皐月の十 / 山崎豊子

●5月某日:(facebookより)

ワークライフバランスプレゼン勉強会】

今月のプレゼンターは羽野博晴さん、テーマは「女流作家・山崎豊子の軌跡」でした。
1人の人間の人生や仕事を通して社会を考えるのはとても面白いです。
まさに22日から『白い巨塔』3度目のドラマが放送されるというドンピシャなタイミングだったのは、まったくの偶然でございます(笑) 

ほかにも、『大地の子』『不毛地帯』『沈まぬ太陽』『華麗なる一族』など、映像化も多い山﨑豊子作品。私もドラマで見て、「原作ではどう書いてあるんだろう…」と思い、何度本屋さんに走ったことか(笑)。

実際の出来事を緻密に取材し、実際の出来事にかなり寄せて(モデルが明らかにわかる状態で)書くスタイルはジャーナリストにも近く、「盗作疑惑」「資料をそのまま書いている」という批判もあったわけですが、あれほど骨太く社会のタブーに切り込み、しかもそれを壮大かつ猥雑なエンタメ化して差し出せる作家が今後出るだろうかと思います。

エンタメ、ってのもやっぱり大きなポイントなんですよね。だからこそ、繰り返し映像化されるわけで(私のようなミーハーな読者・視聴者を開拓できるわけで 笑)。

沖縄返還時の密約など、権力がひた隠しにしているタブーに踏み込む覚悟を持てたのは、女性だからではないか?
 政治にしろ経済にしろ、女性が社会や組織のメインストリームを歩くのが今よりもっと難しかった時代。
 失うものが何もない、最初から何も持っていないからこそ、正義感をもって告発できたのでは?」
…という話もディスカッションの中で出てきました。

もう1つのトピック、多様な性についてのディスカッションも非常に有意義なものとなりました。

・以前のように「男らしさ」「女らしさ」を強制する風潮は減ってきている。

you tubeでは、何百万人もの登録者をもつ性的マイノリティの方のチャンネルがいくつもある。テレビ(地上波)の様子とはまったく違う。

宗像市では、同性同士など様々なセクシャリティカップルのウェディングプランを手掛けている企業があり、外国から訪れるカップルも多いらしい。

・若い人の自殺率が下がったのは、そのようにネットやSNSを通じて「自分だけじゃない」と思える人が増えたからではないか

・とはいえ、地上波や、会社の喫煙室等では、まだまだ…という事態も多く見られる(ex 先日の、藤崎マーケットのロケコーナー)

・女性同士より、男性同士のカップルのほうがカミングアウト・フォロワー数など多い気がする。なぜだろうか?

などなど。

午後、サクと夫が本屋に行く約束をしていたらしいのについていく。この本屋さん、我が家では月に一度といわず愛用してるんだけど、この目の前にあるのが、今日の勉強会に参加してくださったFさんの食堂だ! なんで今まで気づかなかったんだろう~。

夜ごはんは、カレイの干物、みそ汁、れんこん煮、ポテサラ。


●5月某日: この春からEテレ『シャキーン』は新キャスト。連休明けからのシャキーンミュージック、ココちゃんの初めての歌がかわいい。撮影もすごく力が入っててるのも、キャストを大切にしてるようでうれしい。

シーツを洗った日に限って、予報にない雨。しかもひどい。下校時もけっこう降っていたので、傘を持って途中まで行ってやろうかな…と思いつつ、もう3年生だし濡れるくらいいっか、とやめたら、「びしょぬれだぞ!!ぬれすぎてぬれてないみたいだぞ!!」と超テンション高く帰ってきた。行かなくてよかった、うん。

夜ごはんは、ゴマアジ(ゴマサバのアジ版ね)、麻婆豆腐、ニラともやし炒め、サラダ。アジは、夫が丸魚を三枚におろして引いたもの。上手い。美味い。