3/19 西日本新聞 書評欄 『裸足で逃げる』 上間陽子~崖っぷちを生きる沖縄の少女たち
ネットでも何度か書名を見かけた『裸足で逃げる』(上間陽子)、3/19付 西日本 #新聞 に書評が載ってた。「崖っぷちを生きる沖縄の少女たち」と書評の見出し。著者が「リスク層」と呼ぶ貧困層の生活には暴力が渦巻き、女の腹を蹴って内臓破裂させたり、顔の骨を折ったりと加減がないという→
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月21日
→彼らの暴力がエスカレートするのは、他者を殴れば社会的信用を失ったり周囲が止めたりする「暴力を防御する装置」が少ないから。一方で、育児放棄され、暴力を受けてきた女性たちは「他人に不寛容」な傾向がある。身を売ってでも生活を立ててきた彼女らは人の問題を「自己責任」と片づけがち→#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月21日
→そんな中、高校時代に妊娠出産を経験した少女の話。恋人と別れ、キャバクラで働きながら高校で学び直した。子供が入院していた病院の看護師の親切や、手弁当で勉強を教えた教師たちの応援から「誰かが助けてくれるかも」という考えが生まれ、やがて「看護師になりたい」という希望を口にする→#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月21日
→筆者は米軍基地に囲まれた沖縄の街で育った。調査の過程で信頼関係を築き、事件を起こした女性の自首に付き添い、出産にも立ち会った。「誰かが手を差し伸べることで崖っぷちの人の運命が変わることがわかるから、仲間を増やすためにこの本を書いた」という。#新聞
— エミ-emitemit (@emitemit) 2017年3月21日