じんせいの優先順位、なんちゃって

で、それとは別に、最近、数年前に中途採用で入社した女性社員さんと話してると、彼女は近々、結婚を控えているという。
直属の上司には報告済みだったけれど人事まで通ってはいなかったらしく、今回の異動では、彼女の仕事がけっこう増える事態になっている。

「でも、やっぱり自分の体がいちばん大事だから、無理そうだったら辞めるわ」
と、すっぱり言い切る彼女に、ある意味、感銘を覚えてしまったのだが、

「すぐにでも子ども欲しいし。
 うちの会社って、産休をとって復帰とかって例がないでしょう?
 だったら、早いうちに、それが可能な職場に転職したほうがいいのかな、とも思う。
 エミさんは、子どもの予定とか考えてる?」
と、それこそ野次馬根性ではなく、同じような状況にある当事者として真剣な表情で聞かれたので、

「やー、今はなりゆきにまかせてる、って感じです。子どもできたら、仕事どうする? ってのは、確かに考えたりするけど・・・」
と正直に答えながら、うーん、こんなになりゆきまかせでいいのかな? とか、改めて思ってもしまった。

彼女は、私より5歳ほど年上で、
「そうだよね、エミさんは、まだ若いもん、それも当然よね。」
と言われたけど、
そうはいっても私も30歳だし、同期の男の子ふたりには、共にふたりの子どもがいて、彼らは気安い同期だからこそ、セクハラも何もあったもんじゃなく、普通に
「早いうちに考えたほうがいいよー、子ども。体力要るし」
とか言われたりすることもある、このごろ。

まあ、子どもについては、昨日も書いたとおり、
「究極的には授かりものだから、過剰に望んだり頑張ったりしてもしょうがない。
 できるときはできる。できないときはできない。
 子どもができたらきっと溺愛して育児するけど、できなくても楽しくやってこう。」
という、これまた消極的合理性?で考えてはいるんだけど、子どものことは置いたとしても、
「体がいちばん大事。」
といった彼女の気持ちには、夫が入院したこともあってリアルに感じられるところもあった。

これまでのところ、おおむね健康で深刻な病気とも縁がなく、だからこそ、「若いんだから何でもできる。」的な向こう見ずな感じで、
『仕事も遊びも酒も、やろうと思えば全部できるさ! やらなきゃ損だし!』
ぐらいの勢いでやってこられたけど、いつまでもそうはいかないよね。

実際の、うちの会社の状況や、私と私の家族(夫はもちろん、互いの親なども含めて)が、いつもいつまでも元気はつらつってわけにもいかないだろうし、私、そんなにスーパーウーマンじゃないから、やっぱり全てに全力投球ってわけにはいかなくなる日が来る。

仕事をセーブする、とか、これまでリアルに考えたことはなかったけど、それってある意味、幸せなことで、
「全部をとれないとしたら、どう優先順位をつけるか?」
ってことは、差し迫った問題ではなくても、そろそろ、考えたり、家族と意見をすり合わせたりしてみることも大事なんだろうなー、と、思うこの頃である。
特に、子どものこともあるが、介護って、ある日突然やってくるって言うしね・・・。

しっかし、こんな長い日記、読んでられませんよねー。
あたしったら、仕事は長いピークに差し掛かってるし、今日も昼休みに病院に行ったり、それなりに忙しくしてるのに・・・。
とりあえずどうでもいいから、とにかく今夜、早く寝ろ。と、夫が見たら言うな。間違いなく。