白い日
寒い。うちのパソコンはベランダ際にあるの。こんなに寒くちゃ、日記を書くのもしんどいよ。でも書く。
今日の福岡地方、朝の最低気温はマイナス1.3度だったとのこと。おそるおそるカーテンを開けると、屋根や車は真っ白になっている。「篠栗(実家)ではちょいちょい見るけど、福岡でこんなに積もっとうの久しぶりやな」と言う夫とともに徒歩で出勤。
夫はしきりにバスに乗るべきだと主張したが、何も降っていないし、歩く部分は路面の凍結もなく、真冬としてはことさら風が強いわけでもない。いけるいける。私は雨風は嫌いなので、そういうときは最初からパスすることにしてるけど、それ以外でハードルをいったん下げてしまうと、35分歩いて会社に行くなんて、やっぱり簡単にあきらめてしまいそうな気がするもんな。
たかが通勤手段ひとつでも、成し遂げるにはそれなりの克己心が必要なのである・・・・なんて大げさに書いてみたけど、実際は、通勤ラッシュの時間ってバスとか電車のほうがなんだかめんどくさいのだ。待つし、並ぶし、満員だし。私ちびっこだし。定期券持ってないからお金かかるし。これぐらいの距離(片道3キロ)の通勤だと、自転車>徒歩>電車・バス て感じだと思う、私の基本優先順位。
しかし今回の寒気団は、さながら猛者ぞろいの大軍団。朝がきたらばもう峠も越えたであろう、という福岡人の大方の予想を裏切って日中も降る、降る、雪。むしろ吹雪。さすがに、都市部は人や車がひっきりなしに通るので積もることはなかったけど、結局、日中も3.1度までしか気温上がらなかったみたいね。腹の中はあったかいはずだと信じるのみ。
今日は全社挙げての早帰りデーだったので18時に会社を出たのだが、こんな私でも、ついうっかり歩き始めてしまった10分後くらいに傘もさせないほどの猛吹雪に襲われたときは「しくじった」と舌打ちした。でももう後戻りはできない(気分的に)。幸い、風が吹き続けることはなかったので、心の八甲田山を越えてなんとかかんとか帰宅。体がものすごく糖分を欲している気がして、思わずチョコチップクッキーを買った。
夕食は水炊きを考えていたが、そういえば夫はゆうべモツ鍋を食べたらしい。二日連続の鍋はかわいそうかな、と思い、鶏団子を作って、春雨やら白菜の残りやらで中華スープにしよう・・・なんて思いながらスーパーに寄ると、あにはらからんや、っていうよりむしろさもありなん、鶏ミンチは売り切れなのだった。そりゃこんだけ寒いと、お鍋にしたくなるってもんよね、奥様方。近所のもう一つのスーパーに行くと、鶏はかろうじてブツ切りのみ、少数残っている。迷わず頭を水炊きに切り替えた。