如月の七

●2月某日: 友だちの家へ。バスを乗り継いで50分ほどかかったけれども、最近バス大好きのサクなのでぐずることもなく楽ちん。秋に引っ越したお宅はどこもかしこも新しくてきれいで、何より住まう人のセンスや人柄を感じさせる居心地の良さだった。自家製のパンと、サラダ・クラムチャウダー、そして二日前に来宅した私たち共通の友が栓をあけたというワインの残りをちょっぴり飲んで素敵なランチ。サクより4か月ほど月齢が小さい娘ちゃんも大きくなってた(この文章、なんか変ですね)。むちむち、ほわほわしててかわいいったらない。すでに体重は越されてるサクなのよね、小粒ゆえに。おっぱいを飲む姿も、やっぱりどこの子もかわいい! 右も左も自分のペースで自由自在に飲みたがるから両方出しとかないといけない、とはサクとまったく同じなり。音の出る絵本に合わせて踊るふたり〜かわゆい〜。目新しいおもちゃで力いっぱい遊んだサクは限界まできていたらしく、「おじゃましました〜」と辞去してバス停に着くころにはすでに目がつぶれかかってた。バスに乗ったら起きて得意の「あいたー! ばっばーい」を始めたけれど、長い道のりでそれも眠気に負けてzzz…つられて私もzzz…家に着いて、「さあ遅くなったけどもう少し昼寝しな」とおっぱいをあげたけど、今度は寝ずに、結局昼寝30分で夜遅くまでがんばってくれた。全然うれしくない…。

●2月某日: また寒波。母が来るのでちょっとそこまでお迎えに…と外に出たが、サク、雪の中では歩かず、必ず抱っこをせがむ。母がもってきたちょっとしたおもちゃに、サク、食いつく食いつく。昨日の友だちの家でもそうだったが、こういうときの集中力ってのがこの数カ月でかなりアップしたな、と思う。初めてのおもちゃでも、けっこう上手に使って遊ぶし。しばらく母にサクをまかせて風呂掃除やら夕食の準備やらしていたのだが、サクの真似っこ上手に母も驚いていた。一緒に体操をして、見よう見まねで足をあげたりしゃがんだりと頑張るサクに母が思わず笑うと、手を口にあてるその仕草まで真似されたとのこと。かねてより「気になる」とふたりで話していた、夫の通勤路=私のランニングコースの途中にある餃子屋さんで、夫が餃子を買ってくる。一口サイズ10個で400円。決して安くはないが、さすがに美味しい。Mステをつけたら、向井くんのドラマ『ハングリー!』の主題歌をやってた。THE BAWDIESというバンド。ドラマで聞いて、'70年代のちょっと有名な洋楽をデジタルリマスターしたのかなー?ぐらいに思っていたら、純ジャパニーズたちだったので驚いた。パフォーマンスもすっげーかぶれっぷり。しかし、『Cross Road』で世に出てきたときのミスチルも、これぐらいの垢ぬけなさだったことを覚えている。