「Life is mine」 vol.19 『追悼、野坂昭如~もうひとつのトラウマ作品』

野坂昭如といえば火垂るの墓ですが、私にはもう一つ、トラウマ作品があるのです。
“清太と節子” が戦争を生き残ったとしても、こんな地獄を味わったかもしれない。

あ、今回、R-15ぐらいの内容の記事なんですが
逆に大人の人には読んでもらえたらうれしいなって思います。シェア歓迎。

私の紹介文だと途中からエロな面が際立ってくるんですけど(笑)、原作を読むと
「彼らの人生をこんなふうにしたのは戦争なのだ」と、
戦争によって人生を狂わされ、戦後も長く、社会の底辺を生きるしかなかった人たちがいたのだと、痛切に感じさせられます。

水木しげると野坂昭如が相次いでこの世を去ったことで、戦争がいかに人間の(肉体はもちろん)生活や精神を破壊してしまうのかということを、語り継いでいく責任を思います。


追悼、野坂昭如~もうひとつのトラウマ作品