文月の十 / 海釣り

●7月某日: 海釣り公園へ。7時半に家を出た。これは休みの日の私にとって「すごくがんばった」レベル。普段いかにがんばっていないかがわかるが…。サクははりきって、6時ごろ起きてたみたい。糸島方面へ向かう車は多い。ただでさえ遊びのスポットやし、海のシーズンだもんね。それでも1時間はかからず着いて入園し、竿を借りる。家族で来るのは初めてなので、指導員さんにやり方を教えてもらう。かっこよくて優しいお兄さんだった。

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facebookより)

海釣りにチャレンジ。
びっくりするほど釣れない。
さらにびっくりするのは、釣れないにもかかわらず、息子が全然飽きない。

「ぜったいに つってやる!! メラメラ」
みたいな勝ち気さや根性というよりも、ひたすら、釣る動作がおもしろく、次こそ釣れるかもという期待感が彼を離さないようである。
幸せな人…。

エサにわらわらと寄ってくる魚影が見える。
たまに、かかる。
そのとき竿を引く強さといったら命の力そのもの。

で、今んとこ、この8歳児より、たぶん10センチか20センチ程度の魚のほうが強いらしく(笑) 4,5回、リールを巻いてるときに逃げられた。
なんか、コツがあるんでしょーか?

まあ、釣れなくてもこれだけ楽しめれば元は取ったよね。
…と、いつしか大人になり「投下資本回収したい脳」に侵された私は、暑さでくらくらしながら思った。
4時間以内に出ないと超過料金かかるから帰ろうか…。(←などと言い出す自分に『汚れちまった悲しみに』感が…)

海。
潮の香り。
遠く近くに島影。
きらきらと光る水面。
波打ち際が描く美しい襞のライン。
発電しない手はない、太陽の熱。
べたべたする肌をカーエアコンの風で冷やす。
ニッポンの夏がきてる。

8歳児だけじゃなく、私&夫も、最初に「1匹くらい釣ってあげたい」と言ってこころみてくれた指導員のお兄さんも釣れなかったw 近くに、サクと同じくらいの男の子がいて、聞いてみたらやっぱり2年生。ちょっと仲良くなった。彼は小さなのを1匹釣っていた! 

牧のうどん食べて帰る。うとうとしてたら、リールを激しく巻く音が。帰ってからも釣りゲームをやり続ける男、サクであったw 夜は、かつおのタタキ(玉ねぎと焦がしニンニク)、ニラたっぷりギョーザ(夕方、サクが疲れてたので、今日は私が包んだ! タネは夫の仕込み)、小アジの南蛮漬け。

読書家の2人の対談であった。