文月の二

●7月某日: 午前中、今日も強めの雨。有休の友だちがうちに来ていっしょにランチ。これ書いていいのかな、うーんやっぱりもうちょっとためとくか。とある企業に属してビジネス英語の翻訳・通訳の仕事をやってる彼女((TOEICスコアは995点!)から面白い話をいろいろ聞く。日本語の「〜だけど」のほとんどは逆説ではない(「雨ふってるけどどうする?」とか)。だからそういう「〜だけど」を「but」と訳す同業者を見ると「こいつダメだ」と思う、と。これは言われてみるとよくわかる。また、日本語の口語「すいません」は、「Excuse me」ではなく、もちろん「I'm sorry」でもなく、もっとも使えるのは「Actually」らしい。「すいません、私の注文と違う料理がきたんですけど」とかいうときね。ちなみに、そんな実践英語バリバリの彼女が「うちは英語教えません、って小学校があれば、たとえ私立でもわが子はそこに行かせたい」と真剣に言うので笑った。サクもたくさん遊んでもらい、彼女の背中をいつまでも見送りながら「いっちゃったー」「いっちゃったー」連発。

さて、夜はスパークリングワインを開ける。食事もちょっと豪華に。というのは、サクの2歳の誕生日および私たち夫婦の結婚記念日のイブのお祝いです。酒屋でFCバルセロナのチームマークがラベルになったワインを見つけたので買ってみた(どういうことなのかはよくわかんない)んだけど、おいしかったよ。ものの45分ほどで空いたので、焼酎にシフト。夫がもらってきた「魔王」、この超稀少な一升瓶をものの10日あまりで空けてしまったよ。「いいちこ」か?!てぐらいの勢いで飲んだ。ああ、すげーおいしかった。また数年後にお会いしたいものです。サクさんはケーキは週末ってことで今日はおいしいアイスがおごちそう。

●7月某日: 前祝いに入魂しすぎて当日の朝はすでに軽く疲れていましたが、サク2歳&私たち夫婦結婚4周年の日。今日は喜びをかみしめつつも、とっても地味に過ごすのだ。雨があがったのでふつうに公園に行って(一画に蜂の大群が出現したらしく市役所の方が駆除しておられた)、雨に降られて公園を出て、ふつうに図書館に行って予約していた本を受け取り、ふつうによるごはん作って食べる。夫は会社の接待で、ヤフードームのスーパーボックスへ。長い試合の末に負けて帰ってくる。最高気温は31度。地味だがアツい1日だった。法律上の成年になったころからか、「誕生日って、おめでとうと祝ってもらうけど、ほんとは親に産んでくれてありがとう、と感謝するべき日だよな」なんて思ってたけど、自分が親になってみると、子どもの誕生日には、ありがとうって言いたくなるものだな。無事に2歳になってくれてありがとう。子ども本人にも、周囲のみんなにも、神様にも感謝のきもちでいっぱいだ。