神無月の二 / 世界陸上デイズ

●10月某日: N事務所。会計関係。手引きで要件を調べたりして、経理時代を思い出す。昔取った杵柄ってやつですな…。夜ごはんは、レトルトの牛丼をサクと半分こ。サクにはお惣菜のチーズかつも。夫が今夜は雑炊しか食べられないので、なるべくうらやましくならないような(そして私が楽な)献立にしてみた。
 
夜な夜な、世界陸上を(前日の録画で)見る日々。男子棒高跳び決勝熱かった!!
 
ラグビーとかバレーボールとかやってますが、私は絶賛、世界陸上デイズです。オーマイトレジャーなのです。まわりに陸上好きがいないので夫をうっすらと洗脳しつつ織田裕二を心の友として生きてきましたが、前回あたりから息子が覚醒しはじめ、今回に至って各競技のルールもほぼ理解するようになり、私の陸上(を見る)人生のピークにさしかかっている感…!
 
写真は、走り高跳びで優勝したラシツケネ(ロシア)、棒高跳びで惜しくも銀メダルとなったモリス(アメリカ)、そして女子100mの新星で銀メダルを獲得したアッシャースミス(イギリス)です。はぁー才能にあふれ、努力を惜しまず、しかも美しいお3人。思わず画像を漁っちまうわ。

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走り高跳び優勝、ラシツケネ

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棒高跳び銀メダル、モリス

 ところで…ラシツケネのゼッケンを見た息子小3に
ANAってどこの国?」
と聞かれるの巻。
 
そうです。ロシアは組織的なドーピングが発覚して以来、今回も国家からの選手団派遣が認められていないのです。潔白を証明できる選手30人だけが、「中立選手」として個人資格で参加しています。
 
私 「うっ…それは国じゃなく…全日空でもなく…確かAuthorized Neutral Athleteの略…」
息子「どゆこと?」
私 「ドーピングって知ってる?」
息子「知らん」
 
だーよーねー。
 
私 「説明したほうがいい?」
息子「うん」
私 「禁止薬物っていうのがあってだね…(以下略)」
流れで、ジャスティン・ガトリン(男子100mで銀メダルをとった輝かしい37歳! 2018リオ五輪も、2017北京世界陸上も同じく銀メダル)が昔、ドーピング検査に引っかかって4年間 出場停止になっていたことも話してしまった。軽くショックを受ける息子。すまぬ。
 
世の中の理不尽や人間の闇にも触れはじめるお年ごろ…ということにしておこう…。
ちょうど私が今の息子くらいの年のころ、ベン・ジョンソンがオリンピックで金メダルを獲った数日後にドーピングが発覚して失格になってね、ショックだったのよ…時代を感じる話w
 
でも、ガトリンに出た陽性反応は、いわゆる発達障害のために飲んでいた薬だったとも言われているんだよね。それでも禁止薬物にさだめられていたものだったのかもだけど…(すみません、詳細は知らないんですが)。
『いだてん』の例を引くまでもなく、スポーツにもいろいろな社会の問題が潜んでいる。