『江』第33話「徳川の嫁」

徳川の嫁っていう内容だったとは思えんのだが。

とにかく尺がない以上、どういう描き方をしても謗りは免れないであろう関ヶ原への道のりである。だったら適当にうっちゃっといてもいいんじゃないかと思うんだが(つまり、主人公目線になって、わけわかんないうちに戦いが起きるという描き方にするのもありだったんじゃないかと。お江ちゃんは遠い江戸にいるわけだし、実際、政局のことなんてわかんなかっただろうし)、いちお、描くわけですね。
北大路家康と萩原三成、尺があれば、けっこう見ごたえある対決になりそうだったのにな。

この辺の流れは一昨年の『天地人』ではけっこう詳しくやったはずなんだけど、このころには既に脱落してたのが今になって惜しまれる。おぐりん三成の出番をコンプリートしなかった私のバカ!(関ヶ原の回だけ見た。おぐりんむちゃくちゃかっこよかった。今思い出しただけでごはんおかわりできそう。そしてその翌回におぐりん三成が処刑されたあと、あの大河を見る事は二度となかった・・・)

加賀まりこ演じる大姥局のシーンが、今んとこ、相当底が浅くてヤだ。お江ちゃんのほうの乳母のヨシが、「調べもの上手」というキャラをなにげに確立させていたのにはちょっと笑った。水川あさみと斉藤工の夫婦が美男美女すぎる〜! 今週、秀忠のツンがかわいくなかった。

一番おもしろかったのは、三成の家に討ち入ろうとする福島正則とか黒田長政とかの兜よ! なぜあんなところでウケを狙うのだ?! いきなり、戦隊モノでも始まったのかと思ったよ〜