如月の九

●2月某日: 深夜のスノーボードハーフパイプ決勝で、平野・平岡両選手が銀・銅メダルを獲得! 15才と18才だ。すげー! 大本命、絶対王者ショーン・ホワイトは4位。女子ジャンプで優勝を期待されていた高梨選手の4位とともに、胸がふさがる思い。高梨選手は直後のインタビューで「ふだんと変わらずに挑んだつもりでしたが、どこかが違っていました」と答えた。それがオリンピックなんだろう、でも、胸には衝撃や落胆や・・・さまざまな感情が渦巻いているだろうに、すごく立派で、落ち着いた受け答えで、さすが世界のトップアスリートという感じがした。ひとつにはインタビュアー(NHKの工藤アナ)が良かったのだとネットでの評判。選手への敬意と労わりにあふれていた、と。そうであってほしい。選手にインタビューする人には、みんな。話は戻ってスノーボードって本当に面白い競技ですね。スロープスタイルもいいがハーフパイプもいい。いつもフィギュアを見てる者から見ると、実況アナ・解説のすばらしさにも感動した。ちゃんと競技の知識があって(たぶん)、情緒的にならず…。専門用語が飛び交って意味がわかんないんだけどなんか聞いてて楽しい。「キャブ」って何だったんだろう。「キャブで回す」。

さて、今日は育児サークルの役員仲間とランチ。子連れ推奨(?)カフェのパーティールームを借り切って親子4組。サクはキッズスペースで遊ぶのに夢中で1/3も食べず(プリンすら手をつけなかった)。しそうだからまーいっか。まるまる2時間遊んで(親は喋って)、店を出てからもオープンスペースでさらに遊び続ける3歳児たち。互いに名前を呼び合い、追いかけ合い、抱きしめ合い、「♪ハッピバースデートゥーユー」と誕生日パーティまで開いていた(該当者はいないのだがw)。夜は、カーリング女子が地元ロシアに勝利したり、ノルディック個人複合で渡部選手が銀メダルを獲ったり(そしてテレ東のスタジオにいた荻原弟が号泣・嗚咽したり)で私ら夫婦も忙しく盛り上がる。複合でメダルを獲るのは20年ぶり、その間は日本人選手に不利なルール改正等があって、そりゃもう大変な日々だったらしい。荻原弟の感無量っぷりに、2009世界選手権(ベルリン)で村上がやり投げで銅メダルを獲ったときの、解説の小山さんの様子を思い出したね。