれしい。そして持ち上げる時に力がいるんだよね。おかげでいい感じに筋肉痛になった^^ 

餅は、丸餅のほか、あんころ餅、きな粉、大根おろし&海苔という、やはり幼稚園のもちつきと同じメニューの他、スペシャルで苺大福とよもぎ餅。よもぎは、子どもたちがその辺で大量に摘んできたものを蒸してすりつぶしたもの。すりつぶし状態で食べたけど、ものっすごく濃厚でピュア。エクストラバージンよもぎだった。

 

丸めたそばから子どもたちも食べる、食べる。お腹がふくれると遊びに行く。あとから数えてみたら子どもは大きい子から乳飲み子まで、全部で30人以上いた! 餅の手伝いをする子のほか、まだ水の入っていない田んぼで遊んだり、坂道をおもちゃの車で駆け下りたり、水路で蛙をとりまくったり(最終的に、水槽に50匹はいるっていう阿鼻叫喚の図になっていた)、赤ちゃんをあやしまくったり、「遊ぶより食べる方が大事!」と豪語してバーベキューの網から離れない子がいたり、お腹がすいたら戻ってきて無言でがっついてたり、子どもたちは気ままに過ごしている。

この気ままさがいいよなあ、と思いながら、釜戸の鍋で煮た豚汁と餅とを半永久的にリピートしながらおしゃべり。入学して半月、特に第1子の母は喋りたい(吐き出したい)ことが溜まりに溜まってますよ。上の子を持つお母さんからの訓示「これがニッポンの小学校です。」へ、へーい・・・。

大盛況な庭の様子を見て、近所の人が山で掘ったタケノコを大量に持ってきてくれた。その場で唯一のタケノコ経験者である私が皮のむき方、茹で方など伝授。役に立ったw

 

 

『おんな城主直虎』 第27話 「気賀を我が手に」

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井戸にお供えをして「おとわが気賀をとったぞ」って。
2人で囲碁しまくりだし。「たいしたものだ」って。いいんですか、但馬? そんなんでいいんですかーーーーー!!

「軍師方久」面白かった。義信事件すら、今回は井伊に味方してくれたかのよう。自暴自棄になった氏真が、領内の政を己でコントロールしたい意欲も失ってるから。まぁ、関口様も味方につけてたし、通常状態の氏真でも突破できた可能性は高いけどね・・・。

関口様に香水嗅がせて味方につけるのは面白かったね。匂いって本能を刺激したり幻惑したりするもので、ぼやかしてあったけどドラッグ的な作用もあったのかなと。そういう手を思いついて躊躇なく使えるのが、商人出身である方久の強みなんだよね。

一方で、大沢相手には小手先の技を使わず真っ向から理屈をぶつける。大沢様の、大男で顔面力があって、言葉少なにでーんと座ってるだけで何だか迫力があるところが、若い女性でせかせかして落ち着きのない直虎と何だか対照的だった。

気賀にまつわる・・・というか、龍雲丸との一連のエピソードは、コミットメントが1つのテーマになっていて、それは脚本の森下さんがいつもブレずに描いていること。
前回のラストで方久が直虎にコミットの覚悟を問う。どんなに有能な軍師がついていても(まさか岡准よりムロツヨシのほうが頼りになる軍師を大河で演じるなんて…)、主の意思がなければどうしようもない。直虎は一貫して、出会う人々や物事にコミットメントしてきたんだけど、気賀の町衆を前にして少しだけ怯む。その背を押すのが、なんと政次なのである。

すでに気賀の町衆とはコミュニケーションがとれていた。残るは龍雲丸である。彼は、直虎や中村屋の「もうひと押し」を必要とするのではなく、むしろ直虎が関与できそうにないという後退した状況の中で足を踏み出す。仲間にも告げずひとり、ほうぼうの城を見分して研究するという、盗人らしい実務家ぶりであるw そして彼は「ほかの誰でもなく、自分たちで城を作ろう」と言う。

