弥生の十四

●3月某日: 朝から卵焼きを焼く(特記事項)。午前中、育児サークルの新旧役員で備品類の棚卸し&整理。お昼に小学校の校庭に移動して、サークルのほかの方々も加わって花見ランチ。小学校の桜も満開だが、ここは花より団子…ですらなく、花より遊び。子どもの食事はこういうときにはすぐに終わって、みんなさっさと靴を履いて走っていってしまう。サクも、お友だちと追いかけっこ、すべり台、シーソー、ジャングルジム、ボール、蟻の観察…2歳児4,5人に寄ってたかって観察された蟻、最後は、誤った誰かの足に踏みつぶされてしまった…(合掌)。それにしても延々と遊ぶ。いくらでも遊べる感じ。親の想像以上に(そして期待以上に…いや、そんなこと言っちゃいかんのだが)体力がついている。一定距離よりも私が近づくと、帰らされると思うらしく、「だめー! あっちにいって!」と叫んで逃げていく。わたしゃ人さらいか。まあ、サクにも私にも仲良い友だちが増えたのは良いことだ。夜は夜で、サランラップの芯をバット、風船をボールに見立てた野球ごっこが延々と続く…まあ、教えたの私だが…。夫、日本時間23時キックオフのサッカー最終予選ヨルダン戦を見る。先に寝るつもりで隣室のふとんに入ったが、「ああっ」「んもうっ」などの小さな叫びを聞きつつ、スマホ見たりして結局最後まで起きていた。

●3月某日: 朝から雨。とはいえ小降りだったので、最寄りのスーパーに買い物に行くことに。ブロック遊びにハマってて、「おでかけ しないよ」とそっぽを向いていたサクだが、「しんかんせん(の絵のついた)レインコート着ていこうよ」と誘うと、とたんに態度を翻して今度は「はやく! はやくいこうよ!」。そのくせ、実際に着せて出ると、歩きにくいし(大きいサイズを買っている)、傘をさして歩くのは大変だしで、テンションは低空飛行。それでも往復すべて自分で歩き通したのは成長だろうか。いったん家に戻ってから別方向の図書館に本を返しに行くのに「歩いていく? ベビーカーに乗る?」と聞くと「ベビーカー のる」と答え、ついでにレインコートを脱ぐと主張。そのころにはほとんど雨は上がっていたので、望み通り脱がせたが、帰宅してからも「しんかんせん レンコー(レインコート) きたね!」と得意げに繰り返していた。お昼ごはんを食べながら、「泣くな、はらちゃん」の最終回の録画を見る。ぐずぐずやってると、サクが「ママー、ないてるの?」と不思議そうに見て、トトトと近寄ってきて、私の頭をそっと撫でる。私はこのドラマで5話くらいから毎週泣いてるんだけど、2か月前にはなかった反応。これも成長か。あくまで当人比だが、なぜか今夜は料理をがんばった。夕方から2時間くらい台所に立って、常備菜含めいろいろ作った。