朔太朗的日常: 5歳になりました(その2)

幼稚園の友だちと3人で動物園に行ったとき、炎天下の中、かなり広大な園を小走りで移動しながらひとつひとつの園舎を飽きもせず見ては面白がっているのにも心身の成長を感じたが、移動の途中で良さげな木の実を見つけては集めたり、地を這うトカゲを間近で観察してツンツンしたりする姿もなんだかすごくいいなと思った。身の回りのものや生き物や現象の不思議をたくさん面白がるって、とても子どもらしい。

「頭を使う」のは子どもの成長のためにとても大事なことだとは思うが、やっぱり机に座って紙と鉛筆片手に・・・っていうよりは、体全体や手先指先を存分に使いながら、そこにアイデアや思考が生まれることのほうが、なんとなく自然な気がする、やっぱり。

だから幼稚園で泥遊び水遊びをたくさんやれるってすごくすばらしい、ありがたいことだな、と思うんだけど、おかげで毎日のおみやげがすごい1学期だった。外遊びの時間が終わって教室へ入るとき、全身脱いでシャワーを浴びて着替えるのだけど、そこで脱いだシャツ、ズボン、パンツまでが見事な泥んこ。

「エッ、これ、シャツ?/ズボン?/パンツ?」って感じの、泥がついてるっていうより、もはやそれ自体が、泥の塊としか見えないものが持ち帰られるのである。帰路で本人が「きがえばっぐ、おもい」と言う通り、たっぷりと泥水を吸い込んで重量感増してるし。ま、こんなチビっこの一人分くらい、なんてこたぁないんだけどね、毎夕、それを洗いながら、「なんかアタシ、“親”してるわー」と思ったことだった。いやー、これだけ遊べるって、ありがたいことです、ほんと。

いつぞやは、幼稚園が終わったあと、わらわらと近くで6,7人で集まって、いつのまにか「高いところにのぼって飛び降りる」遊びになっていたんだけど、見ていると自然にルールができあがっていくのが面白い。ちゃんと順番に並んでのぼっていき、“お立ち台”(?)に立って

「うんちぶりぶりソーセージ!」
「なんとかかんとかおちんちん!」

とか、とにかくひどい下ネタを大音声で叫んでからバーン!と飛び降りるのだ。こういうのって時代を超えて普遍的な子どもの姿なんだろうなーと思わされます。