師走の十四 / 5歳半のクリスマス

●12月某日: さあ、クリスマスの朝! ・・・だが、サク、起きない。夫とかわるがわる起こしに行って「サンタさん、サンタさん」と囁くが、どうにも起きない。夫が出勤する前に起きるんだ、リアクションを見せるのが子どもの役目だぞー! としつこく起こし続けて、ようやく夫のリミット5分前に起床。

「サンタさん、来てるんじゃない?」という声にやっと反応し、まずは玄関の靴箱にかけていた靴下(幼稚園で制作したもの)を見に行く。中身を探り、キャンディとビスケットの詰め合わせを見つけてニッコリ。それ以上はすぐに気づかなかったので(なんせ夫のリミットが近いので)、「ほら、ほら」と玄関先を示す。

大きな靴下形の袋に気づいたサク、無言で目を丸くし、がさごそと開けて「やったー!」お望みのトミカタウン<消防署セット>が届いておりました。プラキッズ&消防車つき。「やったー、すごーい、うれしーい!」「こんなおおきいふくろ、サンタさん、おもかったろうねー」。

ピュアな反応に満足した夫がご出勤。早速開封して遊び始めてサクだったが、私に何ひとつ手を出させずひとりで完ぺきに組み立ていくつかのバリエーションまで試していたのは立派なもん。「おかあさん、みてみて、ここ、とびらがあくんだよ」へー、どれどれ、と開けてみると私、ソッコーでドアをパカッと外す(壊す)。サク、冷静に「だいじょうぶだよ、かして」と受け取って試行錯誤の末、器用に嵌めてくれた。あ、ありがとう…。

縄跳び、自転車、夜ごはんの買い出し。昼ごはん食べながら、クリスマスオンアイスの録画。きらきら具合がすごい! 夜は「クリスマス大パーティ」by 夫。「大」という漢字の意味はわからずとも、サクも何か「ふつうのパーティとちがう」というスペシャル感をおぼえるらしく興奮している。ローストチキン(子どもはフライド)、ペペロンチーノ風パスタ、子どもはオムライス、キャロットラペ、ブロッコリー&パプリカ&アボカドディップ、りんごなどをだらだら食べながら家族みんなが好きな録画を見つつ喋ったり歌ったり踊ったりするというだけのゆうべだが、非常に盛り上がった・・・というか、騒いだ。スパークリングワインのち赤ワイン、さらにビール。そして焼酎・・・

 

●12月某日: ゆうべはかなり飲んだのに、意外に酒が残ってない! 肝臓さんががんばってくれたようだ。いや、こんなにがんばらせてはいけないのだ・・・。ともかく元気なので、朝ランへ。ランニングも内臓には負担になる部分があると聞くが・・・。まあ、フルマラソンするわけでもないのでね。とても走りやすく調子が良かったのは自分の体のコンディションだけでなく、キリッと寒い気候のおかげでもあったはず。体感、8度か9度って感じ。走り始めは寒いけど、これぐらいってランニング日和だと感じる。それ以下になるとさすがに寒い。

さて、今夜は幼稚園のクラスの飲み会。ママ&子どもたちのランチ会や、ママ友ランチ・ママ友飲みは数あれど、家族まるっとでの飲み会は初めてだった。さすがに7,8組の参加だったけど、おおいに盛り上がる。入園以来サクと仲良しだったYちゃん家族の引っ越しに伴う送別会も兼ねていて、サクは今日の昼間買いに行ったプレゼント(サクが自分で選んだファンシーなエンピツ。袋はシールでサクがデコった)を渡していた。最後ちょっと涙が出た。

9時過ぎ解散し、帰宅後、軽く夫とクールダウン飲みして、寝る。以下、夫の感想「○○さんとか○○さん(奥さん)、元気モンやねー」「お母さんたちの飲み会に時間がかかるわけがわかった」「風林火山(焼き鳥屋の名前)にあんなに実力があるとは・・・・」