『オリジナル寸劇 と「オイコノミア」大竹先生に学ぶ 社会×男女×経済学。』  メモ1

昨日、アミカスで開催された男女共同参画基礎講座。
『オリジナル寸劇 と「オイコノミア」大竹先生に学ぶ 社会×男女×経済学。』

f:id:emitemit:20170624180751j:plain


家で「オイコノミア」が話題に出ると、うちの家族は必ず「♪オイコノミア~」とあの番組のジングルを歌います。気持ちはわかる(笑)。

大竹さんのお話は、経済学的アプローチからの男女の違いと、そのギャップを埋めていくヒント。面白かったです。以下、殴り書きメモをもとにした備忘録なので細かいところはあんまり信用しないでくださいね(笑)。

●「比較優位の法則」
・・・すべての項目の能力においてBさんがAさんより劣っていたとしても、うまく分業すれば全体の生産性は向上する。
これは、仕事(ビジネス)においても家事育児の作業においても同じ。たとえ料理も掃除も妻のほうが早くて上手でも、それでもシェアした方が家庭全体としては効率アップになる。経済学では有名な法則らしいです。手品みたいな話で目からウロコがポロリ。(説明は割愛。気になる人はググってね。)

よく「仕事はできる人のところに集まる」といいますね、そのほうが早いから、って。でも結局はシェアした方が合理的なんですね。堂々とシェアしましょう、させましょう。

●そして、シェアする際には「人間の能力は教育訓練しだいで変わる」を前提にするのが大事なんだって。
「できないから(下手だから)やらない」ではなく、やってれば必ず向上するのだと!! やり方の工夫も必要なんでしょうね。

●「自己奉仕バイアス」
・・・人が、自分のやることに対して、実際以上に「やっている!!」と信じる傾向。
たとえば、夫婦に「夫は家事をやっていると思いますか?」と質問したとき、夫は70%が「やっている」と答えるがその人の妻で「私の夫は家事をやっている」と答えるのは55%。つまり、夫が自分で思っているほど、実際は家事をやってない(やっているとみなされていない)ということ。
 
よくあるよね、夫は「ゴミ捨てをしている」と胸を張ってても、妻の方は「あなたは集積所に持って行ってるだけじゃない。そんなの、やってるうちに入んない。ごみ分別してるのも集めてるのも新しいゴミ袋用意してるのも私よ」と思ってるような。
でも家事に関する自己奉仕バイアス、妻のほうの被害者意識にもつながってるかもしれないよね。

●夫婦の認識のずれを埋めていくにはやっぱり話し合いや歩み寄りが必要になるけど、話し合いでは「交渉力」が強い方が勝つ。
では「交渉力」とは何か? 
大竹さんは「本気で「別れてもいい」と思っているほうが強い(笑)」と冗談ぽく言ってたけどこれは真実で、だから収入の多い夫の言い分が通ってる夫婦もあるでしょう。その対抗策として「夫の胃袋をつかめ」なんて格言(?)もあるんだよね。
現実的なところでいうと、妻も「稼ぐ力」が大事なのかなあ、と思いますが・・・(次項に続く)

●「世帯月収が10万円低下しても、夫婦の会話が1日16分増えると幸福度は変わらない」という調査結果がある
・・・ということです。10万? ほんとに10万円か?!とも思うけど(笑)稼ぎを増やすより会話を増やす方が簡単そうだよね(笑)。

ほんと、「夫婦はいちばん小さな社会」ってことよね。夫婦間のコミュニケーションが楽しければ、社会参加と同じ満足度があるんだろうな。事務連絡や子どもの話題 “以外の” 会話がどれだけあるか?って観点、大事かもしれない。ということで我が家の最近の会話を振り返ってみた。

私→夫 「イージス艦とコンテナ船がぶつかったとき、イージス艦のほうがぶっ壊れて死者まで出るって、何かいろいろ間違ってないか?」

私→夫 「考え事しててブレーキゆるめてしまったげな。キムタクの精神状態が心配すぎる。でも4台が玉つきになってもケガ人が出ないキムタクってやっぱ持ってんのかな」

夫→私 「石黒賢がラスボスかと思いきや、あっさり死んでしまった…(←私がリタイアしたドラマのあらすじ報告)」

夫→私 「仕事のついでにカルディ寄ったけど、あそこホント見てるだけで楽しいよねッ。しかも知っとった? あのコーヒー、頼んだらブラックくれるとよ」

こうして書いてみると、くくくくだらないですね。でも、星野源も歌っているじゃないか。「♪くだらないの中に愛が 人は笑うように生きる」って。
長くなったので続きます。