高砂や この浦舟に 帆を上げて

●6月15日(火)
明け方何度か目覚める。外は激しい雨音。朝の散歩はやめて、夫が出勤したあと、もうひと眠りする。
夕方前から来客があるので、昼の早いうちに買い物をすませ、がめ煮を作る。コンロの高さは出っぱったお腹とちょうど同じくらいで、気づいたら熱せられて熱ーくなっている。

15時半過ぎ、ちーちゃん来宅。彼女は長崎の芸妓さんである。踊りのお稽古のため福岡に出てくるついでに会うことになった。今年じゅうには、名取試験を受けるだろうということだが、そのために掛かる費用を聞いて愕然とする。お稽古事という範疇を超えている額だ! 久しぶりだし話すこと聞くことはたくさん。時間になったら家を出て、ちょっと遠い駅まで送っていきながら話す。良い散歩にもなった。しょっちゅうは会えないだろうからと、早々に、子どもにお祝いをいただいた。

夫、今日は帰りが早い。おかずのしたくがあって良かった(まあ、なくても機嫌を損ねるような人ではないが)。がめ煮、なすの揚げ浸しに、こないだ実家でもらったホッケを焼いてできあがり。ポルトガルコートジボワール戦を見る。クリスチアーノロナウド、イケメンすぎ〜。平日は、日本時間で11時から始まる試合の前半を見終わってからふとんに入るのが恒例になっている。

●6月16日(水)
朝8時から1時間散歩。妊娠前はデフォルトで1時間走っていたからか、今もひとりで長々と歩くことに苦痛は感じないけれど、暑さは不快。

夫の会社は7月が定期異動の時期なのだが、今回、彼も対象者になったらしい。引越しを伴うような遠方行きになる人には先に内示があるが、それには呼ばれなかったということ。ゆうに7割くらいの人が異動するという異例の事態になっていて、社内は騒然としているそうだ。・・・なんて書くと、まるで先行き不安な(潰れる前みたいな)会社のようだが、そういうこととは程遠く、むしろ、そういう経営をしてもまわっていってしまうところがこの会社の問題ではないかと、部外者である私には見える。

きのうに続き、大学時代の友達と会う。今日はなおちゃん。仕事帰りにうちの最寄りの駅まで来てもらって、イタリアンの店で夜ごはん。来月の終わりに引っ越しを控えている彼女。引越しにはお金がかかるもので、「1万、2万がどーでもよくなってきた」なんて言うので、無収入の私はきつく戒める(笑)。でも、気持ちはわかる。突然の成り行きで準備に忙しいらしく、仕事が休みの日もすることがたくさんあると言っていた。

この秋は友だちの結婚ラッシュだ。自分が結婚して以来、近しいところでの結婚は数少なかったのが、一気にくる感じ。10月の土曜日は、すでにすべてご招待の打診で埋まっている! てか、うまいことかぶってないのもすごい話・・・。

10時ちょっと前に帰宅すると、夫がものすごく心配していたが、何をそんなにナーバスになっているのだろうか。友だちと一緒に、家から徒歩5分ほどのお店にじっと座って喋っていただけの2時間だ。ひとりで1時間も散歩したりフラフラ外出したりしてるとき、昼間や彼が飲みにいっている夜間、ひとりで家にいるときのほうが、よっぽど心配なシチュエーションではないかと思うのだが、人間って心配するにも主観的なものってことよね。

スイス−スペイン戦の前半を見る。面白い。スペインとかポルトガルとかの人の顔が好きだ。顔のことばっかり書いてるのはプレーのことをどうこういえるほどサッカーに含蓄がないからであって、試合自体も楽しんでいます〜。