文月の三
●7月某日: 育児サークルへ。七夕のお飾りを作る。サク、初めてのクレヨンに興奮し、次から次へといろんな色を手にとっては画用紙に殴り書き。筆圧はまだまだ弱い。このサークルに参加するのは初めてだったが、育児サロン(びみょーに違うんですよこれが)で慣れている場所だったので、制作の前後の遊びの時間も違和感なく遊んでた。金曜日だけど意図的にボリュームのない夕食に。そのかわり品数勝負で、小鉢をいろいろ作った。「vs嵐」の録画で小栗旬、「ぴったんこカンカン」で向井理と、イケメン俳優がゲストのバラエティを2時間連続で見る。小栗さんはいつものとおり。向井くんは9カ月ほど前の露出ラッシュのころ(だいぶギスギスしてた)に比べてずいぶん落ちついた印象。一年たらずでこんなに変わるんだから、観察ってやめられませんな。しかし、ムカイリとオノマチさんを並べたときにオノマチさんをボケ役に使うのはいーんだが、それならそれで、番組側はもちっとマシな台本を考えるべきだと思う。
●7月某日: 朝、走る。昼から夫の実家へ。義両親に渡した写真(に写ってる義両親)と、実物の彼らとを交互に指さしながら、「じーじ」「ばーば」とサク連呼。札幌ドームでの日ハム戦に、ホークス期待のルーキー武田翔太がプロ初登板。6回を1安打無失点に抑えての初勝利。いや〜、「九州のダルビッシュ」とかいうキャッチフレーズがイマイチかわいそうだよな、というぐらいの認識しかなかったんだけど、大物の片鱗を見せつけた堂々たるピッチングに胸がときめきました。ホークス、久々に前向きなニュースって感じです。や、小久保の2000本安打はあったけど、あれは彼が走り続ける限り必然にたどりつくものであって、やっぱり今のホークスにあってファンが切実に求めているのはニューカマー、ニューパワーだもんな。
夜は天ぷら祭り(すべて義父が揚げてくれる)。食後、サクの誕生日のお祝い。ホールケーキに2本のろうそくを立てて部屋の電気を消すと、サク、ちょっと離れたところから(こわがり)ケーキに向かって両手を合わせ、頭を垂れた。お仏壇的発想だったらしい。その後は、みんなで誕生日の歌を歌ってもらったのが衝撃だったのか、のちのちまでケーキのことを「はぴはぴ」と言って、件の歌を口ずさみ、ろうそくの火を吹き消す仕草をするように。
●7月某日: きのうに引き続き毎日+日経の2紙を堪能。2面の書籍広告欄に、『ツイッターをもった橋下はテレビをもった小泉を超える』みたいな本の広告がデカデカと打たれていた。まー確かに私も彼のツイッターアカウントはフォローしてて、TLに流れてくると割とちゃんと読んでいる。朝の報道番組に、その橋下大阪市長が出演。玄葉さんとか谷垣さんとかと一緒に出てると、やっぱり論旨が明快なのである。彼のかなりエキセントリックなところには警戒心を呼び起こされるが、一方で、明快な論旨、ポジティブなパワー、クリーンさというのはほかの政治家とは一線を画しているもので、そこに賭けたいと思うのが民意ってものなんだろう。
サク、じぃじの畑でミニトマトを収穫。すごく楽しかったみたいで、笊にあげてきたミニトマトを何度も何度も入れたり出したりしてた、「ぽたと!ぽたと!」と言いながら。夕方、帰宅。夫が自作したタルタルソースを、義父が揚げてもたせてくれた鰯フライにかけて食べる。サク、最近、サランラップの芯の中に向かって喋ったり、私に喋らせたりして遊ぶのが好き。私の入浴中、夫がボールペンをもたせたらしく、またたくまに壁に落書きが…orz 寝かしつけてるとき、暗い部屋の中で、「パパ、ママ、しゃく(サク)」と順番に指さしながらひとりひとりを呼び、次いでまったく同じトーンで「せんぷーき」と指さして言うので爆笑。扇風機まで含めた4人家族かい! 平清盛は平治の乱後篇。めちゃ面白かった。