子ども時代の龍雲丸かわいすぎる~。きっとまたいつか何かのドラマでお目にかかるであろう子役さん。親を失い、盗人稼業に手を染めるうちに世の中が格差によって成り立っているのを知り、拾ってくれた盗人一味も失って、その代わり自由を手に入れた。「自分ひとりで何にもとらわれず、己の心のまま生きていく」それが龍雲丸の目覚め。だから一度は、誰にも告げる前に、仲間と離れてでも、仕官を断った。直虎はそんな自由な龍雲丸をうらやんでもいた。

でも、「仲間に縛られ、町に縛られ・・・」それは、不自由ではなく、心の底からそうしたいという思いではないのか?と直虎は看破する。盗人のかしら・龍雲丸は、もとは家族や住むところを奪われた人間だった。奪われたものを取り戻すのが本当の願いだったのでは? 今、自分たちの町に自分たちの手で城を作ろという龍雲丸。彼がとらわれようとしている不自由は、彼がその思いのままに生きる証ではないのか?と。

コミットメントだよねえええええ!!

自由を愛する龍雲丸。鬼目付の仮面をかぶって孤高の道を選ぶ政次。群れない彼らの心の奥底にあるのは、ともに「本当はコミットしたい」という思いで、それがわかっているからこそ政次は、直虎が仕官を断った龍雲丸の自由を羨んだときに疑義を呈し、また今回、城を築いた龍雲丸を優しい目で見たのだろうな。

おそれずにいろんなことにコミットしてきた直虎。でもそれは、朝ドラなんかでよくある「ヒロイン特権」には見えなくて、それは今回の「尼小僧さまはいつも、俺が思いもつかないことを言う」「お互い様だ」のやりとりに象徴されていたような。

コミュニケーションとは、つまりそういうことなのだよね。別の出自や立場をもつ別の人間からは、自分とはまったくかけ離れた言葉が出てくる。それは、戸惑いや憤りや傷つけあいにつながることも多々ある。だけど、そのプロセスの先には何か新しいものがある。対話はめんどくさい、コミットメントは不自由、だけどそのすばらしさよ! 森下さんてそういうことを書き続けている作家だよね。

それにしても、政次さんの心根の優しさとか柔らかさとかがダダ漏れなのはいーんですけど、もう ”直虎の盾” としてはふわんふわんすぎて、この先、心配しかない。カタルシスの回のはずなのに、この先には、このカタルシスを上回る試練が大投入される確信しかなくてぶるぶる。

龍雲丸の、「もう逃げられませんぜ(にっかー)」は、この先なんらかの形でリフレインありそうだね。柳楽くんの、屈折してるんだけど何となく憎めない、陽性の雰囲気だした芝居いいな。「龍雲丸」という童名がぴったり。

遊びほうける氏真さん。大河ドラマでは「浮かれ踊るバカ殿」みたいな芝居って頻出だけど、こういうとき、やっぱり伝統芸能畑の人は独特の雰囲気を出してくれて、それが地上波テレビで見られるってうれしいいなーと思う。松也、どんどん好きになってるよ!!(告白)
 

卯月の二十一

●4月某日: サク、身体測定の結果。身長116.2cm、体重18.2kg。昨年7月はじめ、6歳の誕生日に幼稚園で計測したときが、身長110.6cmで体重16.8kgだった。10ヶ月足らずで5.5cmかぁ。すごいよね子どもって。体重は、入学してから少し減っている。緊張感が食欲減退に出てたようだったけど、最近は回復傾向。

放送大学、この4月からは『日本の近現代』を受講中。「明治維新と地域社会」という章で、10才で会津の落城を経験し、斗南でその後を過ごした柴五郎の手記が出て来て、その文章に慄然。偶然にも、「八重の桜」の録画を盤に落とす作業を最近(今ごろすぎるが)やっていて、ちょこちょこ見てるのだが、会津編って本当に救いがない…。でも、史実がああなんだから、そりゃこうなるよな、って感じ。今日も家庭訪問で少し帰りが早いので、サクの友だちが遊びに来る。




