弥生の十六   フィギュアスケート世界選手権

●3月某日: 手帳に記入したり、このログを書いたり・・・など日常的な業務(業務?)が溜まりがちになっている。やはり、春休みでサクとずっと一緒にいるからね・・・。まあいいや。子どもが小さくてかわいくてべったりできるのなんて人生のごくわずかな時間なのだもの。

サク、鼻水が出ていて、ごくわずかに微熱。明日ひどくなるのは避けたいので病院に薬をもらいにいく。聴診器や、お口アーンをしたあとに、「家で、いつも先生の真似をして病院ごっこしてるんですよ」と話すと先生&看護師さんがウケてた。寝ないだろうなーと思いつつ(自分が眠かったので)誘ってみたら、サクも少し昼寝したので、業務遂行。

夜ごはんは、鶏と野菜のクリーム煮、キャベツと茄子の唐辛子炒め、春菊の白和え。白和えってちょっとめんどくさいけど、おいしいですよね。家の常備アルコール(発泡酒・焼酎)のストックが瀕死で、おいしいワインを開栓。でも1本は飲みすぎだよねってことで半分でやめとく。フィギュア世界選手権が開幕。

女子SP、ロシアのリーザことエリザベータ・トゥクタミシェワが3Aを跳んだ! 十分な加点もついていて、3Aで10点、後半の3T+3Tで10点を稼ぎ、77.62でぶっちぎりのトップ。2位はロシアのレーナことエレーナ・ラジオノワで69~点、3位にシーズンベストの宮原知子が67~点で、こちらもいずれも高得点なんだけど、なんというか世界が違うわ。SPで4つのトリプルジャンプを跳ぶとこういうことになるのね・・・! てか、演技にもびっくりしたが、キスクラで77点が出たときにシラーッとしてる彼女&コーチにびっくらこいた。こいつら完全に80点想定してるだろ・・・!

そしてすごくうれしかったのは、全日本で回転不足をとられまくって引退もよぎったという村上佳菜子が回転不足もエッジエラーもない綺麗なプロトコルで65~点を出し4位に入ったこと! 演技終了直後、会心の笑顔を見せながらも、キスクラでは不安げな表情で身を固くしていたのが、彼女のこれまでの苦悩を表していて胸がギュッと絞られた。それだけに、点数を見て喜び、涙する姿にはこちらもじーん。ていうか、演技それ自体ですでに泣けてた。佳菜子のクリスティーヌは本当にエレガントで、愛の喜びに満ちていて、すばらしいのだ! 

本郷理華が続く5位に入り、気づけば日本の3選手全員が明日は最終グループじゃないですか!! すごすぎる!! 6位は地元中国のジジュン・リ。この「くるみ割り人形」すごく好き。というか、彼女のスケーティングは浅田真央を思い出させるふわふわ感で見ていていい気持ちになるのだ。彼女も滑りがすっかり大人びてきたなあ。