北京五輪 女子マラソン

そして今日は、夏休み第1弾最終日。
女子マラソンなのでもちろん早起きしました。日本勢は残念だったけど、こうなるとむしろ、レース観戦を純粋に楽しめるというもの。トメスク、お見事だった。シドニー高橋尚子にしろ、アテネ野口みずきにしろ、古くはアトランタのロバにしろ、やっぱり、オリンピックという大レースでの金メダルというのは「獲りにいく」ものなんだなーと実感。トラック直線までもつれこんだ銀メダル争いもすごかった。最後はヌデレバの貫禄勝ちでしたね。でも彼女、序盤で集団を嫌って後ろにつけていたせいで、トメスクが早くに抜け出していたのを、競技場に入るまで気づかなかったらしい。それもドラマだなあ。

野口のギリギリの欠場とか、土佐礼子の無理を押しての出場とかに対して、例によって短絡的な批判が噴出してるけど、選手の皆さんはどうか耳を貸さないように。気楽な観衆とはまったくの別次元で戦っている人たちに、不敬な物言いはしたくないものだ。

それにしてもオリンピックも半ばを過ぎ、ここまでの成績を見ると、戦前に「ほぼ日刊イトイ新聞」で刈屋アナウンサーが予想した「今回の五輪の金メダルは、アテネの余力」とでもいうべきものになるだろう、というのがぴったり当たっています。体操の内村くんとか水泳の入江くんとかいますが、次のロンドン五輪こそが、真のニューヒーロー・ヒロイン誕生のときになるのかな。