霜月の十六 / 「ボクらの時代」猿之助×染五郎×藤間勘十郎

●11月某日: 人生は短い。自分の大事なものを見失わないで、時間を大切に、目指すほうを向いていかないともったいないよね。なーんて思った連休最終日。夫とサクは博多駅に新幹線見物に。夫、ついでに阪急でコートも買って来てた。ミスドを3つ買って帰って来てて、「おかあさんもいっしょにたべようたべよう!」と、ご機嫌。夫はまだまだやる気に満ちあふれ、そのあと即、料理にかかる。ポテサラ、ぶり大根、鰈の煮つけ、鶏肉と里芋・ごぼうなど根菜煮、そして餃子。餃子は、タネはもちろん夫の仕込みだが、皮で包むのはサクの仕事。今回は24個ぜんぶ4歳児の作成。技術っていうよりその根気にびっくりした。さすがにそうパッパとできるわけじゃないから、それなりに時間かかるのに、飽きず、めげず、なんだかんだで一気呵成に作り上げてくれた。え、その間、私は何してたかって? 家事ってのは料理だけじゃないんですよ・・・(どう書いても言い訳じみるなw) フローリングにカーペットを敷いた。その芯になっていた長い棒で、サク、遊ぶ遊ぶ。先っちょに厚紙を貼りつけて「そうじき」とか。集めたどんぐりを洗ったり干したり瓶に詰めたりなどなど、なんかいろいろ忙しそう。

「ボクらの時代」猿之助×染五郎×藤間勘十郎。なんという俺得鼎談!! 互いの出会いを覚えてない(子どものときから一緒だから)とか、まとまった休みなんてとったことないとか、男の子=後継ぎとみなされるとか、完全な異世界に住まう人々でありながら、彼らは彼らの人生をしっかり愚直に、そして大胆に生きてる。彼らを見るといつもそういう感じがして、元気が出てくる。亀ちゃん、歌舞伎役者になってなかったら?の問いに間髪入れず「新興宗教」w やめい、あなたが言うと冗談に聞こえんけんwww 染五郎さんの浮世離れした独特の華も相変わらずすばらしい。東京以外での公演、トランク1個でホテル生活のできる亀ちゃんに比して、染五郎さんはトランク2,3個にプラス、段ボール何個か必要らしいw そして段ボール開けないらしいww 勘十郎さんは旅仕事の場合、行く先々に服とか分けて送るんだって、実務的ー。喋る勘十郎(宗家!)はとても貴重。亀ちゃんはいつもどおり元気だったけど、10月・11月の奮闘公演中の撮影かな、さすがに少しお疲れの顔にも見えた。いつも肌がツルンとしてるのに、ちょっと荒れてたような…痩せた気もする…お体大事に。

●11月某日: 降水確率と裏腹に、一日、降らなかった。ありがたい。今日はとにかく、先週の「ママじゃな」取材の記事づくり! インタビューの聞き起こしは終わっていたんだけど、編集してまとめていくのには存外時間がかかった。というのは、いいお話が多すぎて、放っといたらどんどんどんどん長くなるからである。泣きながら削っていくんだけど、それでも毎回、長いですよね…モデルさんとよほど親しい仲とか以外で、全文読んでくれてる人いるのかしら…。

17時半から、幼稚園の個人面談。家庭訪問・1学期末の個人面談に続いて、今年度3回目の機会。20分ちょっと。けっこうたっぷりした時間だよね。園でのサクの様子を聞き、私からは家での様子や、最近の変化、子どもを見ていて思う事などお話して、総じて、とてもスッキリした気持ち。なんせ先生は経験豊富だし、子どもを表面的に見ることをしないので、ありがたい。ひとりひとりにこの時間がもうけられているって、すばらしいことである。先生って本当に、仕事への志、なんてもんを超えた慈善事業だ。それじゃいけないと思うけどね・・・。夜ごはんは、昨日タロー(とサク)が仕込んでくれたぶり大根と餃子を中心に。サク寝たあと、夫とちびちび飲む。