『本当はずっとヤセたくて』 細川貂々
本当はずっとヤセたくて。自分のために、できること (幻冬舎文庫)
- 作者: 細川貂々
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/08/01
- メディア: 文庫
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私も、妊娠前に比べると、2-3キロ体重が増えてます。たかが2-3キロと思うんだけど、これがもう、なっかなか戻らない。「あと2キロ」までは減っても、そこでまた暴飲暴食のターンがやってきて、「あと3キロ」に逆戻り…ってのを繰り返す感じ。
てんてんさんは、10年ほどで15キロ太って、「40才までの一年間で50キロまで痩せる!」と目標を立て、見事達成。そのプロセスが、本書。リバウンドをしては意味がないから、「ハードな食事制限」「ハードな運動」などは、無し。ダイエット日記をつけて、食べたものや行った運動(できるときだけ)、心の動き、それと体重変動とを長いスパンでチェックして、少しずつ、少しずつ、減量していった。
それを人に言うと、「なんだかめんどくさそう」、「相当マメな人でないと無理ね」と言われる。けれども、私は、ダイエットを通して自分自身を知ることができた。自分の考え方のクセ、食べ物の好み、動き方・・・なんでも自分でコントロールしてるつもりだったけど、実は全然、できてなかった。ダイエット日記をつけることで、自分自身を知ることができて、自分を大事にできるようになった。今は、自分が大事だから運動するし、暴食はしない。
あとがきには、そんなことが書いてある。そういう結論が、すごく貂々さんらしくて、いいなと思ったし、すごく大事なことだと思う。
私も、これ以上の増量はならぬ!!(なるべく…弱気 笑)と思って、毎日、計量したり、暴飲暴食の翌日は気をつけたり(暴飲暴食をやめる発想は…?笑)してるし、ストレッチやヨガもどき、趣味のランニングも、細く長く続けていこうと思ってる。「いい年して自分にかまうなんて図々しい」「母親なら、まずは子どもや夫でしょ?」なんていう声がどこからか聞こえてきそうな気もするけど、多分、本当は逆で、自分を大事にできるからこそ、同じように、家族や、周囲のことも大事にできるんだと思う。「自分は大事」ってことを忘れたり、置き去りにした生活になっちゃうと、疲れて、愚痴っぽく、自分を卑下し、ひがみっぽくて、身近な弱者(子どもとか)をコントロールしたくなるような、そんなことにつながっちゃうような気がする。
「自分を大事にしよう。そして、家族や、周りに人々も大事にしよう。」 そういうふうに、妙にポジティブなのって、若いころは、正面切って言うの、恥ずかしいと思ってた。それが若さだと思うから、若いころはそれでいいと思う(逆に、イマドキのマイルドヤンキーなんかが正面切って「家族大事、地元大事」って謳うと、ちょっと、エ?って思うタイプ笑)。
でも、年をとってくると、やっぱり、背負うものとか、直面する問題ってシビアになるとこあって・・・・だからこそ、「自分を大事に」って思う。私には、このブログも、「自分を大事に」のためのツールです。