文月の十四 / プールの思い出・東京五輪マラソン考・スイッチインタに猿之助さん2回目!

●7月某日: 夫が夏風邪でダウンしたため、夏休み最初の行楽の予定は取りやめに。
それで午前中は息子と急遽、プールに行く。久しぶりのプール、これがことのほか楽しい。気持ちいい。水から上がったあとの尋常でない体の重さも、懐かしい。

大学時代、初めて一人暮らしした部屋にはエアコンがなくて、夏休みは

「バイト → プール → 疲れて昏睡」または、「プール → バイト → 疲れて昏睡」、はたまた「プール → 飲み会 → 昏睡」・・・

とにかく、寝るためには疲れるしかないみたいな生活をしてたのを思い出した。ほんと、夏の間は友だちも呼べないような部屋だった。彼氏だけは来てたね。なぜなら彼んちにもエアコンがなかったから。ははは・・・。

でも、大学生の夏の夜なんて寝る必要もなくて、誰かの家に集まって、テレビでやってる深夜のB級映画だとか世界陸上とかを見ながら、飲んだりしゃべったり、だらだらしてるのも好きだった。ウッドストックやラストワルツのビデオだって何度見ただろう。そういう「非生産的」な時間って人生の宝物ですよね。

閑話休題、子どもとプールで泳ぎながら、
「ニッポンの夏のエクササイズはやっぱりプールやね。陸なんか走ってる場合じゃない」
とつくづく思ったのに、夕方になるとやっぱり走ってたわたくし。前週の3連休も毎日走った。17時を過ぎると日が傾いて影も長くなり、ランニング可能な環境になります。ただし30分が限界!

東京五輪のマラソンは7時スタートでも厳しいと思う。マラソンだけでも東日本大震災の被災地でやったらって思うんだけどね。今年の様子なら福島も仙台も暑いだろうけど、東京よりマシでは?
 
五輪のマラソンは、2時間半以上にわたって世界中で中継されるので、開催都市の格好のPRアワーになるんだと思う。シドニーではアンザックブリッジが記憶に残ってるし、ロンドンではバッキンガム宮殿、北京では天安門前を通るコースが組まれた。

2020年は、東京タワーとか浅草寺とか全世界に見せるつもりなんだろうけど、私は東北を映したい。一部だけでも、東北の海岸をコースにしてほしい。まあ、それはそれで、復興したっていう「ポーズ」を見せるだけだといって反対する人も出るだろうけど、誰からもそんな議論すら出ない(報道されない)のが不思議だ。

北京五輪で当時のマラソン世界記録保持者だったゲブレシラシエが大気汚染を理由にエントリーしなかったように、福島は走りたくないというトップアスリートがいれば、それが世界から見た日本だと思う。

夜ごはんは、牛肉の焼きしゃぶ風。下にキャベツともやしをたっぷり敷いて、大人はたまねぎとカイワレも。トマト、にんじんラペ。夫・子供が寝た後、亀ちゃん(当代 市川猿之助)ナイトが始まる。先週の、製硯師、青山さんとのスイッチインタビューに続いて、3年ほど前の野村萬斎との同番組の録画も見る! てか、スイッチインタに2度目の出演してるのって亀ちゃんが初めてじゃないですか?!