文月の四 / 大人のためのストーリーテリング・絵本三昧
●7月某日: 良く寝たので目覚めがいいですね。しかし朝から暑いな。幼稚園の門に最近、小さな門番さん(年少さん)がいて、自分のタイミングで開けてくれるのだが、今日はなっかなか開けてくれなくて、朝とはいえ炎天下で5分くらい待った私たち・・・。ちょうど待ち組が年長さんたち&給食の先生で、誰も「早くあけろー!」と言わなかったというw
で、慌てて保護者会のお金を払ってから、急いで待ち合わせ場所へ~今日はなぜか、某M幼稚園のお母さんたちの茶話会に参加するのだ(笑)。そこは、どんぐり文庫の梶田さんが不定期(?)で先生として入っていて、そして「ママじゃな」相方ちひろちゃんの娘ちゃんが通っている幼稚園。
梶田さんともう1人の先生で「大人のためのストーリーテリング&茶話会」があると聞いて、「いいなーうらやましいなー」と言っていたらちひろちゃんには「いいよいいよおいでよ!」と名簿に名を入れられ、梶田さんには「車に乗せて行くから一緒に行きましょう」と言ってもらったので、厚かましくもホイホイお邪魔したのだった。よその幼稚園なんて入る機会ないから、おら、ワクワクが止まらない!(@なつかしい「あまちゃん」)
Kさんの読み聞かせや語り聞かせは、子どもたちが「聞きたいなー」と思う雰囲気づくりをするのがとても上手なのだけど、でも完ぺきな静寂を求めないのがとてもいい。ちょっと今お話聞く気分じゃないわ、とか、これ好きじゃないもん、って態度の子がいても、「それがまたいいのよね」とおっしゃる。
「そっぽ向いたり、もぞもぞしてる子も、案外、背中で聞いてたり、この辺(足首とか)で聞いてたりもするのよね。ちょっとお話が怖かったりドキドキするから、わざと気を逸らして靴下いじってる子とかもいるし、なんかとってもかわいいの」 “余白”を許容して愛おしんでるのが伝わってくるんよね
「そっぽ向いたり、もぞもぞしてる子も、案外、背中で聞いてたり、この辺(足首とか)で聞いてたりもするのよね。ちょっとお話が怖かったりドキドキするから、わざと気を逸らして靴下いじってる子とかもいるし、なんかとってもかわいいの」 “余白”を許容して愛おしんでるのが伝わってくるんよね
「理想の読み聞かせ」みたいな場面って、親子の慌ただしい生活の中ではなかなか実現できなかったりするもんね。でもKさんの読み聞かせや語り聞かせに5年くらい通ってると、やっぱり大人自身が、お話を読むことと、子どもの反応とを楽しみながらやり続けると、必ず通じるときがくるような気がしてる
ちゃんと聞かせよう、良い本を選んで、偏らず、毎日欠かさず・・・とか思わなくていいんだよね。子どもはそっぽ向いてても、背中で聞いてるかもしれないから。今は響いてないようなリアクションでも、心のどこかに残ったりしてるから。
Kさんのお話会や幼稚園の読み聞かせでは、子どもたちは本当に吸い込まれるようによく聞いて反応してる。そんな姿を見ると、子どもたちはそもそもお話が大好きな生き物で、そのうえ日々の(園や、家庭や地域や…)読み聞かせの蓄積があって、こんなふうに集中できるようになってるんだろうと思う
今日の質疑応答では、子どもの小学校で読み聞かせをしているお母さんからの「いつもすごく緊張するし、高学年ともなると素直じゃなくなっててノーリアクションなので、心が折れる。Kさんは緊張しないんですか?心折れませんか?」という質問とKさんの答えが面白くて→
「緊張はします。でも、私がヘタでも、持っていく(聞かせる)お話の良さを信じて、面白いお話だから大丈夫なんだ、と言い聞かせてます。中学生も、最初はみんな能面でした。でも、時々ふっと気を許した子(笑)がちょっと表情を緩めたり、繰り返すうちにだんだん聞いてくれる雰囲気が出てきたり…」
結局、物語が好きということ、物語を通じて子どもたちと関わるのが好きということ、その気持ちが、Kさんが何十年も行動し続ける源泉になっているんだろうし、その行動から得られる喜びや経験値がさらにKさんの信条につながり、関わる人々を感動させてるんだろうなーと。
