文月の十 / 又吉、芥川賞受賞

●7月某日: 夏休み初日から病院通い。サクの右足ふくらはぎ、数日前から虫刺されだか湿疹だかでちょっと赤いブツブツができてるなーと思ったら、む、ムムッ、水疱になってる。これは・・・いわゆるひとつの・・・

先生「“とびひ”ですね」

ですよね、ですよねーっ! んで、とびひって、プールとか入れないんですよねーっ! 年中さんのメインイベント、川遊びつきの林間保育を控えているのに。プール登園もあるのに。がーんがーんがーん。抗生物質投与します。あと1週間弱で何としても治ってくれー! しかし慣れない病院(皮膚科)でもちゃんと待てるし泣かないし、苦めの薬も我慢強く飲んだし、なんか成長してるんだなーとも感じたのであった。夜ごはんは、餃子、麻婆ナス、きゅうり&トマト。

又吉が芥川賞受賞!!


ちなみにあたくしはまだもちろん読んでません、『火花』。でもこうなったら読んでみようかなー。松井今朝子さん(直木賞作家)は受賞よりも前に読んでいたらしく、自分のブログで触れていた。

いかにも話題先行で、久々の百万部突破にもなったため、じり貧出版業界のカンフル注射みたいなとらえ方をされて、ふだん読まない人が読み、読書好きが却って敬遠するような結果になるのはちょっと惜しいような気もする。
 確かにお笑い芸人がお笑い芸界の話をストレートに書いているとはいっても、そこには表現者が誰しもぶち当たる問題、表現は誰のためにするものなのかとか、表現は需要をあてにすべきものなのかといった、あらゆる表現にまつわる普遍的なテーマが真摯に扱われていて、表現に携わる者は誰しもその真摯さに胸を打たれ、だからこそ選考委員を納得させる作品たり得たのだろう思う。


彼の本を読んだり、『ファミリーヒストリー』とか『スイッチインタビュー』とか見るにつけ、又吉って静かな重みのある人だなーと思ってた。芸人だからもちろんふざけるんだけど、いつでも浮ついてない感じ。