夜ごはんは、餃子の皮ピザ、セブンイレブンの唐揚げ、きゅうりなど。夫は飲み会だし、テキトー。餃子の皮ピザ、めっちゃ簡単でおいしい。でも、いかんせん皮が薄いのであまり腹にはたまらず、サクに「なんかもっと食べたい」と催促された。

帰宅した夫とワインを飲む。「こんなところに日本人」録画。シエラレオネに5年(エボラ熱大流行の時も!)住んでいるという68歳のシスター、すんごい。22歳で修道女になって、いろんな発展途上国に派遣されて。大学では建築を専攻していて、その技術を生かして現地で学校建設の仕事もしている。
 
●4月某日: 朝ラン8キロ。けっこう調子いい。祝日と土曜がかぶってますけど(2017年こんなんばっか)、いちおゴールデンウィークの始まりだー、と思うとなぜか街のほうに出て行きたくなる。天神中央公園まで行った。何か、のみの市みたいなのが始まろうとしていた。サクと夫はマリノアへ買い物(?)に。

遅いブランチを食べた後、読書をすすめようとしてしばらく読んで、くーっと1時間ほど昼寝。気持ちいい。夫とサクは大濠公園にも寄って帰ってきた。相当歩き回ったらしく、夫が疲れているw サクも「もうだめだーっ。ばたっ」とか言って倒れたものの、5分ほどしてむくっと起き上がってごそごそし始めて、マジ寝している夫にも突撃。

夜ごはんは焼肉。肉も美味しいんだけど野菜も本当に美味しくて、とくにもやしと新玉ねぎをさっと焼いたものがめちゃくちゃ美味しくていつまででも食べられる、そしてそれをアテにいつまででも飲める・・・って感じ。あと、ブリカマの塩焼きと、新玉ねぎと青じそのサラダも食べた。『ブラタモリ』で奄美の森。ルリカケスやらアマミノクロウサギやら出てくるのでサクが盛り上がる。『嵐にしやがれ』で黒柳徹子スペシャル。




それにしても、新曲の相葉さんのスタイリングとたたずまいのノーブルなこと! 相葉マナブやグッとスポーツも面白いし、目立った仕事のいくつかが「・・・?」って印象を抱かせるけど、ここ2,3年の相葉さんって相当な脂がのってる時期だと思う。いや、これが真価だな!!
 

卯月の二十 / オンエア / 時事問題

●4月某日: 先日の撮影取材が放送される日。朝7時10分から映る予定なので、7時20分に登校するサク、いつもより10分早く起き、巻きで準備。モチベーションがあるって大事だな、と思わされるテキパキさであった。特集コーナーが始まり、家族で固唾をのむ。実際に映り始めると、サクと、メインの夫は、「ぎゃーっ!」「わーっ!」と言いながら抱き合っていたw うん、わかるよ、正視できない感じよねww 

興奮状態で登校することになったサク、またコケて怪我したりしなきゃいいがと思ったら、家を出てからちょっとして名札を忘れてたことに気づいてブルーになっていた。うん、それぐらいの心持ちでちょうどよかったかもしれんw 

勤めていた会社の先輩や大学時代のバイト友達など、思わぬ人々から「見たよ」とメールやラインが届く。テレビってすごい。ノーギャラだというと「家の中も家族も晒してノーギャラって、メリットは何?!」と先輩が驚いてたけど、それでもテレビに出たいというシロートがあとを絶たないからテレビは成立しているわけですねw この撮影の裏話(?)についてはライフイズマインにも書きました。

lifeismine.me


さて、夫がたまーに、「文章を添削してくれないか」と仕事関係で書いたものを持ってきます。私、特に訓練をうけたこともないシロートですけどね・・・と思いつつ、この日も

・「平成」から新元号へ変更になるのは平成何年からになるか。

みたいな文章に赤を入れたり。「平成」も、「から」も、「なる」も、ダブっとるやないかい、夫! 「頭痛が痛い」「馬から落馬した」状態だよ!
 
