文月の九 / 動物園

●7月某日: 終園日。1学期も終わるのね。終わってしまうのね・・・。午後保育が始まったのが実質GW明けからだったので、ヒジョ~に短く感じた1学期でした。

クラスの友だちに誘われて、動物園へ行くことに。持って帰ってきた道具箱を置いて、水筒にお茶を詰めて出発。自転車で行ける距離に動物園があるって、なかなか良い環境である。といっても、20分くらいはかかるし、なんといっても丘の上にあって、途中からは自転車から降りて、引きながら足でのぼるわけだが・・・(本日のメンバー、全員、not電動自転車。ここらは坂が多く、年の近い兄弟児のいるところは電動自転車を持っている人も多い)。

途中、パン屋さんに寄ってお昼を食べて行く。ものすごく“街”って感じの、オサレなパン屋さん。お客さんみんなおしゃれ。満席で、案内されるまで15分くらいかかったが、子どもらがちゃんと待てるようになってる! サバサンドうまかった。そしてサイズがアメリカンだった・・・。

「さあ、どうぶつえんへ、しゅっぱーつ!」子どもたち、超元気。動物園は非常広く、というか小高い山の中に作られた園で起伏に跳んでいるのだが、基本走ってる感じ。動物のこともよく見ている。それぞれに(大人も含めて)ツボにハマる動物や、苦手な動物がいる。ナオくんはヒョウやトラなどの檻の前は急いで通り過ぎ、サクはおそるおそる見て、トーコちゃんは平気。蛇やトカゲはみんな平気。というか、路上のトカゲを一生懸命追いかけたりつついたりしていた3人である。

小枝を拾ったり木の実を集めたり、檻のなか・外にかかわらず子どもたちは新鮮な目で見ている。3人ともにいちばん食いついていたのはサル山だった。自分たちに近いものを感じたのか(笑)。いや、たぶん、広くてたくさんいてかなり自由な行動が見られるから面白かったんだと思うけど。

それにしても暑い! 32度くらいか、熱中症の危険を感じる暑さ。水筒のお茶がなくなり、自販機で買ったスポーツドリンクも飲みほし、さらに水を買い足した。しかし子どもたちは最後まで走っていて・・・というか、「帰る前にちょっと休憩しよう」と親が座っている傍らで、追いかけっこやらしている。さすが、遊ぶことにかけては彼らは堂に入っている。平日で、小学生はまだ夏休みじゃなくて、しかもこの暑さということで、園内、客はほぼ無人に近いほど。こんなに独占したのは初めてだった。「どうぶつえん、すっごいたのしかったー!」と言いながら園を出る子どもたち。そう言っていただけると報われますw 

昔、勤めていた会社で、某動物園を買おうかって話が出てたことを思い出した。買ってほしかったなあ、動物園のBS、PLを見たい、作りたい! エサ代だけでもすんごいんだろうね。でも動物ってそれぞれ減価償却できるんだよね(爆)。

夜ごはんは、唐揚げ(帰り道に専門店で買った)、いわしの干物、ナス焼き浸し、オクラときゅうり、トマトのサラダ。「きょう どうぶつえん いったよ! じてんしゃで」と報告を受けた夫、「えっ! この暑さに? 自転車で?!」とかなり引いていた。