この時代に家庭文庫をやって、乳幼児から大きい子まで、どこの子(と親)でもジャンジャン家に招き入れて、一人一人の顔と名前を覚え慈しみ、地域の公民館の図書室や、小中学校での読み聞かせ語り聞かせ、中学校の図書事務までやってる。バイタリティ!って感じじゃなくほんわかしてて…
Kさんがこれだけ人格者でも、ここまで不特定多数の人と関わってたら、トラブルとかないわけなかったと思うんよね。世の中いろんな人がいるから理不尽もあったと思う。やらない理由、やめる理由はいくらでもあっただろうね。でもやり続けてきたから今のKさんと、周囲の幸せな物語空間があるんだよなあ
2人の先生が、集まったお母さんたちに向かって語ってくれた。「おいしいおかゆ」「小石投げの名人タオ・カム」「ひなどりとネコ」「おおかみの眉毛」 こういうのって、文字で読むより語ってもらった方が面白いんだよね。と最近思う。
で、帰りのバスの中に手提げバッグ忘れた。割とすぐ気づいてその場から忘れ物センターに電話した。まぁ、当然ながらまだ届け出はなかったんだけど、「中身は何を?」と問われ「水筒と、めがね(サングラス)と、手帳・・・」と答えながら手帳は痛いなーと思ったんだけど、家に着いたら手帳があった。そもそも手提げバッグに手帳を入れ忘れていたのだった(笑)。忘れ物番長ばんざい。
夕方もう一度電話すると、見つかりました。わーい。夜ごはんは、鶏の唐揚げ、きびなご揚げ、肉じゃがの残り、きゅうりとパプリカ。夫は飲み会。歓送迎会の季節。
●7月某日:再びお弁当当番。出産後まだ間もないお母さんに代わって、クラスの有志(下に小さい子がいない、などのね)で交替でお弁当係をやっている。ということで今日のサク弁&ちーちゃん弁。ちりめんごはん、鶏唐揚げ、卵焼き、チーズキャンディ(しゅうまいの皮包み揚げ)、ピーマンのきんぴら、蒸しさつまいも&蒸しニンジン。代理弁当作り、先週は男の子のだったけど、今日は女子弁。といって特に内容が変わるわけではありません(笑)。
さてサクを送った足で昨日の忘れ物を取りにだな・・・。西鉄バスの某営業所。我が家からはけっこう遠いわよ。でも見つかって本当によかった。水筒もサングラスも、手提げバッグ自体も、実はたまたま買って半年以内のものだったのだ。全部きれいに帰って来る日本はやっぱりまだいい国かもしれない。
今日は降園後、幼稚園の「文庫貸出」の日。のあと、恒例の「お母さんによる絵本読み聞かせ」を今日は私が担当。今日は「まる さんかく ぞう」と「ばばばーちゃんのアイスパーティ」の2冊にした。「まる さんかく ぞう」でもけっこう笑いが起きてうれしい私。すごく好きなんだよねこの絵本。アイスパーティ読み終わったあと「みんなもおうちでやってみてね~」と言うと「うん!」「やるー」に混じって、「やらん!」「やらん!」と数人が即答。その、間髪入れない反応は絵本の世界に入り込んでいた証拠だと私は知っている、ふふふ。絵本を見てる子どもたちの顔、かわいい。
ばばばあちゃんのアイス・パーティ (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)
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で、1回帰って、今度は梶田さんのどんぐり文庫へ、もっともっと上手な読み聞かせと語り聞かせを聞きに行く(笑)。語り聞かせ「エパミナンダス」にサク、「あれめっちゃおもしろかったやん?」 どんちゃんとぐりちゃんの手遊びも、梶田さんがやるとむちゃくちゃおっかしいのだ。絵本5冊くらい借りる。夜ごはんは、アジの南蛮漬け、豚と野菜の重ね蒸し、きゅうり。
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