水無月の十二 / 大人のためのお話会

●6月某日: お昼に最近はやりの(自分の中で流行ってるだけです)もやし坦々スープを食べる。夜ごはんの準備し、サクに手紙を残して出発。今日はサポーター講座の2回目で、サポーター+アミカス職員による寸劇と、大竹さんの講演。そのもようは以下に。

●『オリジナル寸劇 と「オイコノミア」大竹先生に学ぶ 社会×男女×経済学。』 メモ1 - moonshine

●『オリジナル寸劇 と「オイコノミア」大竹先生に学ぶ 社会×男女×経済学。』 メモ2 - moonshine


大竹さん、飾らないお話しぶりで感じの良い方だった。前回の講座は5時終了だったのでお友だちの家におじゃまさせてもらったけど、今回は4時終了なので、3時半前に学校から帰るサクには留守番させることにした。帰ると、ちゃぶ台の上に宿題を広げ(終わっていた)、おやつと牛乳も広げながら、「おさるのジョージ」の録画を見ていた。大きい声で「おかえりー」とは言うが、駆け寄ってくるほどではない。夜ごはんは、皿うどん、じゃがいもの味噌汁、トマト。サクと一緒に早寝する。

 

●6月某日: 早寝したので早起きした。なんという健康生活。家族が起きてくるまで昨日のメモをまとめるなど。今日はどんぐり文庫で大人のお話会。10時半からと思い込んでいたら10時からだったー!!! 手帳にはちゃんと書いてたのに書いてたのに・・・直前に気づいて泣きながら自転車を漕ぐの巻。20分遅れでおじゃまする。

 

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出典の本のディスプレイ。表紙がどれもすばらしい。

●『小石投げの名人タオカム』はラオスの昔話。

タオカム少年の活躍の小気味よさもさることながら、
「会議でしゃべりすぎるアイツを黙らせたい」
という古今東西、人類普遍の願いが詰まっているところに感動する(笑)

●『七人さきのおやじさま』はノルウェーの昔話。

おじいさんが出てきたと思ったら、おじいさんのお父さん。
次は、おじいさんのお父さんのそのまたお父さん・・・
と、なんと7代前までさかのぼって出て来るおじいさんズ。
奇想天外すぎて、ノルウェーっていったいどんな国なんだろうと(笑)。
や、人の住むところには、必ず、喜怒哀楽いろんな話があるんだよね。

●『とうさんのすることには まちがいはない』は、アンデルセン童話。

明らかに次々と間違いをおかしている夫の話に、
次々と心から喜び、「すごいねぇ、えらいわぁ」とキスをする妻。
これを自分と自分の夫に置き換えて、この妻と同じことができるかと想像すると・・・「無理!」としか言えないのであるが(笑)、だからこそ、
「こんなふうに、夫に優しくできたらなあ」
「こんなふうに、妻が優しくしてくれたらなあ」
という、男女それぞれの願いが結晶化したお話ができたのでしょう。

ちょうど一週間前にノルウェー研修の報告会に行ったり、
夫婦について考えさせられるイベント&講演会に参加したりしていたので
このお話たちがとてもタイムリーで、
こんなふうに不思議につながることってあるよなあと感じたのでした。

後半は、3人の方によるライアー&縦笛のコンサート。毎回、レパートリーの多さに驚く。300年以上前の宮廷作曲家(?)、オ・カロランの『アイリッシュ・ウォッシャーウーマン』のかわいらしさ! そしてやっぱりバッハ。『主よ 人の望みの喜びよ』なんて高貴で荘厳で、それでいて親しみやすいのでしょう。

さて今朝のこと、「あー、今日の夜ごはんの献立きまらんなー」と言ってたら、夫が「おれ今日早く帰れそうだから、鶏の唐揚げしちゃろうか?」と。なんというすばらしい忖度の能力であろーか!! 朝からサクと2人でワクテカ。「唐揚げ楽しみだね」「とーちゃんのからあげうまいからな!!」こうして楽しみにする時間だけでも幸せである(いや、実際にやってもらって食べる時間が一番幸せなんだけどさw)