つれづれとりとめもなく

独身最後の3年間ぐらいって、90%はアルコールを傍らに書いてたような。夜遅くに一杯やりながらブログを書いて寝る、てのがパターン化してた・・・。

そんな日々を懐かしみつつ、久々に飲みながら書いてみる。とりとめなく、いくよー。(註:書いたのは8月末です)

いつのまにか、鼻歌が子ども向けの歌ばっかり。さもなくばAKBか嵐。夫も同様。

日ごろから「幼稚園時代の記憶なんてない」と豪語(?)してる夫が、サクが見てる「おかあさんといっしょ」でやってる歌を耳にして「これ、なつかしいね、自分が子どものころからやってた」と言う。「ぼくのミックスジュース」という歌。全然信じてなかったけど、確かに“ミックスジュース”っていう語感が、言われてみれば昭和っぽい。五味太郎さんの作詞だし、そっかーそういうことか。

絵本の奥附を見ても、ふつうに「初版・昭和50年」とか「120刷」とか書いてあったりして、子ども向けのものって意外と長持ちするんだなーとなんかうれしい。

とはいっても、黒電話とか、MDとか、まわすチャンネルとかテレホーダイとか、子どもと共有できないものも、相当たくさんあるけどね。

自分は、3歳半で入った保育園以前の記憶がほとんどない。で、それ以降、朝も夕方も「おかあさんといっしょ」の時間帯は在園時間で、たぶん見てないんだよね。ポンキッキは見てたので、「パタパタママ」とか「ほえろ!マンモスくん」とかはよく覚えてる。

AKB・・・あっちゃん卒業までの仰々しさに眉をしかめる良識人の気持ちもわからんでもないが、これまで「矢面に立たされまくって」きた人だから、卒業もやっぱりああなるんじゃないですかねえ。

同じく建前上「恋愛禁止」のアイドルでも、「物語」を作り続けなければいけないところ、笑顔と同じぐらい泣き顔の露出が求められているところが、「日常」に溶け込んだジャニーズ、辛い顔をオモテには見せないジャニーズと真逆。うーんでも、どっちが楽かっていわれたらわからんし、比べる問題でもないですよね。

AKBって統制のとれてる集団だから、誰が真ん中へんに出てきてもそれぞれにかわいいし魅力的なんですよ。大人のブレーンたちには、ぜひ楽曲のクオリティを守り続けてほしい。「ギンガムチェック」、ダンスパフォーマンスはみんないつもどおり、すげーかわいいけど、詞曲ともに、ちょっとものたりないんだよなー。

ま、これはあっちゃん卒業前から露出し始める曲だから、新体制後の“小手調べ”的位置づけなのよね? (後日付記: …と思ってたら、あり? ミリオンですって。)

「一番ソングSHOW」って番組で「2012年上半期カラオケベスト10」をやってた。「ヘビーローテーション」とか「フライングゲット」、その他最近のヒットソング(斉藤和義の「やさしくなりたい」とか)がランクインしてるのはもちろんわかる。へえっ、て思ったのは10位以内、AIの「Story」とかモンゴル800の「小さな恋の歌」とか絢香の「三日月」とかが入ってること。

この辺が、自分より5-10才ぐらい若い人たちにとっての青春のマスターピースなんだろね。私たち30代が、今でもカラオケで「イノセントワールド」とか「チェリー」とか「カブトムシ」とか歌うような感覚なんだろうな。

「しんかんせん」、「せんぷーき」、「ジューキーズ(重機を戦隊に見立てた歌)」という語彙が大好きな息子2歳1カ月。3音節でひとつずつが並列状態なのが、言いやすくて親しみやすいんじゃないかと思う。「アンパンマン」も、この類。そんなこんなから、友人と「大人でも、なんか好きな語感ってあるよね」という話に。

自分の好きな語感をいろいろ挙げてみる。オノマトペ・でいだらぼっち・隔靴掻痒・とうとうたらり・二酸化マンガンモーパッサン愛工大名電・墾田永年私財法・「よっぴいてひょうとはなつ」などなど・・・。

NHKEテレにほんごであそぼ」でやってる「ぴっとんへべへべ」という歌は、意味なく、子どもが好きっぽい語感だけで作ったということだ。最初はなんじゃらほいと思ったけど、今では私も鼻歌を・・・。

にほんごであそぼ」はほんとに面白くて、最近やってる「ことわざしりとり」も身も蓋も無さが面白いし、うなりやベベンの歌がとにかくいい。高村光太郎の「冬が来た」、山上憶良の「子らを思ふ歌」とか、漱石の「草枕」も、いずれ劣らぬ名歌・名文に大胆な節をつけていて、ぐっとくる。いちばん好きなのは、八木重吉の「こころよ」。ロックだわ〜。