卯月の五

●4月某日: 起きたらいろんないい匂い〜。すでにあらかたお弁当ができあがっていて、「さあさ、急いで、着替えて準備して、早く早く」と夫。今日は家族花見だ。めあての南公園は、市の動植物園も含んでおり、この時期、駐車場は満杯。よって平尾に車を停めて、15分ほどか、てくてく歩いて行った。案の定、付近は渋滞して一歩も進まないような有様。桜はすでに十分咲きを越えて葉の姿もちらほらだったが、絶えず降りしきる花吹雪が美しいこと。ひとひら、ふたひらなど、子どもの頭に散るも、をかし(枕草子ふう)。そんで、その中で食べる(作ってもらった)弁当のなんと美味しいこと。昨日とは打って変わって汗ばむほどの陽気で、デザートにアイスでも食べたい気分だった。帰り、駐車場までの道のりで撃沈したサクは、寄ったスーパーで買い物用カートに乗せてもまだ起きず、ぐらぐらする頭をカートのあちこちにぶつけるんで、夫が見かねて抱っこしてまわっていた。しかし、家に着いたら途端に起きて、寝やしねぇわ、いたずら三昧だわ。