サクことば13・満2歳3か月  最近の二語・三語文のまとめ

サクの発語を文で区切ると、今は二語文がもっとも多い気がする*1。日常的に現れる発語をざっくり分類してみる。全然、学術的でない分類で失礼。

【一語のような二語】

  • だっこ して
  • ないない する
  • にっこり してる
  • いたいいたい なってる
  • かえる じゃない
  • なん してんの (何してるの?)

【名詞を修飾して二語】

  • みどり でんしゃ
  • おっきい ひこうき
  • きれいな おはな
  • あたらしい ズボン
  • サクちゃんの くつした

【主格を伴う二語】

  • おめめ いたい
  • なんか ついてる
  • ごはん なくなった
  • うんち でた
  • パパ ねんね
  • しまじろう いない
  • これは なあに? 

【目的格を伴う二語】

  • パン たべる
  • おえかき しよう
  • でんしゃ みる
  • かいだん のぼる
  • くるま もってきたよ 
  • ばーちゃん いこ! (おばあちゃんちに行こう)
  • パトカー つくって

【副詞や呼びかけ伴う二語】

  • もうすぐ パパ (もうすぐパパ帰ってくる?)
  • もう おしまい
  • もういっかい する
  • ちょっと てつだって
  • いっしょ あそぼう
  • ママ どこ? 

三語もぼちぼち口にする。

  • パパ ねんね してる   
  • あか バス いっちゃった
  • これは ママの くつした   
  • おっきい ひこうき だいすき  
  • また くるくる してるね   
  • ママ ちゃんこ して

二語の発語に何かひとつの要素を足した、という感じ。

二語にしろ三語にしろ、文法的に不自然な発語は皆無といっていいほど。たとえば「たべる パン」とか「いない しまじろう」とか「ねんね パパ してる」とか言わない。「パン たべる」だし、「しまじろう いない」だし、「パパ ねんね してる」だ。

時制のまちがいもほとんどない。転んで泣いてるときには「あんよ いたかった」でなく、「あんよ いたい」。ママのお茶碗がからになってるのを見ると「ごはん おいしい?」でなく、「ごはん おいしかった?」。

最近、ちょくちょく見られるのは、「サクちゃん + α」 の発語。

  • サクちゃん あお でんしゃ!  …ニュアンスとしては、「青い電車みつけたよ!」
  • サクちゃん アンパンマン パン!  …ニュアンスとしては、「アンパンマンのパンを食べる!!」

ということで、日本語の会話としては、必ずしも主語が必要とは思われないのだけれど、語頭に「サクちゃん」がつくときは、サク的に非常に切迫しているとか、強調したいとかの場面であるという共通点がある。早く見て!とか、すんごく食べたい!とか、すごい!とか、知ってるよ!とか。芽生えた自我が日に日に大きくなっていってる、これもひとつの表れなのでしょう。

*1:今から1か月ほど前に書いた記事です