そうです採用試験の一般常識&時事問題です。
草案なので、実際に採択される問題よりもずっと数多くリストアップされているわけですが(たぶん、ヤホーとかで検索したら出てくるんでしょう)、やってみたら、けっこう難しかった(笑)

・「領海」に対して、どこの国にも属さず、自由に航行できる海を何というか。 
→(答)公海

・物価が上がり続け、結果として貨幣価値が減少していく現象を何というか。
→(答)インフレーション

・自治体の長や議員に不祥事や疑惑があった場合に、その真相を究明するため地方議会が設置する特別委員会をなんというか
→(答)百条委員会

・不特定多数の人がインターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことをなんというか。
→(答)クラウドファンディング

・パナマ文書流出問題で注目された、税金が著しく軽減、あるいは免除される国や地域を何と言うか
→(答)タックスヘイブン

上記のあたりはわかりますが、以下全然わからん・・・

・液化天然ガスをアルファベット3文字でなんというか。 
→(答)LNG

・国会が制定した法律の憲法への抵触を 裁判所が審査できる権限をなんというか。
→(答)違憲立法審査権

・1996年に採択された,爆発を伴うすべての核実験を禁止する条約をアルファベット4文字でなんというか。
→(答)CTBT

・コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うことをなんというか
→(答)IoT ←何これ?! 顔文字?!

「次の語句を解説せよ」という問題には、
・忖度 
という、「なるほど!タイムリー!!」な問題等の他に、
・ワークライフバランス
も挙げていました、夫。きっとこないだの勉強会の成果ね・・・フフ

帰宅したサクが「ただいまー! Nんちあそびいく! Eくんもいっしょ!」と言う。Nくんは幼稚園からの友だち、Eくんは小学校でできた友だち。家庭訪問で帰りが早いからいいだろうということになったらしい。夜ごはんは、八助(専門店)の餃子、豆腐と小松菜と新玉ねぎの中華スープ、コールスロー。「vs嵐」に菅田くん。5分に1回くらい褒め称えていると、サクに「すだちゃんとあらし、どっちがすきなんだ!」と迫られた。

週末のイベント2つ、お知らせ

facebookの投稿コピペですみませぬ。こちらをお読みで、福岡市近郊で、興味のある方いらしたら、どうぞお気軽にお声がけください。

emit9024あっとyahoo.co.jp とか

こちらのメールフォームの自由記入欄とか、ご利用くださーい。

●moonshineをお読みの方へ

 

1.「そうだ、いなとみ修二に聞いてみよう」の会

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えーと、私が開催するわけではないんですけども、
というか、私自身は稲富さんの熱烈支持者というわけではなく面識すらないんですけども、これも『ママじゃない私 ポートレート』のご縁で、稲富さんと交わりのある方からお誘いいただき、開催の運びとなりましたので、主催の方に代わって告知いたします。

皆さまご存じのとおり、稲富さん(民進党)は現在浪人中ですが、自転車で街を走りながらの街頭演説を始め、さまざまな活動をされています。地域での集会や、主婦層・若者を対象にした政治勉強会も開催されていて、今回もその一環です。

支援者を増やそうというよりも、1人でも多くの方に国政に興味を持ってもらうのが目的とのこと(← もう本当に、すごく大事なことだと思います!)。

なので、特に稲富さんや民進党を支持していなくても、国政に興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。...

