如月の十三

●2月某日: 風邪ぐあいがひっじょーに悪い。私とサクは同じ内科に世話になっているのだが、前回、自身の風邪で病院に連れて行ったときに癇癪がひどかったので、「今日は、ママが具合が悪いから、ママが先生にみてもらうからね。今日は、ママだけだよ。サクちゃんは元気だからね」など言い含めると、納得したのか非常に良い子。診察室では得意げに私の傍らに付き添っていた。病院を出て駅に向かい、母を迎えて一緒に帰る。それだけでもう私はヘロヘロ。爆発する元気を母にぶつけてくれたのは助かったのだが、興奮しすぎて、母が帰ったあと、針穴ぐらいの小さなきっかけで30分以上号泣してくれたのには参った。なだめてもすかしても気分転換させようとしてもダメなので、気がすむまで泣かせようと決めてふとんに横になっていると、やがてサク、自分でティッシュを取って涙を拭き、しばらくそのティッシュでもぞもぞ手遊びしたあと、私の隣にもぐりこんできて眠った。夕方以降も喉と鼻は絶賛風邪モードで、微熱とは思えないほどの全身の倦怠感もある。夫も軽いウイルス性胃腸炎の予後なので、夜はうどんに。「この家の中の状態でうつらなかったら、サク、相当丈夫だな」と夫と言い合う。うーん、でもやっぱりこの子が真打ちだよねえ?(怖)

●2月某日: 朝起きると、喉のイガイガがかなり緩和されている。ありがてぇ〜! しかしすっかり痛めてしまっていて、声が夜明けのホステスさんみたい(想像っていうか偏見?)に掠れてる。ま、いいや、と公園に行って、大声にならない大声でサクを呼んだり、ママ友さんたちと話しこんだり。サクよりひとつ上の学年にあたる男の子のママさんが、「○▲幼稚園の未就園に行かせてたけど、やっぱり来春からは◆□に行かせます。○▲の“親もガンバロー!!”ムードがどうもダメだった…」と。綺麗で明るくエネルギッシュなイメージで、“親もガンバロー!!”系のママさんかと思っていたので、意外だった。やっぱり、どの親も、それぞれ逡巡や試行錯誤があるってことだよね。夜、夫とつらつらあれこれ話しこんで夜更かし。12時半ぐらいかと思ったら1時半を過ぎているのがわかり、夫が「話は尽きませんが、じゃあこの辺で…」と妙なまとめ方をする。

なんかネットで見たんですけどね、「みんなが身につけたい7つの良い習慣」(選出の経緯を書くのは割愛します)ってのがあって、それが、「運動・読書・デンタルフロス・12時までに寝る・朝食をとる・貯金・野菜や果物を食べる」だったんだけど、これ、私ぜんぶ普通にやってるかも(と書いてるその日の就寝時間が1時半でしたが)。なんかちょっとうれしー