葉月の八 / 絵本ミュージアム・天神涼園地
●8月某日: 9時半出発、アジア美術館、夏の恒例「絵本ミュージアム」へ。最寄りの駅で仲良しの子と待ち合わせすると、子どもたちは基本、親より先に走って移動。s川急便かっつーぐらい、1日じゅう走ってる。もう年中なので、さすがにそこまで見境なく走りはしないが・・・ていうかよく疲れないね、君たち。
絵本ミュージアム。いわいとしお「100かいだてのいえ」や、わかやまけん「こぐまちゃん」シリーズ、内田麟太郎のおばけの絵本、五味太郎の「あそびのせかい」などなど、ベストセラーやロングセラーなど今年も素敵なラインナップ。なにげに見ている絵本の絵だけど、額装して壁に飾られていると「芸術作品なんだなあ」という感じがして、見ているとすごく気持ちいい。その場で手に取って読める絵本もたっくさんあって、いいなと思うものもたくさんあったのだけども・・・
夏休み恒例の絵本ミュージアム、絵本はたくさん読めたんだけど(親がw)、体験コーナー的なのが、デジタルアートとか、特殊なライトで変幻する紙芝居とか、すっかりデジタルになってて、あー・・・って感じだった。
デジタルネイティブ世代の子どもたちだからこそ将来的に生み出せる新しい技術、世の中への貢献ってあるんだろうから、デジタルな体験を否定しきってしまうのも違うとは思ってる、でも絵本ミュージアムにデジタル持ち込む必要あるか?と思ってしまった。
絵の展示や絵本がいくらあっても、デジタルなものがあったら、子どもはそっちに惹きつけられていっちゃうんだよねー。もったいない。ま、その間に私はゆっくり絵本の読書ができたわけですが・・・。
サクも、タブレットでおばけの絵を描いて、指を滑らせたらスクリーンにそのおばけが登場!ていう体験コーナーと、特殊な技術で描いた絵が動く「変幻紙芝居」を一番楽しんでいたようす・・・。ま、そういう会社が協賛したりして、開催で来ている展覧会なのでしょうが・・・。
(カニのオブジェの前にて 得意の変顔)
会場を出て、リバレインの近くで昼ごはんを食べて(すごく美味しかった!)、天神までぶらぶら歩く。中央公園を抜けて市役所前広場へ。子どもは水着に着替えて「天神涼園地」。こちらも毎夏恒例、子どもが水遊びができる仕様になっているのだ。激しめの設備も自分たちで楽しめる年頃になっていて、ここでも走る、騒ぐ、もちろん濡れる。サクが「みずのびっくりばこ」と呼んでいた(そういう名前じゃないんだあろうけど、うまいこと言うなと思った)頭上高くにカラフルな箱が並び、チョロチョロと少しずつ水が溜まっていって、一定の重さになるとひっくり返ってザバーンと滝のように水が落ちて来るやつ、単純な設備なんだろうけど待っている時間と落ちて来る水の激しさがたまらないらしくて大人気。サクも飽きずにやってた。水にザバーンとかかると「うわーーーー!」と叫んでそこらを走り回り、また戻って来る(笑)。水のトンネルにもハマってた。最後、果敢にすべりこむのが上手。
3時になり、イムズでお茶&おやつ。このころから、疲れでお互いにグズグズしだす場面もあれど、ギリギリ限界まで遊びたいのが子どもという生き物で、地下でやっていた絵本作家・荒井良二の「家族の休憩場所」という展示で、また遊ぶ遊ぶ。再び電車に乗って最寄りの駅に着くともう5時近くなっていて、それでも駅前広場でまだ鳩を追いかけ遊ぶ子どもたちであった。1日おつかれさまでした>友だちのお母さん。でも、こういうのって、親にとっても夏休みの思い出だよね。
夜は、お盆週で定時ダッシュで帰ってくる夫が、美味しい豚肉で一口カツを揚げてくれた。卵にくぐらせパン粉をつけるなど、サク、手伝う(もちろん遊んでいる感覚)。大葉を挟んだりして超うまいー超カロリー高そうだけど! 私は、ズッキーニのマリネ、オクラのグリル、きゅうりとちりめんの酢の物など野菜だけ用意。