「前国会議員に政治のことを聞いてみよう」
「今まで知らなかったことがわかるかも」

という感じで、お気軽にご参加ください。
私もめっちゃ普段着で行きます♪


7月14日(金)
10:00-12:00
福岡市城南区鳥飼(詳しくは、申込された方にお伝えします)
無料


参加される方は、稲富修二さんに質問したいことがあれば考えて来てください。
国会議員をつとめた方に直接聞けるなんてなかなかない機会! 私もいろいろ質問を考えたいと思います(うずうず
当日来られない方も、質問をいただければ、私が承って、時間のある限りおたずねしてまいります。

自分では何を聞いたらいいかわからない…という方でも、
他の人が(というか、まず私が 笑)質問するので大丈夫です!
聴くだけでも、面白くて、社会のことを考える一歩になるんじゃないかな。
将来、子どもたちが、よりよい社会で暮らし、働いたり子育てしたりできるように、一緒に考えてみませんか?

 

2.「未来のための歴史勉強会 ~ 朝ドラや絵本を携えて」

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今回は、那珂川町で開催することになりました。

この「歴史」というのは、主に昭和20年までに日本がやった戦争の話ですが、
もちろんテストで良い点数をとるための勉強でもないし、
語り部の方が語ってくださるような生々しい体験記でもありません。

未来は子どもたち、孫たちの時代
彼らの時代にも末永く戦争をしない社会であるために、歴史を知る。
マクロ的な視点での歴史の流れと、
朝ドラや絵本などを通して 身近な生活史や足元の話、
両方をいたします。難しくないよ(^^)

多くの人間の手間の成果としてしか平和は維持できない。
「戦争はいけない」と、ただNOというお題目を唱えるだけではなく
戦争を防ぐための手立てを考えてみませんか?
最後の1時間弱は、軽食をつまみつつのおしゃべりの時間にしたいと思います。
残れる方は、お茶か軽食などつまみながら、一緒におしゃべりしましょう~♪

歴史を知ってみると、
為政者も、金持ちも、私たちみたいな庶民も、
人間の心理や行動パターンは普遍的で、繰り返されるものだと感じます。
そして、歴史を知ると、
ささやかな生活を守るため、将来の平和のために、
多くの人々のものの見方・考え方、
そして政治への参加意識がどれだけ大切かを痛感します。
私は歴史を知っているからこそ、
「政治になんて期待できない」と切り捨てたり
「自分の家族がOKならそれで」と割り切ることができないんだろうな。
私たちは皆、いやおうなく、社会の中・時代の中で生きていて、
その波からは逃れられないのです。


7月17日(金)
10:30-13:00
ふくおか市民ネットワーク那珂川事務所
(那珂川町片縄西4-6-7)
参加費200円、飲み物&軽食つき♡

 

 

卯月の十九 / オンエア前夜

●4月某日: 今日もサクを送り出した足で、友だちにタケノコ便を。歩いていく道で、同じ幼稚園だった子たちに会う。2人で手を繋いで登校していて、私の姿を認めて「サクタローは?」と尋ね、バイバイと手を振ってくれる。かわいい。知らない子たちも、学校に歩いて行っているたくさんの子どもたちの姿がなんかかわいい。幼稚園時間より30分~1時間くらい早い、小学生時間が、こうやっていつもあったのだなあ。




入学後、わずか2週間での家庭訪問で、しかも担任の先生は遠方から今年赴任してこられたので、私からサクのことを伝えるばかりかなと思っていたら、あまり目立つほうでないと思われるサクのこともある程度ちゃんと把握されていて、さすがプロでした。しかし入学式・サクが怪我した朝・懇談・今日と4回見ただけだけど、いまどきの先生たちは親に対してものすごく気を遣うんだなーという印象である。

夜ごはんは、キャベツと豚の重ね煮。麻婆豆腐。たけのこ煮。マカロニサラダ。

●4月某日: 一度帰って、それから子ども会の回覧板を渡しに行く。1学期最初の今回だけは、連絡網という個人情報が入っているのでポスト投函ではなく手渡しで、ということである。厳しい世の中。次の順番の人(回覧板を回す相手)と面識がないので、初めましてよろしくお願いしますと電話連絡するところから始まった。ま、そうやって面識ができたと思えば、ムダじゃない手間ではある。

