葉月の二

●8月某日: 育児サークルでプール遊び。役員は1時間前に集合。昨日ふくらませておいたビニールプールに、ひと晩で抜けた分の空気を注入し、順に水を入れ、やかんで沸かしたお湯を入れて温度を調節していく。スムースに作業が進んだので、時間よりも少し早くから子どもたちをプールIN。家から持参したミニじょうろや、水鉄砲、プリンやヤクルトの空き容器などもプールIN。メンバーが持ってきてくれた水風船も大人気。腹這いになったり座って足をバタバタさせる子もいれば、みんなが遊んでいる様子をしばらくプールの外から眺めていて、ゆっくりゆっくり入っていく子や、水鉄砲に満タンまで水を入れることにこだわる子、水風船を破裂させようと躍起になる子など、同じ2,3歳でも反応や楽しみ方はそれぞれで、そばにいると本当に面白い。随時の水分補給のほか、途中、用意しといたミニゼリーで釣って全員を水から上げる時間を作るなどしつつ、1時間半ほどのプール遊びだった。公民館の庭(?)のようなところでやったんだけど、うまい具合に日影になっていて、ゆるやかな風もあり、予想より厳しい気候でなかったのが幸い。メンバーのみんなが手伝ってくれて片付けも順調に終了。公民館のスタッフにお礼を言って、さあ帰ろうか…とすると、隣の公園に駆けていく3歳男児たち。体力ありすぎワロタ…って笑えないわww でも、お店ごっこ、バスごっこ、草摘みなど一緒にやってる姿を見るのは微笑ましい。さすがに今日は2時間以上昼寝。

夜、地上波でラピュタ。これはもはや日本の祭のひとつですね。我が家、今夜ステーキでしたしね(関係ない情報)、飲み始めて1時間あまり、いい感じにほろよいのところで始まったもんだから、普段はどんな真夏でも湯船に浸かる派の夫が「今日はシャワーだけでいいな!」と省略してまでラピュタ優先(普段は何にもアニメを見ない人です)。ラピュタという映画がサイコーなのは当然だけど、家族と「ラピュタごっこ」をするのがまた面白いんだよな。「40秒で支度しな!」「グズは嫌いだよ!」「昔のあたしを見るようじゃないか」「国が滅びたのに王だけが生き残っているなんて滑稽だわ…」「龍の巣だ!」実際の発声に先んじて名セリフを言うのがミソ。死ぬまでにあと何回も、ことによっちゃ何十回もラピュタを見るんだろーな、とチラリと想像してみると、けっこう幸せだった。

●8月某日: 朝6時に目が覚めて、ゆっくりと二度寝の海原へと漕ぎ出しながら、何の脈絡もなくふと、「なんて名前だったっけ…柳川の近くの、あの町…“犬”がついて、3文字か4文字の…」という疑問が頭をもたげ、二度寝の夢の中でも延々と考えたあげく、「はっ! 思い出した、“羽犬塚”(はいぬづか、と読む)だ!!」と思い出したのは、はたして夢だったか、それとも、うつつだったか…。すっごくどーでもいいけど、なんか不思議で面白い体験だった。

さてゆうべはラピュタ祭でちぃと飲み過ぎた。気持ち悪いまではないが、ちょっと頭が重い。午前中、夫がサクを連れて公園&買い物に行ってくれて、そのころには復帰。昼、夫が作ったペペロンチーノ風パスタ。えびとかナスとかエリンギとか葱とか、ごろごろ入ってて超うまい。

午後から、友だちの家へ。別の友だち一家も来ており、また、友だちの弟夫婦も一時合流で、千客万来といった趣であった(ていうか、それだけ入ってもまだまだ快適な空間…家が広いってステキ…)。わたくしはとんだ失言をしてのちのちまで汗顔の至り。というのは、初対面の友だち弟(私よりずいぶん若い)に、「なにかスポーツとかしてるんですか?」と聞かれて、なんかおかしいな〜と思いつつも、「いえ、時々走るぐらいで」って答えたんです。答えちゃったんですよ! あたしのことじゃねーよ! 子ども(サク)のこと聞かれたんだったよ! そうだよね〜三十路女に初対面で「スポーツは」とか聞かないよね〜! や、私があまりに日焼けしてるからかな、とかちょっと思っちゃったんだよ!!! まあそんなこんなで大人の話は弾み(汗)、子どもたちは子どもたちで結託したりバラけたりしながら、部屋の中と庭とを行き来しつつ延々と遊ぶ、楽しい休日であった〜。最後、「まだ帰らない」と言い張る子どもらを追い立てて辞去する。長居した。