神無月の十三

●10月某日: 友だちとデートだ、Yeah! 一緒にバスに乗って防塁前(というバス停の名前です。元寇襲来に備えた防塁ね)で降りて、紅葉八幡宮へ。近所のお宮さんが定番の散歩コースになっているサクは、初めてのこちらでも、階段を上り鳥居をくぐってお手水舎で手を洗い、参道を歩いて拝殿でお参り…という一連の流れを慣れた様子でこなしていた。しかし神社IN神社であるお稲荷さんに移動したところで、ものごっつでっかい蜂(大人でもびびるくらい本当に大きかった)が大きな羽音で襲来し足元に止まるという事件発生。それからは一気にテンションが下がり、「だっこ、だっこしてー、だっこだよー!」の嵐。ちょっと上ったところにある広場で友だちが買ってきてくれたお芋プリンや栗饅頭(なんと秋らしいランナップ!)を食べてるときも私にべったり。眼下に発見した公園に移動してからしばらくも暗かった(笑)が、やがて砂遊びに活路を見出したらしく汗して遊んでいた。そう、日ざしが強い日だった。気づいたら昼下がりになっていたので、遅いランチをとるべく高取商店街をずーっと突っ切って西新まで(抱っこで)歩く。飛び込みで入ったお店のパスタが超うまくてテンション上がった! 今日のキーワードメモ。御所ヶ谷、薬院伊福町(いずれも地名)。ビジネス書、啓発書タイトルのすごさ。「置かれた場所で咲きなさい」、「人生がときめく片付けの魔法」。朝活。

●10月某日: 昨日昼寝なしだったサク、睡眠不足で起きてきて、超機嫌悪い。出かける前にちょっと寝かせようかと試みるも、それにも超反発して最後は号泣…。あきらめた私がふとんから起き上がると、自分の手で涙を拭いて(←かわいい)ニッコリ。午後から友だちの家へ。サク、ここにはたくさんのおもちゃがあることを覚えているのだろう、次々といろいろ出してくる。友だちの子どもたちも元気いっぱい。サクは弟くんとしばしばおもちゃを取り合い、そこは日ごろの姉弟ゲンカで鍛えている弟くんに泣かされていた。ちなみに弟くんはお姉ちゃん(5歳)に泣かされる、という食物連鎖(?)である(笑)。力作のプラレールを弟に壊されたお姉ちゃんが、「もう、弟はあっち行って! この部屋は女の子だけだよ!」と怒って叫ぶので、なだめるつもりで「あれ、ここにはサクもいるけど?」と言ってみると、「サクちゃんはいいの。顔が女の子みたいだから」と答えられて笑う。彼女にとっては、サクは自分の弟ほど邪魔にならない存在だから在室を許せるんだろうけど、「女の子みたいな顔」っていうインプットもやはり正直な気持ちだろうから。サク、5歳の子にもそう思われてたんだね(笑)。友だちが仕込んでたおでんを肴に一杯いただいて帰る。料理上手なママって良いのう(←向上心のない感想だ…)。彼女の幼稚園ママ友話におののく。いろいろあるよね、やっぱり…。

夜、今日から始まった「アイアンシェフ」を2時間まるまる見てしまった。良い酒の肴になった。実際の我が家の食卓の肴はニラ玉とか煮物とかでしたがね。鮭のハラス食べたーい! こんな仕事やりたくないって同年代俳優も多かろうが、玉木宏には、こんな仕事もちゃんとキャリアにしそうな独自の道ができている感じがする。