『精霊の守り人』 第1回 「女用心棒バルサ」
ついに始まった!
#精霊の守り人 TLざっと見た感じでかなり不安に思いながら録画見たせいか、意外によかったよ! 面白いやん。原作知らんしファンタジー耐性低い夫も視聴継続するようだよ
#精霊の守り人 予告では不安だった帝・二ノ妃・聖導師が、人物造形も関係性もかなり原作と違うのに、本編ではしっくり来た。原作と違って視聴者層のメインに大人を(大人も?)想定してるがゆえのアレンジだと思うし、平幹・藤原という舞台役者の力量考えても人間味をプラスするのはわかるな、と。
#精霊の守り人 何より綾瀬はるかのバルサがハマってた! 予告の「うまい肉だね」(かぶりつき)がすごい不安だったんだよーw 線の細さをさほど感じなかったし重心の低さが良い! そりゃ綺麗なバルサだけど、綺麗だからこそバルサの人生の哀しさ・シリアス部分が際立つってのもある
#精霊の守り人 んで、バルサが綾瀬はるかで、ニノ妃がああいう造型である以上、入浴シーンは(サービス視点というわけじゃなく)物語の中で効果的だったと思う! 違う人生を送ってきた同世代の2人の女が、肌をあらわに対峙する。水の魔物に憑かれた少年を挟む2人の女が、同じ湯に浸かる。
#精霊の守り人 新ヨゴ国だのカンバルだの星読だの建国神話などと、謎な設定が次々出て来るので、原作未読の人は置いてけぼり感すごいんじゃと思いきや、夫に関しては著名な俳優が演じてるからかすんなり見られたようである。あんま理解はしてないだろうけど少なくとも脱落要因にはならない様子。
#精霊の守り人 しかし、原作屈指の名シーン名ゼリフ、燃え盛る宮殿を見ながらのバルサ「ごらんなさい。いまあの火の中で、皇子であるあなたは死につつある。この夜が明けたら、あなたは皇子ではない。ただのチャグムだ。それを心に刻みこむのです」がなかったのは原作ファンには涙でした…
そこまで確固たる「覚悟」を促さない意図で削ったのかなと解釈してるけど。チャグムもバルサも、揺れたり葛藤したりしながら徐々に…というふうにドラマは進むのかな、と。ここも、人間味?庶民味?プラスというか。#精霊の守り人
#精霊の守り人 狩人との対決の迫力もよかったけど、トーヤとサヤ、橋の下の家の様子もすごく良くて、タンダの登場がなおさら楽しみになった!
原作を読んでいたときのイメージよりも肉と脂が乗っているような聖導師。垂れ髪で(結髪せず)、感情をあらわにする帝。この2人に説得力があったのは平幹さんと藤原竜也の役者の力が大きいと思う。なんか、見終わってしばらくたって思い返すと「やっぱ、だーいぶ違うんだよな。」て思うんだけど(笑)見てるときはスムースに見られちゃう。彼らが醸し出す世界観に呑まれちゃう。帝、あんな童顔なのに・・・。原作のイメージでは藤原さんはシュガでいいくらいなのに・・・。
ま、舞台調の演技って苦手な人もやはりいるので、あれがフックになるよりは敬遠する材料になる方が多いとは思われるのだけど(笑)、異世界ファンタジーにはやはり舞台俳優が必要なのもよくわかるし、もろ刃の剣を採用したのでしょう。なんたってタンダがでーさんだしw で、舞台調は苦手だなー、って方のためにも、宮殿に木村文乃さんがいると。やっぱりいろいろ考えられてるんだよなー。
ただヨゴの王宮と星の宮が全般、ハリーポッター風だったのはちょっと気になりはした。清浄ながらも素朴…みたいなイメージなんだよな…まあ私の主観でしかないけんな…
で、シュガは万人に一人くらいの秀才というよりは、ちょっとおっちょこちょいで熱血な、朝ドラヒロイン風の味がプラスされてる。バルサはビジュアルだけでなく原作ほど老成していなくて、チャグムに対しても口が悪い。チャグムは原作よりもワガママさ2割増し。
という感じで、ドラマ世界の均衡のために、それぞれがアレンジを付されてるんだけど、原作大ファンの自分が75分面白く見られたのは大変うれしいことでした。この映像世界で、これからあんなことやこんなことが起こるんだと思うと、わくわくが止まらない・・・!
あ、ジグロとトロガイ、モン&ジンの狩人コンビは、原作ほとんどそのままのイメージでございました。『天地人』から7年、吉川晃司はもはや飛び道具でなく役者に見えている。神尾さんと松田さんというNHKのいろんな作品でお目にかかってきた2人が今回本当にかっこいい役なのも、なんか勝手におめでとうという気持ち。
そして綾瀬はるかのバルサはやっぱり八重からのライン上にあるのだと思われ、この作品が視聴率的に(つまり一般世間的に)どういう評価を下されるとしても、海街ダイアリー、わたしを離さないで、そして「守り人」のバルサと、大河ドラマの主人公からまっすぐに「大作・高品質作品における孤高の女性」キャリアを積んでいるのが、とてもうれしく、眩しいんである。