『信長協奏曲』 第5話

ツイッターで、「スイーツ時代劇の正しい使い方がこれ」というような呟きを見かけたけど、まさにそれな!! 

尾張と近江小谷城とを簡単に行ったり来たりするような新幹線時代劇ぶりは、そもそも大河でもけっこう似たようなもんだったりするのだ。時代劇としてどうか?ってのにとどまらず、帰ってきた本物の信長(今は明智光秀)に誰も気づかないとか、普通に作劇として無理だわーって感じだけど、そもそも本物→サブローに変わったときも気づかなかったぐらいのボンクラ家中だから、まぁそれもありかなって思うのだw 

何より、キャラの一人一人がゆるがせになってないのがいい。歴史的イメージをふまえつつ、ちゃんと“このドラマの”キャラクターになってる。帰蝶、恒興、勝家、秀吉、半兵衛、市、長政。

砦を壊した信長(ま、あってもなくても同じ、って程度の砦でしたがw)に歩み寄り賛辞する高橋一生の、花嫁衣装のお市ちゃんに指輪を贈る高橋一生のかっこよさを見よ!! のちの悲劇性をうっすらと纏っているような長政ではないか!! こーゆーのを「役者を使いこなす」といいます(日曜8時に向かって言う)。

で、戦国でバージンロードを歩むお市ちゃんの愛くるしさな!! じーんときたもんね、なんか。山川捨松といい、失恋ショコラティエといい、今回といい、水原希子ちゃんの役に恵まれていること。飲み会といい、バージンロードのときといい、高嶋政宏の勝家が細かい芝居をしてましたな。『信長協奏曲』だから、どんなに続いても市の再婚までは描かれないはずなのだがw

しっかし、顔をすっぽり頭巾で覆った光秀さんが、なんだか、大谷・・・この世界では大谷刑部は登場できないなw あ、そういえば『のぼうの城』では山田孝之が大谷役でしたね。