自分のインタビュー原稿の編集。独身時代からの友人がインタビュアーをやってくれたのだ。なんとなく面白い・・・ような気がする。自分の話だからそう感じるのだろーかw 

夜ごはんは、焼きサバ、豚汁、きゅうりと新玉ねぎの和え物・・・を準備しているさなかに、KBCの担当ディレクターさんからTELあり。社内でVTRを事前に見たところ、夫の家事能力が高すぎて、平均的ご家庭の参考にならないんじゃないかというダメ出しが出たらしくw 夫、やりすぎかww 

「今から家事シェアを始めるご家庭に、こんなふうなこと気を付けたらとか、ありませんか?」と聞かれる。うーん、うちはシェアしようと心がけてしたわけじゃなく、気づいたらこうなっていたのだよね。・・・と思いつつもいくつか答える。その間、まさに夫が盛り付けや配膳をしてくれていたw 

今週初めて残業なしで帰って来た夫「今日、ワイン飲む?」 
私「うん。でもサクを寝かせてからにしようか」 
サク「おい! きいたぞ! ふたりのみ するきだな! きんし! ふたりのみきんし! おれがおきてるときならいいけど!!」 

うんうん、仲間外れ感があるんだねw というわけで、サクが起きてる間から飲み始めて、サクを寝かせてからもう1回起きて飲みなおしましたw 『CRISIS』の初回を見る。小栗旬のスーツや髪型など、スタイリングがサイコー! 最近、『精霊の守り人』で女優さんのアクションを中心に見ていたけど、小栗・西島となるとやっぱ迫力がすごいな!
 

卯月の十八

●4月某日: 日帰りで篠栗へ。すばらしい快晴の春の日。恒例のタケノコ掘り。今年は県内全域、不作で、義父によると「裏作も裏作、全然ない」とのこと、親戚等各所にも「今年は送れません」と断っていると聞いていたが、とりあえず山に足を運んでみると、おやおや? かわいいタケノコちゃんたちがニョキニョキと顔を出しているではありませんか。最終的に、「もういいんじゃない?」とサクが痺れを切らすくらいには、掘った。20本くらい? みんなでその場で皮をむき(軽量化のため)、すぐに庭で火を焚いてアク抜きの下茹で。お昼もタケノコごはんだった。

午後は川へ。マイ網を持参して魚とりに夢中のサク。といっても、そうそう見つからないのだが、中腰の姿勢をずーーーーーっと続けられる子どもってすごい。小さいカニやエビはたくさんいて、中に1匹、すごく太っていて、動きが鈍く、それでいてこちらが捕ろうとすると鋏を振り上げて威嚇する子がいた。「もしかしたら、産卵前なのかもね」と話し、つかまえないことにする。「午前中は裏山へ、午後は裏の川へ」という、日本昔ばなしみたいな1日。最終的に、サクは庭でばぁばの草取りの手伝いをしていた。かわいいアマガエルもいたよ。

実家や友人宅など、タケノコ便をしながら帰宅。夜ごはんにもタケノコごはんを。
 
●4月某日: 「0655」で元旦に披露された今年の干支の歌、「庭野トリ彦」の2番が公開! …というのにコーフンする今朝の我が家。サクも朝ごはんがよく進み、いつもより早く食べ終わる。褒めると、「どにちに たくさんリラックスしたからかも」と、大人のような答えを返すサクであったw 

朝から何軒かタケノコ配り。お昼のあとにはどんぐり文庫かじたさんのお宅にもおすそ分けして、お言葉に甘えて上がり込んでお茶をいただきながら楽しく話し込んでたら、はっ、2時! 今日から家庭訪問で少し早く帰って来るのだった。

