文月の十

●7月某日: 帰国したなでしこさん達がテレビに出まくっている。競技とあまりに関係ないこと(彼氏いますか?とか)ばかり質問されているのを見ると、いたたまれない気持ちにもなる。とはいえ、そんな形であっても露出していくのが、長い目で見ると女子サッカーの発展に寄与するんだろうけどさ。スポーツ選手にせよ芸能人にせよ、「小さい頃に大きな病気をして克服した子」とか、「お父さんがものすごいスパルタ」とか、そういう覚え方したりしてるもんなあ、うちの母なんかも。さて、サクさんのおなかがゆるんでいる。今日はゆるゆるのうんちくんが5回も出た。それ以外はいたって元気で食欲もあるが。

●7月某日: 風や雨が強かったりで、昨日まで2日間あまり散歩もできなかったので、今日はサクを思いきり遊ばせようと午前中から子どもプラザへ。楽しそうに遊ぶ姿を見ると連れてきた甲斐がある。1時間ほどで眠くなったのか、おっぱいを求めてぐずり始めたので授乳室に入ると、少しして、ずっと大きい子が入ってきてやはりおっぱいを飲み始めた。「2歳になってるんですよ〜、もう、くわえタバコみたいなもので」とお母さん。「私もそれぐらいまで飲ませてる気がします・・・すごく好きなのにとりあげるのがしのびなくて」としみじみお話。

●7月某日: 我が家は校区のキワに位置していて、公民館も小学校も遠いのだが、そのかわり隣の校区の公民館や小学校がけっこう近い。というか、たぶんそっちのほうが近い。ふと思い立って、隣の校区の子育てサロンにおじゃましてみる。すると、偶然に、一度会ったことのあるママ&娘ちゃんと半年近くぶりに再会。ほかにも何人かのお母さんとおしゃべり。なんだか新鮮な気分になった。しかも、ここの講堂には壁に大きな鏡があり、つかまり立ちで自分の姿を見たサクが、おもしろがってパチパチパチ・・・と両手を叩いて・・・って、あっ、どさくさにまぎれて、5秒くらい、ひとりでたっちしてるじゃないか! しかも1回こっきりのまぐれじゃなくて、何度もやってる! 夫の帰宅をマンションの入り口で待ち構えて、同じことをさせ、その勇姿を見せた。