卯月の十八

●4月某日: 日帰りで篠栗へ。すばらしい快晴の春の日。恒例のタケノコ掘り。今年は県内全域、不作で、義父によると「裏作も裏作、全然ない」とのこと、親戚等各所にも「今年は送れません」と断っていると聞いていたが、とりあえず山に足を運んでみると、おやおや? かわいいタケノコちゃんたちがニョキニョキと顔を出しているではありませんか。最終的に、「もういいんじゃない?」とサクが痺れを切らすくらいには、掘った。20本くらい? みんなでその場で皮をむき(軽量化のため)、すぐに庭で火を焚いてアク抜きの下茹で。お昼もタケノコごはんだった。

午後は川へ。マイ網を持参して魚とりに夢中のサク。といっても、そうそう見つからないのだが、中腰の姿勢をずーーーーーっと続けられる子どもってすごい。小さいカニやエビはたくさんいて、中に1匹、すごく太っていて、動きが鈍く、それでいてこちらが捕ろうとすると鋏を振り上げて威嚇する子がいた。「もしかしたら、産卵前なのかもね」と話し、つかまえないことにする。「午前中は裏山へ、午後は裏の川へ」という、日本昔ばなしみたいな1日。最終的に、サクは庭でばぁばの草取りの手伝いをしていた。かわいいアマガエルもいたよ。

実家や友人宅など、タケノコ便をしながら帰宅。夜ごはんにもタケノコごはんを。
 
●4月某日: 「0655」で元旦に披露された今年の干支の歌、「庭野トリ彦」の2番が公開! …というのにコーフンする今朝の我が家。サクも朝ごはんがよく進み、いつもより早く食べ終わる。褒めると、「どにちに たくさんリラックスしたからかも」と、大人のような答えを返すサクであったw 

朝から何軒かタケノコ配り。お昼のあとにはどんぐり文庫かじたさんのお宅にもおすそ分けして、お言葉に甘えて上がり込んでお茶をいただきながら楽しく話し込んでたら、はっ、2時! 今日から家庭訪問で少し早く帰って来るのだった。

黄色い帽子とランドセルカバーの1年生たちがポツポツ帰ってるのを急いで追い越しながら帰ると、果たして、家のドアの前で立ち尽くしているサクが。ご、ごめーん! 泣いてるかなと思ったら、ちょぴっと “ウルっ” てぐらいのもので、私の顔を見てガシガシ、と腕で目を拭った。「ごめんねー、びっくりしたね、こわかったね、かなしかったね、ずっと待っとった?」と聞くと「5ふんは まったな」と、また大人のような答え方をするw 「おかーさん、ねてるのかとおもった。それか、しんだか」ご、ごめんよ。

夜ごはんは、牛肉とタケノコとピーマンのオイスターソース炒め。いわゆるチンジャオロースといいますか。あと、きゅうりと小松菜の和え物。マカロニサラダ。サクとスマステ、中居くんゲスト回を見る。残業から帰宅した夫とは、情熱大陸のMIKIKO回を見る。MIKIKO、私たち(夫婦)と同世代だろうなと思ってたら、やっぱり夫と私のあいだの年齢だった。すごいなー。すごい!