黄色い帽子とランドセルカバーの1年生たちがポツポツ帰ってるのを急いで追い越しながら帰ると、果たして、家のドアの前で立ち尽くしているサクが。ご、ごめーん! 泣いてるかなと思ったら、ちょぴっと “ウルっ” てぐらいのもので、私の顔を見てガシガシ、と腕で目を拭った。「ごめんねー、びっくりしたね、こわかったね、かなしかったね、ずっと待っとった?」と聞くと「5ふんは まったな」と、また大人のような答え方をするw 「おかーさん、ねてるのかとおもった。それか、しんだか」ご、ごめんよ。

夜ごはんは、牛肉とタケノコとピーマンのオイスターソース炒め。いわゆるチンジャオロースといいますか。あと、きゅうりと小松菜の和え物。マカロニサラダ。サクとスマステ、中居くんゲスト回を見る。残業から帰宅した夫とは、情熱大陸のMIKIKO回を見る。MIKIKO、私たち(夫婦)と同世代だろうなと思ってたら、やっぱり夫と私のあいだの年齢だった。すごいなー。すごい!
 

卯月の十七 / テレビ取材

●4月某日: ということで、我が家に某テレビ局の取材が入る日。朝、サクにその旨を発表すると、「えええええーっ!」うん、驚くよねw とりあえず朝ラン、6kmほど。自分でいうのもなんだけど、けっこういいフォームで走ってる気がするのよね。

いつもの休日のとおり、夫が作ってくれた昼ごはんを食べて、ちょっと昼寝して、片付け。するとサクが、テレビやっぱりイヤだーみたくゴネだした。うん、わかるよ、寝耳に水の話だもんね。「メインはおとーさんでサクとおかーさんはおまけだからさ」という私の説得は撃沈し、夫がうまいことその気にさせていた。「・・・おれ、キンチョーするけど、テレビちょっとうつりたい」。うんうん。

3時にディレクターさん、撮影クルーなど総勢5名が狭い我が家に来訪。カメラや音声マイク(?)、この家に入ると超でかく見える。それで、
 
  • スーパーでの買い物から帰ってくる父子
  • おとーさんが仕込んだタネで餃子を包む母子
  • 鶏ハムを作り、カツオのたたきを準備し、サラダの野菜を刻み、きびなごを揚げ、餃子を焼くるおとーさん
  • 子どもの爪を切ってやるおとーさん
  • 交代でアイロンをかけるおとーさんとおかーさん
  • 洗濯物とふとんを取り込むおとーさん
 
・・・・などなどが撮影され、夕ご飯を囲んでいただきまーす、とひとしきり食べたところでリポーターさんからのインタビューになった。計、約3時間。放送予定はせいぜい4,,5分だろうに、テレビってコストかけるんだなー。
 

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(スタッフの皆さん、とてもあたたかい表情!)

メインでご活躍の夫は、撮影後、さすがに魂が抜けてたね。至近距離でカメラになめられながら人参切ったり、「(餃子のフライパンの)蓋をあけるとき、言ってくださいねー」と狙い撃ちされたりする経験、普通ないもんね。サクはコーフン。私はそんなに写らないとは思うけど、そこここで挙動不審してるんだろうなー。ま、そんなじっくり見る人いないだろうけどさ。これも家族の良い思い出ですなw ワインで乾杯。
 
 

『おんな城主直虎』 第26話 「誰がために城はある」

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今作って、柴咲~高橋(以前は三浦が先)~柳楽~ムロ~貫地谷というクレジット順。大御所も小林薫くらいで(浅丘ルリ子は常時出演ではないので…)、特に高年齢層には大河にしては地味キャストと思われてるだろうけど、お百姓さんがTKOや山中崇だったり、早い段階で死んでしまう家来衆が前田吟や筧敏夫だったり、目付の三人衆も見たことある顔ばかりだし、今回は気賀の町衆に相島一之やら松尾貴史の顔もあったりして、なんか不思議に豪華なメンバーだなって思ってる。NHKそして大河のキャスティング力すごいね。

んで、今後は尾美さんとか朝倉あきとか出るらしいじゃないですか! 「てっぱん」のスタッフさんつながり? そして何と言っても、「ひよっこ」での好演も瞼に鮮やかな井之脇海くんの出演がうれしい! うれしいよー! 「ごちそうさん」では菅田くんと一緒の場面はなかったよね。 楽しみに待ってます!!

