如月の七

●2月某日: 朝のサク体温37.8度。咳がひどい。元気なくぐったり。おかゆを何口か食べるのがやっと。これは・・・これはインフルエンザの可能性大ですよね・・・。幼稚園もちろんお休み。病院に連れて行かなきゃいけないんだが、雨が・・・。そしてこんな時に限ってエレベーターが工事中で階段生活! 我が家は2階や3階じゃないのだ!! 

そんなこんなを乗り越えて何とか病院へ、インフルの可能性を伝えると待合室とは別室で待たされて、サク警戒。「きょうなにするの?」「もしもし(聴診器)とお口あーんじゃない?」「それだけ?」「・・・たぶん」。もちろんそれだけじゃ済まないわけで、鼻の中ゴリゴリされてるとそりゃ顔をしかめて涙も流すってなもんだが、暴れまくったりはしないし、ほどなく泣きやむ成長した5歳児の姿である。診察後、泣きながら再び別室に戻ったのだが、泣きやむと「おかあさん、さっきへやまちがえそうになってたね」と母の方向音痴を指摘したり、泣きながらも見るとこは見てるんである。

インフル検査、結果は陰性。咳の様子や胸の音を聞く感じ、気管支炎ではないかとの見立て。薬をもらって帰る。熱は少し下がっていて、ちょっと元気出てきたかなーと思いきや、うどん5口ほどでまた撃沈、「おなかがいたい」と涙目で苦しむ(たぶん吐き気)。うーん、がんばろう。元気なく横になってうとうとはしているが、とにかく咳がひどいのでおちおち眠れないらしい。私も寝不足なので(ゆうべもサクさんの咳や不快感につきあったので)すごく眠いんだがー。そしてなんかこっちも食欲ない。

こういうとき、夫が料理っ子だと非常に助かる、と再確認。早めに帰ってきた夫は、ちょこちょことした惣菜を買ってきたほか、もつ野菜焼きそばを手早く作り、トマトやらキャベツやらも手早く用意。LINEが入ってきたときサクに「お父さん、今○○駅だってよ」と伝えると時計を確認し(18時過ぎだった)、「おとうさん、サクがぐあいわるいときははやくかえってきてくれるんだねー」と親の愛情や心配を正しく認識していることを示してた。

 

●2月某日: 午前中、走る。先週は10キロすいすい走れたけど、今日は30分ちょっとでゼェハァ。私の体調というより、気候だ。先週は7度くらい、今日は20度近い! 人間の体は急激な気候の変化に弱いのだ。いつも使いのスーパーでクレジットカードを作っているのだが、昨日、セルフレジを済ませたあと取り忘れていた案件発覚! くだんのスーパーではサインも暗証番号もなく使えるので青ざめたが、お店の人が気づいて保管してくれていた。ホ。

10時になった瞬間、博多座にアクセスしてワンピース歌舞伎のチケットをとる。やった! サクの体調は回復途上で、熱は終日37度台半ばなのでそう高くないが、食欲がなく、咳も続いている。ただ良くなってきてるのは間違いなくて、「あした、おとうさんに、いつチョコあげるの?」と聞いてきたり、「おとうさん、あしたはいいことがあるよ」とワクワクしたりもしてる。

夜ごはん(大人の)は、アジの素揚げに野菜あん、ネギ焼き、ワカメと春雨の酢の物、ミニトマト。小鯵というには立派な大きさのを、夫、カラッと挙げてくれた。揚げた魚をボリボリ食べるの大好き。キリンラガー&白ワイン。「ブラタモリ」松山編の録画、古地図の見事な城下町ぶりに感動する。