怒ったっていいんじゃない
まぁ今夜になったら、いきりたってサッカー見るわけですが
正直 日本がどこまで勝ち進んで負けようが、なんなら優勝しようが それは関係者各位の敗北(勝利)であって、
私は白熱した試合に喜び、その努力尽力に敬意を表し、今後のサッカー文化の発展をお祈りするだけです。
が、政治はこの国に住む全員が当事者。望もうが望むまいが。
何なん昨日の党首討論。それにこの数日でいろんな法案を強行採決する見込みだとか。
友だちは、現政権について、アメリカに隷属しきってるとこが一番イヤだと言った。
私は、国会や行政のルールや手続きを無視してるとこが一番イヤだ。
それを無視する国は民主主義じゃない。
独裁者の国だからだ。
はっきりいって汚職とか癒着はどんな政権にもそれなりにあったと思ってる。
でも、裏でコソコソやってたはずだ。
曲がりなりにも、国会とか、公文書とかはマトモに運用してたはずだ。
たとえ建前でも、もうちょっと弱者の側についていたはずだ。
そして、そういう建前を守れない政治家は追放されていたはずだ。田中角栄のように。
今みたいに、
国会で首相や大臣が質問の答えになっていない答弁を連発したり
臨時国会の召集に応じなかったり、
強行採決を乱発したり、
明らかな汚職に対して証人喚問を拒んだりしてなかったはずだ。
3月の初め、財務省の公文書改ざんがわかったとき
私は、ついに、やっとこさ、この内閣も終わったと思った。
いくらなんでもこれは許されないだろうと。
建前すら守れなくなったら民主主義のていが崩れ落ちる。
その後、財務省も、厚労省も、口裏合わせや虚偽答弁やデータねつ造が次々に発覚した。
ないといっていた防衛省の日報が何千ページも出てきたけれど肝心の日にちの分は絶対出てこなかったり。
財務相の問題については首相をかばうための口裏合わせや文書改ざんであるのは明白。
それでも4か月経っても内閣は倒れない。
種子法は施行され
道徳は教科化され、憲法の三原則は教えないけど愛国心は教えるという。
高プロもカジノ法案もW杯のどさくさで可決するらしい。
トランプに会っては武器弾薬の類を買いまくり
首相の友人からのレイプを告発した伊藤詩織さんは日本を離れた。
今後、15万人の難病の助成金を対象外にしていくとかいう発表もあった。
そんな内閣の支持率はなんだかんだで最近持ち直し、秋の総裁選では安倍さんの3選が濃厚だという。
日本の民主主義はとっくに底が抜けてたんだなと思う。
それでもしつこく怒り続けるのは、結局この国でしか生きられないだろうと思ってるから。
そりゃ出ていくよねえ、優秀な研究者やなんかは、海外に。
「怒ってる人の言うことは誰も聞かない」
「ていねいな言葉で冷静に」
ってよく言われるけど、
それもよーくわかるんですけど、
そういう分別臭いトーンポリシングが世の中をどんどん悪くしてるとも思う。
政治のことなんかで怒ったり嘆いたりしても何の得にもならない。
自分の身の丈にあった、身の回りのことからコツコツと。
それだけで間に合えばいいけど、現実はもっとひどいような。
怒らないこと、触れないことは
ほんとは理性的な振る舞いなんかじゃなく
言い訳だよねって思ったりする。
私には関係ないから、かかわりたくないから、っていう言い訳。
でも最初に書いた通り、関わりたくなくても逃げられないのが政治ってものの影響なのだ。
いま必要なのは怒る鍛錬じゃないかって思ってる。