さて、今回の内容も興味深かった。twitterで「今回は『真田丸』のような内容で、直虎は源次郎が言いそうな言葉で気賀の町衆をなだめていた」というつぶやき(別に批判とかの意図ではない、素直な感想のようだった)を見かけたけど、なるほどなーと思う。確かに。

ようは両作品とも、社会や組織や人間心理のあるあるを、分析し噛み砕いて時代物の創作エピソードとして作り上げてるわけで、これができる脚本家って意外と少ないんだよね…というのが大河ドラマを見てきて思うことだ。三谷さんや森下さんは有難い書き手。まあ、こういう回って、英雄譚を期待する向きにはダイナミズムにかける作風と映るんだろうけどね。

権力者が権力を持って自由の町に入ってくることで、ある者は嫌悪し抵抗する。またある者はいち早く権力にすり寄ろうとする。そして両極のどちらにもつかなかった者は、どちらからもつまはじきにされる(笑)。本田博太郎やっぱりかわいい役だなw

前回、直虎たちが必死の思いで取り返した材木が、気賀の築城に使われる。自分たちが無事に食べていくためにやった仕事が、自分たちのあずかり知らぬところで、あるいは抵抗できない領域で、弱い者たちを惑わせたり苦しめたりすることにかかわっている。加担してしまう。あるよね。あるある。今の日本人だってそうなのだよね。

そんな状況に際しての、登場人物それぞれの動きが面白い。
「そんなものにかかわるな」「井伊とは関係ない」という態度に徹する政次は、リアリストで理性的なんだけど、統治側としての「仁」に欠ける感がある。政次は、井伊家の家老であり、また幼馴染3人組の1人であり直虎を思う狂おしい男なのだけれど、ナンバー1ではなくとも「統治側」の人間であるという文脈からも捉えるのが、自分的には好き。

裾を思い切りふんづけやがってさー。こういうことを臆面もなくやってのけるのが、政次の思い上がりだと思うんだよね!! 馴れ合いっていうかさ。でも、夜な夜な2人きりで囲碁をさしていたら、馴れ合っちまうのもわかるわけでさ! TLでもちょいちょい話題になってるけど、あの囲碁はどういうやりとりで開催が決定されるのか、そのうち描写してほしい。

そういえばさらに逸れるけど、庵原どのの性癖って何!!しのさん!! この振り、ずえぇったい忘れないからな!!

城なんてものができるなら出ていくまでだ、という龍雲丸。「この日のもとにユートピアなんてない」という直虎。彼らは自力があるからどこででも自由に生きていけるのではなく、そうやって流れながらでしか生きていけない。先週政次が言った「買いかぶりすぎだと思いますぞ」はこういうことか。思うままにならぬなら出ていく。地に足をつけて全力でコミットしていく力がない。井伊谷という地を持ち、コミットするしかない直虎との違い。

でも、龍雲丸の言うこともわかるんだよね。「城なんてものがあるから、城を守るために人が死なないといけなくなる。本当は人を守るための城のはずなのに」。「ごちそうさん」クラスタとしては、悠太郎が言った「人のために町があるのであって、町のために人がいるのではない」を思い出さずにはいられなかったんだけど、個と集団との本末転倒な関係は古今東西に通底する問題だよね。

そして、「集団の中では、弱いものから順に犠牲になる」ということを、直虎はまだ本当にはわかっていないのだろうな。父や大じじ様、直親など、井伊家の嫡流の男たちを次々に亡くしてきた経験はあっても・・・。「上に立つ者として、率いる者たちをどう守るか」お題目を唱えるのではなく、現実的な采配の難しさに、これから直面していくのだね。まずはその覚悟があるかどうかを、“周縁の者”であった方久に問われる展開が熱い。