『掟上今日子の備忘録』 第4話

3話を録画し損ねて見損ねて、4話。ガッキーと岡田くんのドラマなんて、麗しすぎていつまででも見ていられますね・・・って思いながら見てるんですけど、それだけじゃなくて高まる期待。『空飛ぶ広報室』も1話は凡庸だと思ったのに3話、4話ぐらいからぐいぐいギアが上がって最終的には「録画を消せないドラマ」になったが、同じ脚本家による今作も、きてますきてます!(死語) 

人気小説が原作だからある程度の面白さは保証されているとはいえ、この野木亜紀子さんという脚本家は、明るく切なく真摯な恋愛を書かせたら“当代きって”のレベルじゃないですかね。今作にしても設定は思いきりファンタジーなのに、今日子と厄介のキャラクターや2人の関係性にあざとさ(という言葉が悪ければ「作為」と言い換えよう)がないんだよな。

今回のアトリエ荘の話。「天才とは努力し続ける資格をもった人」という言葉が天才になれなかった画家の卵たちに突き刺さるだけでなく、1日ごとに記憶をリセットされながらも淡々と探偵の仕事をこなし続ける今日子の孤高を際立たせるあたり、原作小説の巧さを感じた。西尾さんの小説、いつか読んでみようか。ただこのエピソード、陸くんに絵を頼まなかった理由を「黒(のみで描かれた絵)は必要なかったから」という理由だけが腑に落ちなかった。原作をあたれば納得できるかな?

それぞれ別室で容疑者を説得する岡田将生と新垣結衣のセリフ回しが2人とも危なげなく、しっかりと誠実に響くことに感動。確かに岡田くん、「リーガルハイ」でもすばらしかったもんなあ。リーガルハイはシリーズ2より1のほうを推す人が多いが、私は岡田くんが演じたキャラ(しかし名前はもう忘れたw)の設定&芝居が好きで、「2」もかなり好きだった。ガッキーはコード・ブルーのころはお人形さんのようだったのに、今やこういうキャラクター芝居をしていても芯に確かな人間味がある。

小学生の陸くんを演じた子役、どこかで見たことあったよなと検索してみたらば、やはりガッキーが主演したドラマ『全開ガール』で錦戸くんの息子ビー太郎を演じた子だった。大きくなったなあ!でも顔立ちはやっぱり変わってない。

 

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